札幌から100km海岸沿いの国道に数軒の集落がひっそりと建っています。 その千代志別集落沿いなんの変哲も無い小さな流れがあります。 かって陸の孤島と云われたこの地は昭和50年代に国道が開通した所です。 また、この地は陸の孤島と呼ばれた時代は一大宮大工の集落であったそうです。 この地の裏手にひっそり、鰊御殿風の大木造建築が遺っています。 ※今回写真を撮り忘れました。そのうち掲載する予定です。 この渓は日本海の河口より流程5.5km。主峰・1,198mの雄冬山を源流とする。 今回は、標高差300mで実釣行距離3kmです。 この渓は下流部の「ヤマベ」源流部の「大イワナ」場所として知られているが下流部に数基の砂防ダムが有り長い間渓魚の遡上を遮ってきた。 近年、魚道の設置が図られきた。このダム工事も今年が最後と見受けられる。 この渓はダム工事と名流ゆえに入渓者が多いらしいこと。又、源流は険岨で羆も出没と色々と挑戦の妨げが多い。しかし昨年秋に数年振りにこの渓の入ってみると素晴らしい渓相と第一投で美しい源流イワナに出会ったことで是非今年こそは二十年来の思いを果たす釣行です。
昨年はこのダム工事現場を迂回して入渓し直ぐの第一投で当たりがあったのだが、今回は当たり無し。 今回の釣行はこれより3km先の源流の大滝を目指す。 林道はこのダムまでで、行きも帰りも川通しとなる。 晩秋の渇水期で遡行には問題なし。
地形図を読むと源流の大滝までは1km弱。このままのペースで釣り上がれば下山は日暮れになる。 雄冬山には黒雲が掛って雨の心配もある。 ここからは竿畳んで取りあえず大滝を目指す事に衆議一決する。
急ぎ足で遡行40分、ようやく大三段の滝に到達。 古い釣り誌情報で地元の古老の話では、この大滝の上流にも大イワナがいるらしい。 ここを超えるには直登は出来ず右手より大高巻きとなる。 もう我々の体力では限界なり。
二段目の滝壺では小型イワナ一匹のみ。 一段目の滝壺で二匹の大型の魚影を確認。 一匹のみを釣りあげでキープする。
これより4km・2時間の下山開始。
林道に出てホットする間もなく心配してた雨に降られるも予定通り2時間で下山。 この渓はあと2年もすれば、ダム工事も終え魚道も本格的に機能することだろう。 2年後のベストシーズンにもう一度釣行したいものだ。
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