(1)2010年 渓秋の春待つ工房より

 渓秋工房のステンドガラス風扉。2009年晩秋製作(3人の孫からのイラストも取り込みました...一番小窓部です)


  2010年も渓秋の「北海道山釣り四季」にアクセスを有難うございます。今年もよろしくお願いします。


 年末年始は降雪も少なく穏やかに過ごすことができました。

 2月に入り連日の真冬日です。今朝は氷点下12℃と2年振り10℃以下を数日記録しました。渓秋の山釣りファンの皆さまにはいかがお過ごしでしょうか。トップページのE-mailより、近況をお知らせ下されば嬉しいです。


 渓秋は半年間の長い冬(釣り休止)を「おあれこれ」と思いを巡らして春を待ちわびる日々を過ごしています。




今年初の近況報告です。

報告その1

 昨年10月に念願の「ヤマセミ」探索に釣行した千歳紋別川の続報です。釣兄のTさんよりTV報道で千歳川河畔の「蕎麦屋」でヤマセミを店内から観察できるとの知らせ有り。

 一応500mmの望遠レンズをセットして、雪のちらつく年末の26日に小5孫娘を千歳空港へ見送りの帰りに娘を伴って行ってきました。

千歳川の河畔に立つ看板の無い???蕎麦屋さん。


店内カウンター席より河畔を望む。冬場は結氷でヤマセミは現れないとのこと。


 老夫婦の経営する変わり種のお奨めは「岩海苔そば」美味しいかどうか怪しいが.........「そば」より「うどん」向きかも。真ん中白いものは温玉です。


 店内は渓秋が「よだれ」するヤマセミクラフトを沢山展示販売も。

 店主に地形図を示しヤマセミウオッチ・スポットを尋ねると親切丁寧に教えをいただく。......感謝。店内にはお客の撮影したヤマセミ写真も展示あり。


 ちよっとビビル娘と河畔の雪に覆われた林道を進むことしばし。ヤマセミの観察小屋が、当然違法行為である。ここまでしていい写真が撮れても満足するのだろうか???。

 この場所は昨年秋に探索した「王子第四ダム下流の鮭鱒ふ化場」の少し下流部でした。......このロケーションで数時間はとても粘る気も無し。
 ちなみに、この一帯は「河川特別保護区域の禁漁」の看板あり。


 帰途、蕎麦屋さんの近くで昨年目にした民芸店に立ち寄る。店主に「ヤマセミ情報」と「木彫り材料」について色々と教えを乞う。
 客は誰もおらず、話好きの店主にすっかりつかまってしまった。記念に「ふくろうの木彫」を求めてツーショットをお願いする。
 店主曰く。木彫りは勿論、自然写真の大家でその道の知る人ぞ知る存在の人物とか。関連する報道誌や写真、木彫のご説明あり。


 店主ご自慢の一作、厳冬夜間の知床で撮影。自衛隊千歳空てい団の団旗に採用されているそうです。

 今回の探索で撮影スポットの確認ができた。
 春一番に再度挑戦だ。



報告その2


 毎年冬の工房は意外と忙しいのです。なにがって???
 勿論仕事では有りません。釣誌読書と下手な趣味の手造り品をあれこれで忙しいのです。

 年末年始に読んだ釣り誌。札幌発の「釣道楽」誌中に新刊書の案内「小説家の開高さん・渡辺裕一著」と有り、開高 健ファンの小生としては見過ごすことはできず早速取り寄せす。

 内容は渡辺氏の初の単行本でエッセイー集でした。
 小生にはとても面白かったです。この新刊書は巻末の解説によると「季刊誌・フライの雑誌」に掲載したエッセイーを加筆・処女作上梓したものありました。

 渓秋はいろいろ釣りスタイルを遣っているが「フライ釣り」余り遣ってません。英国の貴族が最下等な釣りとする餌釣りが主体です。従って釣り誌は数多く購読しいてるが「フライの雑誌」なるものは一度も目にしたことがありませんでした。
 こんなに素晴らしいエッセイーを掲載していのだからきっと面白いのではと「フライの雑誌社」に最新号を注文しました。



 一般に釣り誌は釣行風景のカラーグラビアで魅せるタイプがほとんどであるが「フライの雑誌」は活字を読ませるタイプ
 作者も多彩でとても面白い釣り誌だった。

 他に気になる「北海道行脚釣行記の連載」があり最初から読みたくてバックナンバー4冊を追加注文する。
 更に、渡辺氏の新エッセイーシリーズも始まるので今年の年間4冊分を購読予約としました。

 この間のやりとりの中で、堀内編集長から小生の読後感を渡辺氏に伝えていただいたとのことで、対応の良さに感謝。
 渡辺氏は近々2冊目の単行本を出版予定とかおおいに期待しているところです。



報告その3

 休釣期間は暇に任せて下手な手造り趣味をコツコツやってます。

 厚かましくその一端を報告させていただきます。お笑いあれ。


その1「ワイン・燻製」

 昨年は釣行の機会が少なく、山葡萄ワインとイワナ燻製を少々造るのみ。写真に記録するのを忘れるくらいで東京・帯広へお裾分けしてしまった。残り物の記録写真です。

ワインと千歳の民芸店の記念の「梟の木彫り」


 「開高 健記念館で求めたバンダナ」を敷いて燻製のタグのみ燻製魚体の記録写真無し。残念。


その2「ネックレス」

 昨年9月の道北方面の一泊ドライブの途中、留萌市で子供だまし程度の観光土産の「蝋石の勾玉」をデサイン・加工・着色して、懇意のプロ工房でワイャー留めに仕上げてもらったネックレス3点です。3人の彼女??に(妻と娘と従妹)にプレゼント。

ブルー系


ブラック系 レッド系


 これは付け足しです。昨年8月に道北・石北峠で求めたパワーストンのジャスパー3点を「プロ工房」にて銀製台にして加工。ループタイは小生に・ネクタイピンは息子に・ペンダントは嫁にプレゼントする。





その3「熊木彫り再生」

 北海道の家庭なら何処にでも有る古い熊の木彫り(40〜50年前)を再生.....特に熊が咥えてる鮭に「鰭と鰓」を取付けて魚体を修正......

 アクリル絵具で着色(昔のものは墨汁塗り)再生してみました。

3体製作の内の最大物 (幅35cm×高さ23cm)



その4「ブローチ」

 当初はキーホルダーかストラップをの根付を作ろうと昨年の春からいろいろ試行錯誤の結果。ブローチが一番との結論に到った。

 いろいろな素材とデサインのデフォルメを組み合わせてみました。

銘木と瑪瑙石台座の源流イワナ
渓秋工房のロゴマークのヤマセミ基本デサインは本間弘子プロです。
源流の珠玉...オショロコマ
渓流の女王....山女魚
渓秋デザインのヤマセミ
瑪瑙石台座のイワナ
小社の社章「メタル製」 
ペンダント・メタル製



報告その4

 3年振りに第30回札幌国際XCスキー大会に出場しました。

 一昨年は会場到着直前で追突事故に遭い。昨年は急激な体調不良に見舞われました。

 2年つづけてアクシデント見舞われましたが、今年は体調も完璧では有りませんが、ここは一番・挑戦あるのみです。


その1「前日の泥縄式練習」

 今年は日頃のノルデックウォーキング程度しか運動していないので不安になり前日の土曜日勤務を半日で切り上げて近くのモエレ沼公園で泥縄式で一時間ほど汗を流す。

モエレ沼公園の築山標高50m。左奥のガラスのピミットがノクチ・イサム記念館。



公園内の「からまつ林」を行く。「からまつは寂しかりけり......」と白秋が浮かぶ。




その2「スタート直前の大失態」

 例年通り10kmの予想タイムを3年前の10分おくれでエントリーするも、出だしから大チョンボ!!、スタート間近になって、記録用ICチップの装着をし忘れに気づく。超特急で引き返すも、無常にもスタートの号砲に間に合わず。3分遅れのスタートとなってしまった。

 あせっても最後尾からのスタート。10kmエントリーは622名。50km〜3kmまで参加総数は海外参加85名を含めて2,630名。


快晴無風。気温氷点下5℃。標高差150m。ゴールのサッポロドームを遠望する。


無事完走。予想タイムを10分短縮して満足な走りが出来た。


 予想以上のタイムで完走出来たので、4月初旬のニセコ連峰XC大会も数年振りにエントリーします。

 そして、今年の初釣行記も併せて報告したいと思っています。


 札幌国際XC大会帰宅後、ひと風呂浴びて冷たいビールで一息いています。孫娘からのバレンタイデーの手作りチョコは失敗したので「クッキー」のフレゼントになったものを食べながらの報告となりました。


 次回報告をお楽しみに!!





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