NHK-TVより、ヤマセミは千歳市の市鳥として扱われているとのこと。 千歳川には他の場所よりは、市民の身近なところで出会えるらしい。 地元のアイヌのご婦人の話によると、ヤマセミはアイヌ語で「ハチリカムイ」........「落ちる神」と呼ばれているそうだ。 その意味するところは、樹上から真っ逆さまに水中ダイブで餌となる渓流魚を捕える見事な様を現わす言葉であるとか。 納得す。
この情報を聞いて直進をすると、造林と工事の標識があり「工事関係者以外立ち入り禁止」とあり。ここで車を止めて取りあえず釣り具のみを背負って徒歩で進むも、一向に工事現場に出会えない。枝の林道も多くありダンプとのすれ違いもできそうだ。 そこで、引き返し叱られるのを覚悟で車で工事現場まで行ってみることに。 林道を半分位進むと造林現場があり。重機作業員に地形図を示して様子を聞くと、帯広市から一月前に来たばかりでよく解らない。これから上流はダンプとブルで工事中だから無理だろう。ゲイトは早朝には施錠してきたのに、誰が明けたのか「夕方には施錠するので早く帰ったほうがいいぞ」........ちなみに小生は帯広市の隣の幕別町の出身ですと.....丁寧に辞す。 ここで、車を止め取りあえず釣りをしてから、帰り掛けに「ヤマセミ」ポイントの下見ときめる。 身支度中に上流から車が来たので、止めて尋ねると造林会社の社員(社長さんかも)さんでした。いろいろ尋ねると
ゲイトの閉鎖時間が気か駈りで釣りを一旦止めて「ヤマセミ」ポイントへ
「ヤマセミ」について尋ねるも知らないとのこと、下流で釣り人は良く見る。 恵庭市へ抜ける林道より入林したとのこと。どこまでも真っ直ぐに下ること。 今日はダンプが出入りしているので出口に警備員がいること。途中枝道が多いので気を付けないと、迷子になると親切に説明してくれました。
送電線直下の管理道路を戻り、徒歩でエゾマツ林と藪こき300m 目指すポイントは30mほどの切り立った断崖で、ユウナイ川が確認出来ず引き返す。更に車でユウナイ川に架かる林道の橋を目指す。 橋より川の流れを確認するも、涸れ沢で一滴の水も無し。 完全に目星の付け間違いと判断し、今回はこれにて断念する。
一号橋より流れに降りると、川床は全て岩盤だった。釣り用語の滑床(なめどこ) 水深は30〜50cmで渓魚が溜まれる場所がまったく無い。 しばらく遡行すると、倒木下に1m以上水深があるポイントに到達する。
この渓筋は幾つかの造林現場が有ったが、支笏湖の国立公園の一部に有るのか、河畔林が豊富に保たれて渓流魚には棲みやすい渓であると思う。 帰途の恵庭市の林道出口の警備員に尋ねるとゲイトは何時も施錠中であるとか。ダンプの出入りの日のみ警備員付きで開錠しているとのこと。次回は営林署の事前情報が必要だ。 老警備員にヤマセミを訪ねるも知らないとのこと。意外と「ヤマセミ」って知られていない存在と認識させられる。
では、次回も乞うご期待あれ。 |