今回は久々に新渓の釣行報告です。
泊村のモヘル川の大川ノ滝を目指して、地形図を入念に下調べ万全の態勢で入り渓する。
ほどなく、林道は川をまたぐ渡渉点に到着。森林広場と案内板があり駐車場が整備されているも、人っ子一人も無し。 渓が二分された合流地点のようだ。渡渉点の右側の沢を見ると清冽な小さな優しい渓だ。水温も低いようだ。 これなら何とか魚に出会えそうだ。Tさんに全てリリースを合言葉に入渓する。
朝の渓ほどでないが期待はできそうも無い渓相なり。
だが、その渡渉点のすぐ上のポイントで30cm級のヤマベの魚影発見。 さんざん粘るもゲット出来ず。残念。と目を上流に向けると取水堤が。 林道はこの施設の管理道路らしくここが終点だ。
後で知ることになるのだが「あと数百メートルで二股分岐点 その左股沢が目指す大川ノ滝」だったのだ。 そして合流点の下流部では。 小型ながらイワナとヤマベが釣れた。混棲しているようだ。
小さな渓でのヤマベとイワナが棲み分ける条件は水温に有るのだろうか? 水温の差が2℃の違いで棲み分けるとは、自然の摂理を知った思いだ。
今回の西積丹の釣行はわずか数キロの国道の間に数か所の渓が流れ落ちる。 帰宅ごもう一度、情報誌と地図と地形図を見比べてみると、とんでもない間違いにきずいて愕然とする。 20年山釣りをしているが、釣行すべき渓を間違えてしまった。 二つの川の渓筋と林道と砂防ダムの配置などが非常に似通っていることが原因か。単なる軽率か。
一日中いぶかりつつ遡行していても気ずかなかったんだから 軽率なんだべナ。 もうひとつの疑問。ヤマベはどこから来たのか?。 後日、村役場の管理課に電話にして聞いてみると。 放流事業はしていない。この川には昔からヤマベが棲むとのこと。 魚道も無い。タ゜ム湖も無い。小河川にヤマベが生き残るはとは有るのだろか? 未だに信じがたい事実である。 この小さな渓では種の存続のために抱卵ヤマベの確率は他の渓に比べて非常に高いのてはないだろうか?と推測す。 次回この渓を訪れることが有ればヤマベも全てリリースしなくてはと反省す。
札幌も連日25℃を超えて、夏本番近い渓秋工房より。 |