第一のゲイトを呪いを使って無事通過。
林道の崩壊も修復されて難なく川岸まで車でたどり着く。 途中から徒歩か急な沢下りを覚悟して来たので拍子抜け。
魚止めの滝と云われる三段の滝を目指して釣行開始。
感慨にふけって写真を撮ったところで。
いきなりに背後より「今、子グマの鳴き声がしたよネ」と声がして飛び上がる。知らない間に釣り人が背後に立っているではないか。
地元の釣り師IZさん。子グマの鳴き声に間違いない。母クマも必ず居るので要注意だが、こちら3人居るのでそう簡単には襲ってこないはず。もし子グマが現れたらそれを守る母クマは凶暴で恐ろしい。 IZさんは、こんなウイークデーに入渓者はいないだろうと思ったが林道終点に車があったので驚いたとのこと。 本日は沢蕗を取ろうと思って来たとのこと。 大物以外は全てリリースを心掛けているそうだ。 我々が勧めても、決して先行しないマナーの出来た釣り人なり。
IZさんによるとこのE渓にはオショロコマが棲息しているとのこと。 渓秋は未だ見たこと無し。
渓秋もあと10年若かったらきっと挑戦したろうに。残念。 本格的山釣りの第一人者で数々の釣行本を出してる 「上野 稔」氏がかって暑寒別山系で出会った老人がこの三段の滝の上流で迷い遭難した話を紹介した釣り誌の中で、その老人がさ迷った途中で「大イワナがうようよいる沢を見た」との話を聞き、後日単独でこの滝上をくまなくさがしたが小イワナ一匹しか出会えなかった。 この逸話の紹介釣り誌 上野稔著「渓流巡礼三十三ケ所」 山と渓谷社刊 「渓流フィッシングNo9」 別冊山と渓谷社刊 との記憶を思い出した。これは本当にニ尺大イワナがいるのでないだろうか??と思う、ちなみに三段の滝上から源流までは流程約8.0km、高低差は500m 主な枝沢は5本、一泊二日の行程か? 果たして、大物の潜むポイントを探し当てられるか。
3年振りの暑寒別岳山系の釣行記録でした。 翌日、早速釣友Aさん三段の滝源流探検をと勧めてみたが50代前半の彼もとてもそんな元気は有りませんと即答でした。 山釣りファンの皆様また次回をご期待下さい。 |