(3)2008年 新十津川H渓の記録更新

 4月のニセコ連邦XCスキーは体調不良で3年連続で欠場。

 以降5月中旬まで仕事の連続で、温暖化の影響か例年より10日も春の訪れが早いのにヤキモキする日々。


 やっと仕事のキリを付けて春一番山菜取り渓、新十津川のH渓に釣行が出来た。


 このS渓は、平成6年に釣り誌の小さな投稿記事(場所は秘匿)よりやっと探し当てた小さな小さな岩魚渓だった。

 この初入渓で39cmの大イワナが釣れた時は、こんな小さな渓に大物が釣れてビックリしたものだ。

 以降、毎年春の山菜、秋のキノコ狩りを楽しみに、家族や知人や釣兄Tを伴って足げく通う渓だ。

 何時も午前中には釣り上がり、昼飯は本流の川原で、ミニキャンプを楽しむ。


 小さな渓なので、ほとんど尺物以外はリリースだ。

 今回はこの渓で14年振りの記録更新の報告です。


第722回釣行記録

 H渓の主峰・ピンネシリ岳、例年より残雪が少ない
 予想はしていたが、山菜は伸びほうだいで。食べ頃を探すのに一苦労。
 踏みわけ道には足跡がたくさん有るが山菜取りのものか。

 入渓草々から、25cm〜28cm程度のものが次々釣れる。 

 年々釣り跡が無いような気がする。もう忘れられた渓になりつつ有り。
 渓沿いは相変わらずの美しい野草の宝庫だ。
 Tさんと交互に釣り上がる。
 遡行すること2時間右二股を過ぎて、カツラの巨木で10年前に高校生の息子と記念写真を撮った場所だと感慨更ける。
(この写真の右下の小さなポイントに記録的な大物が潜んでいた)
 このすぐ上流の小滝は何時も大物が潜む好ポイントだ。
 そう思いつつ写真右下の小さなポイントに餌を入れるとすぐにずっしり重い手ごたえだ。


 暴れる獲物に竿を操っていると、Tさんが大物だ、タモ網を使わないとバレと叫んでいる。

 この渓の記録更新の40.5cmの大物
 至福・ご満悦・春風のごとく爽快。

(山菜用の大型ザックも軽しの気分なり)
 本日唯一のキープを決めてハラサキ。驚きの捕食物。
オタマジャクシとカジカが現れたり。
 更に山菜を探して遡行3時間で下山開始。途中で古い四合瓶多数散乱が。

 この渓の本流も小さい渓だがその名を[砂金の沢川]と呼ぶ。

 川原の玉石を積んだ遺構らしきものもあり。昔の砂金掘りか造林の飯場の名残りだろうか.......?
 本日の昼飯は採れたての行者ニンニクの卵とじなり。
 背後の向い岸の絶壁によじ登り、山菜の女王のウルイを採取。

 生のままで、マヨネーズを付けて 嗚呼ウマい。
 今回も釣兄Tさんのサポートのお陰で大物記録更新が出来た。

 祝福の乾杯をしてくれました。


 以上2ケ月振りの釣行報告でした。


 次回も道北方面の渓を目指す予定です。

 ご期待下さい。