(7)2007年 嬉しい番外編

 先月心ならずも例年より早めの納竿宣言をしたが毎日続く長雨とその後はいよいよ本格的冬に向かって毎日雪マークの予報、その狭間にたった一日だけの小春日和がはさまる絶好の機会が来た。

 釣兄Tさんも、二つ返事で地下鉄で駆けつけて来た。

 2007年の番外編をどうどお楽しみください。


720釣行目

初冬の積丹S渓谷を行く


 前回釣行時に支流の熊戻りの沢に通ずる林道が崖崩れで少し怖かった。あれから一ケ月昨日までの長雨で多分通行は危険だろうと予想はしていたが、案の定集落の外れには林道通行止めとの村役場の告知板が設置されていた。


 渓の水量と濁りを考えて、下から釣り上がるか、林道を歩いて熊戻りの沢から上流を攻めるか、二面作戦で最下流に架かる「岩魚橋」に到達。


 予想に反して、渓水は澄み、水量も安定している。
 もちろん週末の入渓跡もないようだ。

 本日は下流から源流の「魚止め大滝」までの完全遡行に決める。

2008年 の幕明けです。
 入渓の起点「いわなばし」何故か上流の熊戻りの沢には「やまべばし」が架かる
 入渓直後にTさんに強い当たりだ
 いきなりの40cmの大物にニンマリ
 その直後に渓秋にも45cmの大物が
 大物はこんなに巨大で力強い「尾びれ」です。

 これまたニンマリの渓秋です。

 これはなんだか分かりますか?

 本日は40cm級の大物揃いで尺物用の「魚篭」では入らないのでビ−ル袋にいれて、ザックで担いで遡行。あまりの重さに中間地点で水中に一時保管しているところです。(夏場に鮮度を保つためによく使う手法です)


 中間地点の熊戻の沢出会い、つかの間の昼食を取る

 目線は水中保管のビニ−ル袋か....ここまで遡行3時間
 ふとかたわらを見ると「蕗のとう」がこれも温暖化の影響か

 正月料理に少し摘んでおこう
 上流域でも42cmがきた
 更に源流帯を攻め登る
 上流域で又も41cmがきた
 魚止め大滝の手前の滝壺は本日も大物不在なり

 夏場はこの滝壺をへつって上の「魚止め大滝」へと登るのだが、初冬の岩場は滑ってとても危険なり。断念する。

 ここまで遡行4.5時間
 中間地点の熊戻りの沢にて水中の魚を取りだして、本日の釣果なり

 40cm級が7匹と大漁する。沢を伝って林道より下山す。
 本日の無事帰還と思わぬ大漁に夕暮れの「いわなばし」を背に乾杯

 入渓よりちょうど6時間の釣行でした。
 獲物は薫製用に下処理して冷凍に、内蔵は「山釣り会」の新年会用料理として保存する。
 更に本日の拾い物。国道沿いの魚屋で小粒なれど天然アワビの取れたてを10個で2800円のお買い得。

 こんなに安くていいのかな。規格外品か密漁品か

 今夜は番外編の釣りを思いつつ、アワビで愛妻と晩酌で一日の疲れを取ろうかな。


今年の釣行報告の最後です。


まだ、気が早いですが来年もアクセスを宜しく。

掲示版に何かコメントをいいだければ大変嬉しいです。

追伸:渓秋の「山葡萄ワイン造り」あと一章で完結です。

引き続きアクセスをお願いします。

 今期初の吹雪舞う渓秋工房より




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