(5)2007年 盛夏・少雨の西積丹で大釣する
異常気象のせいか、北海道は異常少雨情報の発令が2ヶ月も続いた。一転、8月に入り雨が続き蒸し暑日が一週間にもなる。渓の魚達も息を吹き返しているころかな?
札幌から100km、海水浴テントのまばらな北積丹のH渓を狙うも先行者有りで断念。急遽、西積丹S渓へ20kmの迂回となる。
雨後の短い流程のS渓の魚止め大滝を目指す。
第719釣行
林道より支流の熊戻りの沢伝いに入渓、雨後の澄水も少ない。
早速、連滝前の平瀬で釣兄Tさんに強い当たり。
帰途。左手の切り立った岩壁を抜けた所で、沈み岩に滑って転倒。左足の弁慶の泣き処を強打。打撲と裂傷を負う。
驚きの良型ヤマベで笑顔かこぼれる釣兄。
堂々の27.5cmの幅広良型ヤマベ。本日この型が4匹も釣れた。
いよいよ連滝帯となり大物の期待がふくらむ。
小型のリリ−スを繰り返すうちに、足元から遁走のイワナを仕留める 32.5cm。
こんな滝壺をヘツリ大物を求めて遡行は続く。
更に、連滝をヘツリついに本日の大物イワナ 39.5cmを仕留めた渓秋の雄姿。
平成5年以来の魚止めの大滝。今回はヘツリの足場が滑らずに15年振りの到達。
しかし、滝壺は一匹の魚影も無し。
この大滝の上流にも居着きの大物イワナの期待はあるが、釣兄の羆の巣に入覚悟でないと、と脅され登坂を断念する。
もう若い者でないことを実感させられました。
本日の釣果、尺上イワナと9寸ヤマベ。
本日の夕餉はヤマベの白子とイワナ内臓の味噌汁。 とイワナの筋子醤油漬けで極まり。
帰途の熊戻りの沢にて、自然の芸術品を発見す。まるで誰かが色分けしたみたい。
帰途の下山をあせった訳ではないが、久々にケガを負う。
午後からもうひと渓を狙うつもりだったが断念する。
更に、もう若い者でないことを実感させられた釣行でした。
お盆休みはゆっくりとケガを治して、初秋の渓巡りを報告します。
次回も乞うご期待。
疼く左足のを抱えて渓秋の工房より、暑中御見舞い申しあげます。
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