(2)2005年 渓秋の初夏の渓々を釣る


1.残雪の南暑寒別岳E渓に遊ぶ

 6月としては連日の異常気温30℃超、未だ雪代水の納まらない

 渓筋が荒々しく流れ下る。南暑寒別岳を遠望する渓谷の入口
 陽が昇るにつれて雪代増水、渡渉が危険となり遡行4時間で断念

 中流の大岩帯の大場所も今回は魚影なし、水温8℃で喰いが渋い
 至る処からの沢筋は雪代が爽やかな滝となって流れ落ちる

 本日の釣果は尺物級がやっと3匹、でも渓の恵みに感謝の一日
 尺イワナの腹割きに取り組むTさん
 途中断念の急峻の沢筋を蕗とウドを担ぎ登るTさん、塩蔵して一年中渓の恵みを楽しむとか
 早朝、我々のポントを通過して上流へ挑んだ若者、途中の林道崩落で2時間の歩行の末の釣行も釣果なしとか、背中が淋しい下山かな



2.初夏の日高連峰を釣り歩き

十勝清水の渓々より

渓谷の妖精と遊ぶ。その1

 札幌と帯広を結ぶ日勝峠の熊見山を水源とする小さな隠れ渓P-2沢にて
 北の渓の妖精・オショロコマの見事なプロポ−ションをご覧あれ
 今回は何故かオショロコマに勝る妖精の同行なり

北の山釣りをたっぷり堪能してもらった



渓谷の妖精と遊ぶ。その2

285新渓

 霊峰・剣山から流れ落ちる小さな渓に架かる朽ち果てた橋で林道は行き止まる。ここはもうオショロコマのみが棲める別天地だ。
 小さな渓にふさわしい可憐な魚体である。苔の絨毯にそっと置いて愛でる。
 小さな小さなG渓の源流にて。



渓谷の妖精と遊ぶ。その3

 秀峰・芽室岳を水源とするこの渓は水量も多く荒々しい流れだ。

 下流の数基の大砂防ダムその荒々しさを物語っているようだ。
 この流れにふさわしい猛々しくも、優美な渓の女王・28cm

 頂きの雪渓よりの清冽な流れは水温11℃
 もう観念したのか静かに優美な姿を横たえる。

 大型のオショロコマの魚影の濃いM渓にて。

 日高連峰の渓々はオショロコマの群れ棲む別天地だった。