野球肩、野球肘は大敵です。子供のヤル気が台無しに!

コンテンツメニュー

突然死

熱中症

野球肩、野球肘

野球肩、野球肘のケア

 

サイトマップ

野球肩、野球肘について考える

野球肩、野球肘の原因について考える。投げすぎ(オーバーユース)とは・・・

少年野球に限らず、野球の投球で痛みが発生することは、実際のところ数多くあります。特にポジションが投手の場合が多く、原因は、様々な要因が重なって発生すると考えています。

特に注意するべきは「投げすぎ」との関係があります。大リーグでは、投手の肩、肘は消耗品とまで言われています。大リーグの考え方は一生のうちに全力投球で投げられる数が決まっているのであまり多く投げさせたくないという考え方です。

私の場合も、投げ込みは球数よりも丁寧に一球ずつ投げ込んでイメージや感覚を確かめるほうが良いと考えています。実際の投球は大切ですが、ただ意味なく球数だけを目標に投げ込んでいては無駄な投球も多く身につかないことになってしまうと思います。

日本の場合、数多く投げさせることで投球フォームを固めるというイメージが先行しますが、プロ野球のキャンプで「200球の投げ込み」という記事を目にしますが、医学的見地からも過度の投球数であると医者は言います。大人の場合、成長が止まっており体力や筋力など日常的に鍛錬を積んでいるプロ野球の選手であるから可能であり、たとえプロ野球選手であっても、医者の立場では良いことはいいません。むしろ異常な光景に写ると聞きます。

少年野球であればなおさらです。過度の投球は肩、肘に相当な負担となっています。指導者や保護者の意見では「投球フォームがおかしいから故障する」と言って、選手の個々の問題であるかのように振舞う人も多くいます。「投球フォームの問題です」なんて言われるが、本当にそうなのでしょうか?勿論、負担の少ない投球フォームは存在しますが、その障害の要因は様々な条件が重なったりして発生することを頭に入れておかなくてはいけないと考えます。指導者が「腕をおもいっきり振れ」や「前で放せ」と強調しすぎることで、全体のバランスが崩れ投手本人の体格や筋力などにマッチしない投げ方となっている例も多くあると思います。

チーム事情によって、連投を余儀なくするケースもあります。2番手投手では大事な公式戦である大一番を任せるには不安な場合、どうしてもエース級が連投するケースが発生します。こうした要因も、最近の事情であると思います。特に最近は公式戦が増え小学生でも相当数の試合をこなさなくてはいけません。強豪チームでは毎週試合が続くなんて当たり前のようです。医学の専門家では甲子園での野球大会も異常であるように見えるといいます。

実は、プロ野球や社会人、大学野球をやれる人は故障に強い選手であった、なんて話もあります。高校野球選手の半数は故障をひた隠し、日々治療院へ通いつづけ、公式戦試合の出場を目指しているのが現状です。「故障のことは監督やコーチには内緒にしてくれ」という話はよく聞きます。高校野球によるスポーツ障害の発生頻度は74%(明治鍼灸大学整形外科教室調査結果)というデータも発表されています。技術の習得とスポーツ障害はギリギリのところで成り立っているのかも知れません。

体のケアを怠ったことによる原因もあります。一流選手は体のケアも一流です。

選手には固体差があり、体のケアは選手個々に異なります。また、少年期には成長度合いの差が大きく骨の成長に筋肉や腱の成長が伴わず、思った以上に負担となることがあります。

多くの場合、練習や試合後のケア不足により、野球肩や野球肘に悩まされることもあるという。

以前はリトルリーグ肩、リトルリーグ肘と言われ硬式ボールを扱う子供に多く発生したことから、こうした呼び名となったと思われるが、今では軟式学童や中学軟式野球でも多く発生しています。

我が息子も故障が多く中でも野球肘には泣かされました。力投派に属する投手で、球速で押すタイプですが、なまじか筋力があり成長期には腱が引っ張られて損傷をしていました。息子の場合は野球肘で関節稼動域制限により肘がまっすぐに伸びない状態です。

息子の場合は、内側型野球肘でレントゲンでみたところ骨端線が開いていました。ウオーミングアップ不足で投球練習をさせていました。学校へ行く前にネットに向かって投げ込みを行っていました。小学校4年〜5年に掛けてです。本人はチームで一番のストレートを目指していましたので無理をしていましたし、痛いという感覚がつかめなかったと思います。指導者としてウオーミングアップや障害についての知識が不足していましたたし、スポーツ障害の勉強もあまりしていませんでした。

中学生になっても肘が完全に伸びません。稼動域制限がかかっています。中学1年で硬式ボールに変わってしばらくした時、思い切って半年ほどスローイングなしの練習メニューをさせました。

そのとき以来、普段からストレッチとインナーマッスル強化(ダンベル、チューブ併用)をするようにしています。曜日やチーム全体の練習内容によっては休息日を入れたりしています。過剰トレーニングになると逆効果になることを敬遠しているからです。

肩や肘は痛くなくとも普段から鍛えておく必要があります。子供の成長にもよりますが、4年生後半から5年生ぐらいで、スキャモンの成長曲線に合わせた指導タイムミングとこれ以上故障してほしくない。とういう気持ちからです。

実態として、硬式野球を中学で始めると、ほとんど子供はは故障者、または故障経験があるとうことになっています。部員が3学年で40〜50人以上の高校硬式野球部も故障者だらけです。生徒本人が「監督には内緒にしてください。」という話を担任の先生が処理できずに困っている話を聞きます。

■原因
関節ではなくパワー・柔軟性・バランスを欠いた筋肉の問題。ウオーミングアップ不足、投球過多、クーリングダウン不足、トレーニングの間違い、痛みを我慢してのプレー、指導者・保護者の問題
■肩の障害
インピンジメント症候群、リトルリーグ肩、上腕二頭筋腱損傷、ルーズショルダー

■肘の障害
内側(引っ張れる)、外側(上腕骨ととう骨頭の圧迫)、後ろ側(肘頭と肘頭かのぶつかる)、上腕骨内側上かはく離骨折、内側側副靭帯損傷、骨端線離開、離断性骨軟膏炎、関節遊離体、上腕三頭筋腱炎
■治療
損傷部位の絶対安静、アイシング、低周波・超音波、アジャストメント、テーピング(固定と筋肉サポート)
原因部位のストレッチ、軽いトレーニング

医者からは投球中止とインナーマッスルを鍛えるように指導を受けリハビリに随分と時間を費やし、試合からは遠のく日々が続きました。本人も相当に参ってイライラが募り、悔しくて涙を流しながら、その責任を指導者である私のせいにしました。確かに私のせいであったことは否定できません。もう少し体のケアについて気を配ってあげればよかったと反省しています。

このページのトップへ