シゲチャン日誌・2010年2月

2010年2月2日

 朝、目が覚めたら氷点下の20度。ココ(カミさん)が起きた時は、氷点下25度だったと喜んでいる。よく分からない性格だ。小鳥たちに餌をあげようと、居間のドアーを開けたとたん、外の冷気が勢いよく入り込み、暖かい室内との温度差で水蒸気が発生し、湯煙りのようになって居間に立ち込める。パジャマ姿のボクは、このあまりの寒さに小鳥の餌もほどほどにドアーを閉める。おー、寒い。
 「ジ・ジィ・ジィーッ!」と雀よりひと回り小さなハシブトが鳴く。寒いのに元気なものである。しかし、本物のダウンジャケットを身に羽織っているのだから寒くはないのだろう。
 毎朝、小鳥たちがやってきて、ボクたちの目を楽しませてくれるが、彼らは我々を喜ばすために遊びにきてくれているわけではない。餌を食えるか?どうかという死活問題に関わっているのである。この一番厳しい時季を乗り切る者が春を知る。



クルミを使った作品
ランドで採集したクルミを古板に埋め込んだ作品。ランドの展示場所に困り、結局は我が家の居間に納まっている。



2010年2月8日

 その後のネズミ報告。前々からこの日誌で我が家にトガリネズミが出没していると書いてきた。ネズミ捕り器を使い、ついに成功す。7度目の正直である。
 が・・・捕まえてみれば、トガリネズミではなかった。残念ながらハツカネズミであった。作業場を走り回っていた時、地ネズミより鼻面が尖って見えたので、てっきりトガリネズミと早トチリしてしまったのである。うっかり八兵衛でした。
 もっと残念だったのは、発見した時にはすでに死に絶えていたのである。ネズミ捕り器の戸が閉まるバタン!という大きな音に心臓マヒを起こし、それに伴うショック死なのか?それとも、このところ氷点下の30度近くも冷え込む日が続いたので、凍死が原因なのかは不明である。合掌。


2010年2月19日

 テレビ・ラジオなどでは、バンクーバー冬のオリンピックでお祭り騒ぎ。これに付き合う時間がボクにはない。曇りの今日は、久し振りに小雪が舞っている。上空には、にじんだ太陽が浮かんでいて空は明るく雪の降るのさえ気づかない。が、山陰の暗いあたりを見ると、風が変わるごとに右へ左へと虫が舞うがごとくハラハラと雪が舞っている。耳鳴りがするほど静かな昼下がりである。さて・・・作りかけの椅子の続きをしよう。


ひょうたんスマイル
ヒョウタン親父をググ〜ッと大接写。
作った本人さえこのスマイルを見ると脱力する。
こんな旗が空にはためく図を想像すると、ちょっと楽しい。



2010年2月28日
 パイプタバコを始めた。世の中はタバコに対して、かつて中世ヨーロッパにおける魔女狩りにも似たタバコ狩りに必死で、喫煙者にとっては、実に肩身が狭い。目の仇にされているのは、紙巻きタバコ。いわゆるシガレットである。国もタバコの値上げに意欲を燃やしておる。パイプタバコは香りも良く、シガレットに比べても価格は1/3と安い。そして、ウマイ。シガレットを吸っている時、サバ(飼いネコ)は煙たがって逃げ去ったが、パイプタバコだと、匂いに誘われて近寄ってきては、そばでゴロリと横になって寝ておる。そうー動物が好きなモノに悪いモノはない。かような動物実験においても「苦しゅうない。許すぞー」とサバよりお墨付きを頂いた次第である。
 まぁーボクの喫煙によって、他人まで迷惑をかける気はさらさらないが、国中がヒステリックに反応することが怖い。世相が不安定になると、日本人は過去の歴史を振り返るまでもなく、集団的ヒステリーに走る傾向がある。こっちの方が、タバコよりヤバイ。


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