シゲチャン日誌・2009年8月

2009年8月3日

 6月の末から一カ月以上の雨続きで、晴れたのはたったの3日ほど。畑のジャガイモや玉ネギが根腐れしていると聞くが、人間だってこのままじゃ根腐れする。
 とにかく雨はヤダ。特にランド開館日だったら、もっとヤダ。朝っぱらからジメジメと重苦しい空気が部屋中に充満し、出 かける時間を気にしながらの朝食は持つ箸さえ重く、食欲さえも失せる。9年前にランドをオープンしたころは、朝から雨と知れば「悪天候につき本日は臨時休業いたします」と看板を出しに行き、しっかりズル休みをしていたものだ。あ〜ぁ、あのころが懐かしい。
 最近は、さすがにこんな横着なことは出来ない。と、いうのも、荒れ狂う台風の中であろうが、雪が降ろうが、槍が降ろうが、はるばる遠方よりこの片田舎のランド目指してくる猛者たちがいるのだ。来る人は、何が何でも来るのだ。それを知らずして、過去に幾度となくこれらの人々を裏切ってきたのである。我とて人の子、そうそうズルは許されない。



軍用のジャケットに付いていた使用不明のパーツが顔に見え、チョコチョコッと細工し、我が家の台所の壁に飾っている。



2009年8月10日

 この前の雨続きが一転、今度は5日間連続の晴れだ。ジリジリと暑い。どうも最近の天候の変化は極端だ。
 こんな暑い最中、ランドには珍しく紺のスーツにネクタイ姿のセールスマンが汗をふきふきやって来た。話を聞けば、これから発行予定のレジャーガイドにシゲチャンランドを載せてみないかとの勧誘である。何でもパンフレットの紙面に迷路図の ような四角いコードがあり、そのコードには様々な情報が詰まっており、携帯電話に感知させるとそれらの情報が画面上で検索できるというご自慢の「携帯サイト連動広告」だそうな。
 「ダンナさん、今はこういう時代ですよ」と熱心に説くが、こちとら時代なんぞどおーでも良い。話が長びきそうなので「ウチはカミさんと二人でやってるし、あまり人が来たって疲れるんだよ」と言った途端、メタボ気味な彼の身体が左右に揺れ出す。「め・め・めまいが・・・」と、今にもヒザから崩れ落ちそうで ある。さぞ期待はずれの返答だったのか?それとも本当の立ちくらみであったのかは知るよしもないが、やがて気を取り直し 、よく分からんパンフレットを置いて帰っていった。ご苦労なこってス。


2009年8月20日

 最近ランドに来てくれたお客さんが一言「これ、みんなシゲチャンが作ったんですか?器用なんですね」確かに、ボクは器用な方ではないかと思う。


雨傘の天日干し
今年の夏は雨続き、しっかり傘を持参して来るお客さんもいたが、いざ!という時のため貸し出し用の傘を用意している、晴れ間を狙って天日干しの図。



2009年8月29日
 山奥の相生から、暑い日の北見市内に行くと数倍暑く感じる。いや熱い。アスファルトの地熱で靴底が熱くなるのだ。足が熱いと身体もグニャグニャと茹でダコ状態となり、ついでに脳の働きも怪しくなってくる。
 で、履く物を色々と試してきた。見た目に涼しげなサンダルも合成樹脂系のものは意外や地熱を吸収し、保温効果が高い。そこそこなのが、ズックのスニーカー。でも、まだ熱い。
 そこで気付いたのは日本の下駄。これが一番。だが、問題があった。車の運転には不向きだ。店に入って歩き回れば、ガタゴトと騒々しい。よって外を歩く時だけに限られるのである。ウ?ン?!こんなことに頭を悩ませているボクは特異体質なのか。


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