シゲチャン日誌・2008年2月

2008年2月3日

 今のところ―と、前置きが必要だけれども、今年の冬は雪が少ない。降らない。何とも薄気味悪いほどである。会う人、会う人ごとに「変だねぇ〜、この後にドッカーンと来るんでないかい?」と口をそろえて言う。快晴の日が続き、最低気温も連日マイナスの20度。やたら冷え込んでいる。しかし、雪が降るより、寒い方がまだましである。例年であれば、1週間に2日は雪かきに追われるのだから、忙しいったらありゃあしないのだ。
 人の気持ちというものは面白いもので、良い事が続き過ぎると、その後に必ず悪い事があるのではないか?という不安が頭をよぎるものである。スポーツや勝負事でも、連戦連勝と勝ちが続くと、プレッシャーに押し潰されて、何とも息苦しくなってくる。それが、コロッと負けると、妙にホッとし重圧からは解放される。光当たるところ、必ず影が出来るように、ある程度のバランスが必要のようである。しかしながら、雪とテントウ虫だけは、少ない方が良い。



2008年の新作
足長グモが進化し巨大化したかのような作品を、この冬に2体作った。撮影中、大雪原に月が昇り地球上とは思えぬほど幻想的であった。



2008年2月11日

 きつい夢であった。それは、こともあろうに、還暦も過ぎたこのボクが、なんとプロ野球の読売ジャイアンツにスカウトされ、入団する羽目になってしまったのである。中学・高校と野球を続けていたけれど、まぁー下手くそでした。プロを目指す器ではないと自覚しておりました。夢は続く。今年入団した選手達に真新しいユニフォームが手渡され「すぐ着替え、グラウンドに整列!」とコーチから号令がかかる。が、靴下は履けない、アンダーシャツは裏返しに着るわで、もたつく。急いで、グラウンドに整列すれば「今日、集まってもらったルーキーの中から、空席となっている外野手を選ぶことになっている。全員がんばるように!」と、コーチからの訓示あり。全く、冗談じゃあない。鳴り物入りで入団して来た若いルーキー達と、このオジさんがレギュラー争いをするなんぞ、無茶苦茶な話ではないか。
 グラウンドで春季練習を行っている一軍のピッチャーの投球練習に目をやれば、そのボールの速いのなんの・・・ボクには、速すぎて見えないのだ。おまけに変化球のシュートはあるわ、フォークは投げるわで、もし打席に立ったとて、バットがボールをかすることさえ至難の業であろう。はっきり言って、ボクのレベルとは桁違いであり、プロとしてやって行く自信がない。「あ〜、困ったなぁ〜」何ゆえに、こんなボクをジャイアンツがスカウトしたのであろうか???「う・うっ・う〜っ!」とフトンの中でもがき「き・きっいなぁ〜」と大声を張りあげた自分の声に驚き、目が覚めた。
 まさか、これが正夢となることはありえない話であるが、プロ野球から誘いを受けるとは夢にも思わなかった。



極楽音楽隊

極楽音楽隊のメンバーでチューバを担当。身体が大きくて、やや肥満気味なので動きはスロー。何するにも、ついつい目立ってしまう奴で、このタイプは学年に一人はいたよなあー。



2008年2月28日

 ありがたいことに、相変わらず雪が降らない。国道や街中の沿道から根雪が溶け出して泥水が道路に流れ出す。車で外出すれば、車体はアフリカの自動車ラリーにでも出場したかのごとく泥まみれとなる。
 洗車すれば良いのであるが、今まで洗車した翌日は必ず雨か雪が降るという苦い前例・ジンクスがある。しかしながら、車体に触れることさえためらうほどの汚さに・・・昨日、意を決して洗車する。が、今日は朝から「やっぱー雪が・・・」ジンクスは生きておった。


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