シゲチャン日誌・2008年8月

2008年8月2日

 ランドにある海の家みたいなワークハウスの椅子に座ると、目の前に国道が見える。行き交う車の流れを見ていると、今までは観光バスや輸送トラックが多かったのだが、最近は荷台が巨大なカマボコ型のタンクローリー車が目立って多い。石油を運ぶトラックだ。釧路の港に石油の貯蔵庫があるのかどうかは知らないが、おそらく給油のため釧路と北見間を往復し大忙しのようなのである。
 このところの石油の値上がりが天井知らずで、石油会社間の価格競争は激しさを増すばかりだ。小さなガソリンスタンドは、この競争についていけず閉店するところも続出している。
 生き残りをかけて各石油会社は大変だ、大変だと世間的には言ってはいるが、これほど石油を積んだトラックが走り回っているというのは、どういうわけだ。それに、この値上げのピーク時に、誰が買っているのだろうか。まさか、空のトラックを走らせ景気づけのデモンストレーション?というのも、あり得ん話しであろう。
 金儲けにうといボクには、このカラクリが分からない。とかく「この世は、上げるだの、下げるだのー。やれ、右だ。左だ」と忙しいこってす。



フットハウス
今まで、特大のヒョウタンオヤジを展示していた場所に、このフットハウスの7つの建物が収まった。
オヤジは体力的なこともあり、強い日差しを避けて日陰へと移動。



2008年8月9日

 最近どういうわけか、ランドに来てくれる若者たちから励ましの声をかけられる。
 それは、特に本州や道内でも札幌などの遠方から来てくれた若者で「やっぱり、思い切って来て良かったです。これからも頑張ってランドと作品を作り続けて下さい」と、口々にこう言い残して帰っていく。今年、このような励ましの声がやたら多いのだ。
 話を聞けば、彼らはすでにアートの道を進んでいたり、自分の進むべき道を模索している熱き若者ばかりである。まあーいつの時代であろうと、自分の好きなことだけやって生きていくというのは誰にでも出来ることではない。彼らからすれば、いい年をしたオヤジが何やら好き勝手に楽しそうにやっているのを見て「よし、オレも頑張らなきゃ」と自分自身を奮い立たせているのであろう。
 このことをココ(カミさん)に話せば「それって、シゲが凄い年寄りに見えたんじゃあないの?」と笑いながら言う。てぇー、ことは、「年も年なんだから、くれぐれも身体に無理せずやって下さいね」と、単に年寄りへのいたわりからの言葉だったのか?ア・ーラララー。
 そういえば数年前、さるスーパーで、幼児から「おじぃーちゃん!」と声をかけられて、ガク然としたことがある。そのうち、バスか電車に乗ったおり、若いのからサッと席を譲られるという日も・・・そう遠くない話なのかもしれん。


カラスの親子

ペンギン?いえいえカラスの親子が、何やら立ち話をしているという図です。



2008年8月23日

 「さぶいっすねえー」連日のように低温注意報が出て、今朝は8度で日中でも15度。まだ8月ですよ。前日は稚内のどこかで1度っつぅ〜んだから凍るよ。クルミの木の先端の葉っぱは黄色く、桜の葉っぱも赤く色づき、次々と落葉しだす。アオダイショウも、土の中が底冷えするのか、枯れ草の上で丸まっておる。
 サバ(飼いネコ)なんぞ、人が座ったり横になったりすると、人を座ブトンかフトン代わりにヒザや背中に乗ってきて離れない。こりゃぁーたまらんと、例年より早めにサバの大好きなフリースを丸めたベッドを出してやると、やっとひと心地ついたのか、丸くなって寝っぱなしという始末。この分でいくと、秋はどうなる。


LAND TOP