シゲチャン日誌・2008年4月

2008年4月1日

 今日、エープリル・フールの悪い冗談か、恐れていた大雪がドッカーン!と来る。朝は積雪も10センチばかりだったので、家と隣接する作業場にワークブーツで行く。昼食のために家に戻り、再び作業場に行こうと外に出ると30センチほどまで積もっていたのでゴム長靴にする。
 夜の8時に作業を終え、家に戻ろうとしたら外は猛烈な吹雪となっていて、積雪60センチに達しておった。家と作業場は歩いて20歩ばかりの距離ではあるが、ここまで雪が深いといくら長靴とはいえ、すき間から雪が入るわ、太モモまで雪に埋もれるわで、そう易々とは家に戻れない。
 こういう時のためにと、いつも作業場の玄関に雪かき用のスコップを置いている。そのスコップで、暗闇の猛吹雪の中、雪をかき分けかき分け進むこと5分。やっとのことで家の玄関に辿り着く。いくら目と鼻の先の距離とはいえ「これって、遭難もありなのか?」と、思ったほどである。今年は雪が少ないと喜んではいたが、やっぱり―自然はしっかり帳尻を合わせてくる。



フットハウスの一部
7つの建物からなるフットハウス(足の舘)のホール内。かようにキッチュかつ濃厚な精神世界(?)が展開されている。



2008年4月8日

 毎食後のお茶をすすりながら、食卓のテーブルのそばに置いてあるカメラを引き寄せては、パシャッ・パシャッ!とシャッターを切る。そして「よっしゃぁー」と言っては、またもとのところに戻す。フィルムは入っていない。ただの空シャッターだ。
 毎日のようにカメラケースから「今日は、コンパクトカメラか?二眼レフか?」と代わる代わるカメラを持ち出しては、食卓のテーブル近くに置いておく。
 時には、作業場にも持って行き、作業台の上に置いておく。作業がひと区切りついたところで、前述のごとくパシャッ・パシャッ!とやる。やはり、フィルムは入っていない。いったい、何が楽しいものやら、本人も分からないのではあるが。そうしないと落ち着かないし、気が納まらないのだから「カメラって、凄い!!」と思う。



2008年4月15日

 先ほどから、カラスが家の前に林立するタモの木の枝から枝へと飛び移り、枝の先端をくちばしでくわえては、頭を左右に振り振り折り続けている。どうやら巣作りを始めたようである。
 せっかく折ったものの、固めの枝などは、口を開けてポトリ!と落とし、次なる枝を物色する。いつの間にか、巣作りに具合いの良い枝を束ほどくわえ飛び去ってしまった。春はカラスも忙しい。


ランドグッズ

トタンを切り抜いて作った販売用の作品。この他にも多数作ったが、売れ足が早く追加制作をしなければいかん。



2008年4月23日

 暑い!!数日前までダウンジャケットで過ごしていたのに、いきなりの夏日である。
 Tシャツ姿で北見へ買い出しに行けば、道すがらの田畑や山々はモヤが立ち込め、すっかりダレ切った風景となっておる。市内に入れば、人間までもがダレ切っておった。それは交通量の多い夕陽ケ丘通りでのことだ。ボクの前を走っていた何処ぞのジイちゃんは、後部ドアーを閉め忘れたのか?パカ〜ンとドアーを大きく跳ね上げたまま走っているではないか。その後に続く車は、ジイちゃんの上をいく。あろうことか、幼女が助手席の窓から飛び降りんばかりに身を乗り出して、キヤァーッ、キヤァーッ!とはしゃぎながら走行しておったのだ。それが、車の窓をまたいで、右足は車内、あとの全身は外ですよ。「そりやぁー、風切る車の外は涼しかろう」。運転するはヤンママ・ヤンパパか?しかし、この暑さとはいえ親子揃って、そこまで気がゆるむか?・・・、気が知れん。


LAND TOP