シゲチャン日誌・2007年6月

2007年6月2日

 先月の26日から29日までの3日間、ランドを臨時休業して東京へ行ってきた。定休日をはさむと10日も休んだことになる。
 久し振りにランドの様子を見に行くと、ワークハウスのテーブルやヘッドハウスのベランダには、うっすらと黄色っぽい粉が積もっている。
 毎年のことではあるが、いつも今ごろになるとランドはいうに及ばず家の玄関先や車の上などに、この黄色っぽい粉が積もるのである。これはてっきり雌阿寒岳が噴き出す火山灰か、中国大陸から飛んできた黄砂だとばかり思っていたのだが、指でこすって間近かで見てみたら、柳の花粉であった。
 ついこの間まで、ランドの向いの山や森などは、山肌も木肌も茶褐色の暗いトーンの色合いであったが、このところ柳やクルミの木などに、花や若葉が一気に吹き出して生気あふれる新緑の季節へと一変する。
 ちまたで、「不気味で怪しすぎる」と評判のランドでさえ、芝生一面にタンポポの花が咲き乱れ、小鳥がさえずり、蝶が舞い「いったい、ここは何処?」というぐらい、どっぷりとメルヘンの世界なのである。ボクの気分は、すっかりメルヘン小父さんで、ひと昔前に伊東きよ子と植木等が歌っていた「花と小父さん」を思い出し、「♪小さなー花に〜」と口ずさみながらランド内を歩き回る。春だ。



オリジナル扇子
今年の夏はランドオリジナルの扇子で、真昼間からパタパタ扇ぎながらビールやワインをゴクッ!!とやるのも一興でしょう。省エネの夏、ココハウスで絶賛発売中!!



2007年6月9日

 これは、ボクだけの感じ方だけなのかもしれないが、人って趣味趣向や顔だちが自分に似ている人に興味を持ったり、好きになるという傾向があると思う。ところが、その人が何らかの形でボクの影響を強く受けていたり、酷似している部分に気づいた瞬間に嫌悪感すら感じてしまい、もうー顔さえ見るのも嫌になってしまうということがある。とかく、自分勝手なものである。



2007年6月18

 なんと、今日の津別は気温が33度を越えて、全国一の暑さだったという。この一週間ほど夏日と真夏日が続き、身体がついていかない。サバ(飼いネコ)もボク同様で、風通しのよい場所や少しでも涼しいところを見つけては、だらしなく横たわってばかりいる。
 この猛暑でセミが大量に生まれ、朝っぱらからジージージーとやかましく、他のネコにくらべ耳の大きなサバは、耳が痛いのか「こりやぁーたまらん」とクローゼットの奥に逃げ込んで寝場所と決めている。
 家の周りに生えているフキも、この間まで葉っぱを空に向けて大きく広げていたのだが、今日はヘナヘナと傘を閉じたようにまるで元気がない。



記念撮影

今回ランドの取材にきてくれたスタッフと、小休止の時に記念撮影。左より編集の田中さん、カメラマンの梅佳代さん、ボク、ココ、ライターの黒住光さん。



2007年6月24

 昼すぎに、ランドでの取材を終えたスタッフ3名が東京へと帰って行った。
 来てくれたのは、昨年に初めて出した写真集「うめめ」が爆発的な売れ行きで増刷を重ね、写真界の直木賞とでもいうべき(?)木村伊兵衛賞を受賞し、テレビの「情熱大陸」に出演するは、ラジオ番組にゲスト出演するはと、今や各メディアで引っぱりだこという異例ずくめのデビューを果たしたカメラマンの梅佳代さん。
 フランス映画「アメリ」がヒットし、その小説版「アメリ」や「おでんくん」などの脚本で活躍中のライター黒住光さん。そして某出版社の若き編集者の3名である。
 さて、この取材目的とはいかなるものであったのか?はっきりしたら、この日誌でいずれお知らせします。



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