シゲチャン日誌・2005年5月

2005年5月4日

 第43回のこの日誌でも書いたけれど、頭が丸坊主なので夜寝る時に、頭が寒くてナイトキャップを被る習慣がつく。それから、どうも髪を短かく刈り込む気になれなくて、そのまま伸ばすことにした。今、天っぺんは別として4センチほどの長さになった。
 以前は風呂に入り身体を洗う時、頭も肌の延長みたいなものだから、ボディシャンプーで済ませていた。しかし、ここまで髪が長くなれば、ヘアーシャンプーへと切り替えなければなるまい。このヘアーシャンプーを使うのは20年ぶりのことである。シャンプーを、たっぷり頭につけて洗い出すとプクプクと泡立ち、シャボン玉が手に溢れくるではないか。「おー、なんと懐かしい感触であることか」。つい今日はシャボン玉と戯れてしまったので、いつもより長風呂となる。


入口モニュメント

前回紹介したモニュメントが完成に近づき、これは裏面。この妖しさにUターンして帰る人、喜ぶ人と、あなたの胆が試される。名づけて「レバータワー」。



2005年5月10日

 なんとも、うすら寒い日々が続く。日中でもプラスの5度までしか気温は上がらず、雨が降り、霰は降る。おまけに雪まで降り出す始末である。あとは矢でも降ってくるのであろうか。あまりにも寒いのでランドに行く時など、いったんはクローゼットの奥にしまい込んだ防寒着を引っ張り出して着込んで行く。が、それでも寒い。今日は開館日であるが、やはり朝っぱらから雪が降っている。ほとんどの人は、車のタイヤもスノータイヤから夏タイヤに履き替えたはずである。「まさか、こんな日にランドに来る物好きなどいるはずがない」と、決め込み、ココ(カミさん)もボクも「今日は、休み、休み」と家でゴロゴロしていた。
 ところが、世の中は分からないもので「今、ランドの入口にいるんですが、ランドは今日お休みですか?・・・」。と、携帯電話が入る。「ゲッ!! 来ちゃったよー」。今、すぐ行きますからと告げ、手さげ金庫だけはしっかりと抱かえて、ランドへと駆けつける2人であった。


スコップ

冬に除雪をしていて壊れたアルミのスコップ。居場所がいまだ定まらずランド内をウロウロ。



2005年5月20日

 家の脇を木禽岳を源流とするホロカマハシリ川が流れている。この川は豪雨のたびに大洪水となり欠壊する。そのつど、町の方で補修工事を繰り返してきた。しかしながら、水の力というものは凄いもので、いつの間にか上流から大きな石をゴロゴロと押し流してきては山積となり、本流とは別に小さな支流が出来上がる。
 先日、ココがその支流でメダカのように小さなウグイの稚魚を発見する。「どれどれ」とボクも見に行ったなら、数10匹というウグイの稚魚が川面にユラユラと揺れている。面白いことに、全ての稚魚が、それが決まり事であるかのように上流に向かって整列しているのだ。おそらく、上流から流れてくるプランクトンなどを待ち受けているのだろう。そのさまが可愛いいといっては、毎日のように「稚魚参り」をするのがココの日課となっている。


2005年5月22日

 ランド内で越冬したテントウ虫が壁のすき間からはい出してきた。その中の一匹、とんでもなく巨大なテントウ虫がいたので驚いた。甲の直径が1・1センチ。こんなでかい奴を見たのは始めてで、「突然変異ではないか?」と昆虫図鑑で調べたところ「カメノコテントウ」と判明する。カメの名がつくだけあって、引っくり返えすと身体を左右に振ってヒラリ!と起きあがるので納得してしまった。


LAND TOP