シゲチャン日誌・2004年9月

2004年9月3日

今日は空が晴れわたり、絶好の靴磨き日和だ。それにしても、自分で呆れるほどの靴の量である。今、ゲタ箱に50足ほどあり、他にもクローゼットの中に仕舞い込んであるのが何足かあるのだ。ひと頃は、収納に困り果て、人にあげたり、思い切ってバザーに放出したものを含めると、80足は優に越えていたはずである。
「足は二本しかないのに、どぉ〜すんのよーこんなに・・・」とココ(カミさん)は呆れているのだけれど、ついつい、いつの間にか増えてしまうのだから仕方がない。


2004年9月8日

先週の台風16号は温帯低気圧となって消え去り、今日も大型の台風18号がくると、ニュースで騒いでいるが「もうー騙されんぞ!!」と北見まで買い出しに行く。
ところが、街に近づくにつれて風は強まり、北見市上空は土煙に覆われて、街全体が濁ったオレンジ色に淀んでいる。ここは中近東か。砂嵐が荒れ狂う砂漠の街に来てしまったのか??市内および郊外はゴミが舞い飛び、物置小屋は引っくり返り、倉庫のトタン屋根ごと路上に散乱しているわ、もうースッチャカ、メッチャカである。
「ラ・ランドは・・・家は、一体どうなっておるのだ?!」と不安がよぎる。しかし、今さら急いで帰ったところで何が出来るのだ。買い物を終え、晩御飯を済ませてから帰ろうと、ソバ屋でカツ丼を食べる。味噌汁をすすりながらも、ランドはボロ屋だから屋根の二つや三つは吹き飛ばされているのは間違いないだろう。それらの修理に費やされる万札がパラ・パラと宙の彼方に舞い散るさままで、想像がパン・パンにふくらんでしまった。「こりぁーえらいこっちゃ!!」
とにかく相生に帰り、暗闇のランドを恐る恐る見て回わってみたところ「オーマイ・ゴッド!!」いつものランドと、何ら変ることなく整然としているではないか。ランドは強かった。


布のサンタ

木だけじゃなく、たまには刺しゅうで布の作品も作る。最近はあまりやっていないなあ・・・。



2004年9月15日

そろそろ、ボクの天敵であるテントウ虫の大群がランドめがけて押し寄せてくる。
「奴らは、ゾンビだ!!」。5度ぐらいまで冷えこんだ朝など、床に引っくり返って転がっている。死んでいるものだと思って外に捨てる。――ところがである。日中の気温が上がるにつれ、奴らはゾンビのごとく、モゾモゾと動き出すのである。奴らは気温が下がってくると仮死状態となって、体温を調節できる。つまり、死んだふりをするというとんでもない奴らなのである。皆さんも騙されちゃーいけないよ。奴らはゾンビなのだから。


2004年9月17日

今夜、津別町のジャズバー「セッション」でライブがある。そのメンバーであるパーカッションのヤヒロ・トモヒロ。ヴァィオリンの金子飛鳥。ベースのカルロス・ブスキーニの皆さんが、ランドに来てくれた。飛鳥さんは「私も、東京に帰ったら何か作るぞー」と目を輝かし。音楽をやるために、この世に生まれ落ちたとしかいいようのないヤヒロさんは「刺激を受けました」といってくれ、再会の約束をする。
ミュージシャンとシゲチャンランドは、かなり馬が合うようである。このような出逢いが、ランドにおいて確実に広がりを見せているのを実感する。


陸別小の生徒さんと

バス学習で訪れてくれた陸別小学校の生徒さんと記念撮影。なお、シゲチャンランドは10月31日(日)の最終日をもって冬期休館に入ります。




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