シゲチャン日誌・2004年3月

2004年3月6日

ところどころ道路にアイスバーンが残っているので、車でどこかに出かけようという気がしない。したがって、相生にこもりっきりとなり、どうしても生活が単調になってくる。こんな時は音楽を聴いて気分転換をするのが一番である。
CDケースを、ざっと数えてみたところ千枚ほどあろうか。この中からいろいろ選んで聴いてみるのだけれど、やはり新しい刺激が欲しいもので、3枚ほど仕入れてきた。沖縄民謡の登川誠仁と孫娘がかけ合いで歌う「じいちゃん ばあちゃん」が何とも楽しく気分がホコホコしてくる大傑作。2枚目は、ビギンなどが歌ってヒットした「涙そうそう」をあの田端義夫が歌っていて、これまた素晴らしい。3枚目は、懐かしいところで三橋美智也の「ギター鴎」が泣かせる。
この3曲は聴くたびに、目の前に大空が広がり、大地がパカ〜ンと開けてくる。そこが良い。山村の相生に住んでいると、土くさいのがピッタリ納まるのだ。


特大ひょうたん野郎

別れ別れになる前の特大ひょうたん野郎親子のツーショット。左のベビィは函館にもらわれて行き、右のオヤジはランドの住人となる。



2004年3月14日

北見にあるポスフール(大型店舗)で、津別中学校に通う姉の孫娘とバッタリと出合う。同級生の女友達といっしょである。店内は日曜日ということもあって、中高生の姿が目につく。三学期後半は、入学試験や卒業式などを控えているので、登校しても授業があるような無いような宙ぶらりんの日々が続く。気持ちの上でも浮き足立ち、ついつい人の集まるところに足が向いてしまう。孫娘も、そんな状況の中で津別から北見までやってきたのだろう。
ひとこと、ふたこと言葉を交わして、その場から立ち去る後姿を見送っていると、遠い日の記憶がよみがえってきた。ボクにもかつては経験したことのある、進学や見知らぬ地への就職を目前にして、ふと沸き上がってくるボンヤリとした不安と、すこしばかりの期待。この時期って、何かしら心臓がむず痒いんだよなあー。


2004年3月18日

つね日ごろココ(カミさん)から不満が噴出することがある。ニュースなど聞いていて、利尻という地名が出ると「あ〜行きたいよなぁ」。江差では・・・と流れてくると「あ〜行ってないよなぁ」とビシ・ビシくる。「こんな広い北海道に住んでいても、シゲはせいぜい網走の流木拾いに行くぐらいだもんなぁ」とくるので、全く肩身が狭い。
今日は仕事に区切りがついたので、利尻・江差とはいかないが、近場の野中温泉に行き、のんびり湯につかってきた。帰る車中、ココは湯にのぼせ上がったのか、鼻歌が出るほど上機嫌であった。

ホネ天使

ランド内にこの春新設される爪(Nail House)の住人「ホネ天使」。
実は5人組の代表さんである。


2004年3月26日

毎年この3月末になると、母屋にある屋根の雪が融け出して次から次と落ち出す。家は揺れ、爆音とともに落ちるさまは壮絶である。これは「恐怖の落雪見物ツアー」で花火大会以上の見せ物となるのは間違いない。
物音がすると「何? 何? 何? どうしたの? どうしたの?」飛んでいく好奇心たっぷりのサバ(飼いネコ)でさえ、落雪がはじまると恐怖のあまり水屋の上に身を丸めて置物状態となって動かない。動けない。それほど凄い。



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