シゲチャン日誌・2004年6月

2004年6月3日

いやぁ〜驚きました。ひょうたん親父の楽天パワーには・・・。特大のひょうたん親父をシゲチャンランドの野外に設置したところ、一気にトップ・アイドルの座に躍り出てしまったのだ。入館した若い女の子達が、ひょうたん親父を目にするやいなや、あっという間に親父を取り囲み「ギャーッ、記念写真、記念写真」と、大騒ぎである。
この、大バカ野郎といえば、風にヒゲをなびかせながら得意満面でふんぞり返り、いっぱしのスター気取りでいる。昨年までのスター「なのなの族」や「ピーナツマン」などは、すっかり影が薄くなって、いじけまくっている。
シャレのつもりで手作りのひょうたん親父とベビィの2種類をストラップにして販売してみたところ、予想に反して数日で完売してしまい、ココ(カミさん)などは、ハトが豆鉄砲を食らったような顔をして驚いている。
今日は休日にもかかわらず、ココがオーブン粘土でひょうたんのベースを作り、ボクが顔を描いて着色するという、絵に描いたような家内工業で、せっせとひょうたん作りに励むのであった。


ココハウス内

ココハウス内。ココの手作り雑貨に加え、ひょうたん野郎関連のグッズを多数販売してます。



2004年6月12日

ランドがオープンしてから、サバ(飼いネコ)は家でひとり留守番という日が多くなる。ネコにひとりという呼び方は間違いかもしれないが、我家では正しいのだ。
ランドを終えて帰宅すると、車のエンジン音を聞きつけて、一目散に窓辺にかけ寄って「ナァーン・ナァーン」と鳴き続ける。寂しがりの甘ったれなのだ。家に上がると、ボクの足元にドタッ!!と横向きに倒れ込んで、サバとの「グルン・グルンタイム」が始まる。
この「グルン・グルンタイム」というのは、どう説明してよいものか・・・。よく戦争映画で、敵の銃弾に倒れた戦友を「しっかりしろっ!!」と抱き起こし、肩などを揺するシーンがあるけれど、まぁーあのようなことをするのだ。倒れ込んだサバを抱き起こし、グルン・グルンと左右に揺すってやると、両足をダラ〜ンと広げ、ゴロゴロと喉を鳴らし、目をトロ〜ンとさせて「もぅー、どうにでも好きにしてー」という悦楽の儀式を、帰宅するたびに行わなければならないのである。


ひょうたんおやじ

野外に設置したひょうたん親父。オヤジアイドルとして、ますますその気です。



2004年6月24日

毎年この時期になると、ランドに出没する青ダイショウが姿を見せない。それもそのはずだ。昨年は散々に竹製の熊手で飛ばしてやったからである。
青ダイショウを見つけると、まず、小走りに熊手を取りに行き、そして落ち着いて青ダイショウの身体の中ほどに熊手の先を引っかける。腰の回転を利用しながら勢いよく、大空めがけて振り回わすと、これがまた面白いようによく飛ぶのだ。15メートルは飛ぶ。宙に舞い地面に叩き落ちた青ダイショウは脳しんとうを起こしている。そこをすかさず熊手で引っかけて飛ばすのだ。つまり「アレ〜ッ」と二度は宙に舞うことになるのである。「宙を舞う青ダイショウ」これはシュールだ。おそらくヘビの間では「あのオヤジは、とんでもない奴だ、オレらよりも執念深く危険な奴だ。近寄らない方が身のためだ」と悟ったに違いない。



LAND TOP