シゲチャン日誌・2002年6月

2002年6月3日

ココ(カミさん)がワーキングブーツからゴム長靴に履き替えて、草刈機のエンジンを始動させると、ブゥ〜ンという爆音とともに草刈正雄ならぬ草刈正子に変身する。ランド内の草刈りを始めるのだ。
この時期、草が伸びるのが早いの早いの、刈り取った3日後には5センチは確実に伸びている。とくにヨモギ、スゲなどは一年で人の背丈まで伸びてしまうので、こまめに刈り取らなければならないのだ。ランド内の草を刈る総面積は1000坪はくだらないだろう。しかし、ココはよくやるな・・・と感心するばかりである。
「草刈りが好きなのか?」と問えば「ただ、気になるから」と答える。これも美意識というか性格なのだ。作業を終えたあとのビールが、特にうまいらしい。かくして今日も客のあい間をぬって草刈正子は、ブゥ〜ン、ブゥ〜ンとやっている。

2002年6月6日

昨日、上士幌老人会の代表の方から電話があり、老人会のメンバーで明日ランドを見学したいという。「休館日なんですが」と答えたのだが、すでにシゲチャンランド行きをスケジュールに入れての移動中で、大型バスで来るというのだが・・・。ランドの駐車場に入る取り付け道路が狭いので昨年は大型バスでの来館はお断わりしていたのだ。さて、さて、どうしたものか。
しかし、オープン前の作業で大型トラックが出入りしていたし、入れなければ近くに広いチェーン着脱所もあるし、少し歩いてもらえればいい。まぁ、通行可能かどうか試めしてみる絶好のチャンスかもしれない。ヨッシャ!!「開けてお待ちしています」と返事をしておいた。
そして、今日やって来ました平均80歳の団体さんを乗せた大型バスが。さて、どんなものか興味津々で見ていたが、さすが大型バスの運転手の腕は違う。多少ふくらみながらも、ス〜ッと入ってしまった。この一件にて今年度より大型バスでのご来館大歓迎!!。コロ・コロ変わるのは阪神タイガース監督の頭だけと思ったら大間違い、ランドの方針だってコロ・コロ変わっちゃう。

レフトハンドハウス内

レフトハンド・ハウスの内部。
さまざまな顔や生き物を天井から吊って飾り付けた。
子供の頃にやってきた見世物小屋がヒントになった。

ライトハンドハウスのタワー

ライトハンド・ハウスの内部。ありがたや・・・
といってさい銭を投げ込む人はまだいない。

2002年6月18日

やはり、タンポポという奴は凄い。昨年末にもこの紙上で書いたが、霜が降り、マイナス4、5度の寒中に黄色い花を咲かせていたことに驚いてしまったが、また、また凄さを思い知らされてしまった。
草刈正子が刈り取ったタンポポが枯れて朽ちてしまうものだとばかり思っていたが、今日見ると、かつての黄色い花は白い種子となって快晴の大空を乱舞しているのだ。次の世代に生命をたくして己の役目を果たす。何とも、し・ぶ・とい奴だ。

2002年6月24日

ランド内にどんなものが展示されているのか知らずに入ってくる人もいるので、作品のポスターや印刷物、ランドの各展示館内が紹介された本などを見てもらって説明するのだが、とりあえず長年の勘でファッションを見れば「これは入るな。帰ってしまうな」と自信を持っていたのだが、これが、どうもはずれるのだ。かなり着ているものも気を使ってセンスが良い若者でも「フ〜ン」とかいって帰っちゃったりする。オイ・オイ・オイである。
そりゃ、好き嫌い趣味の問題はあるだろう。若い時は外ヅラの着るものだけではなく、アート、音楽、インテリア、読むものに金を使えよ。自分に投資しろよ。とりあえず見て、いいか、悪いか自分の目を肥やせよ。目先の徳だけを追っかけるなよ!とオジさんは思うのだ。

LAND TOP