2002年4月3日

驚くべき行為に遭遇する。それは相生近くの国道を車で走っていた時の出来事であった。
前を2トントラックが走っていたのだが、スピードを上げたと思えば急にトロトロと今にも止まりそうになったりと、不安定な走りを繰り返している。トラックの前方に走行中の車は見あたらないのに、ブレーキを踏んだりもする。どうにも妙な走り方なので車間距離を充分にとって後からついていると、「ややっ!!何てことを・・・」突然、斜線を越えて右側車線を走り出したのだ。前方からはワゴン車がやってくる。しかし、トラックは直進を続ける。「国道上で待ち合わせ・・・??そんなバカな?!」ワゴン車のドライバーは恐怖に引きつり、スピードを落として路肩に車を寄せて止まった。しかしだ、トラックはワゴン車の方に寄っていく。「危ない!!」と思った瞬間、トラックはワゴン車と向かいあう形となって、ゆっくりと止まったのだ。
「これから、いったい何が始まるというのだ」向かい合ったまましばらく沈黙が続き、なんとトラックは何事もなかったように、ゆっくりと左車線に進路を変えて走り去ってしまったのだ。ワゴン車は事態が飲み込めず、その場に凍りついてしまっていた。
あのトラックは交通違反というのには甘すぎる。まさに暴走行為としかいいようがない。いったい何者なのだ、若者の暴走族ではと推理したのだが、数分後、何処にでもいるような初老のおじさんと判明する。世の中、分からないことがまだまだあるものだ。

ランド全景
今年のシゲチャンランドは、色鮮やかな布を旗のように掲げ、いっそうにぎやかな風景になりました。

青い空に赤い建物がとてもきれいに映えます。

2002年4月7日

ランドのミュージアムグッズとして販売用に“ピーナッツマン”の制作に入る。ピーナッツで作った1人、2人組、5人組の3種類なのだが、それらを入れる額縁が難しいのだ。木を切って組み立てるのだが、どうしても直線、直角にならないのだ。まあ、自然界において厳密にいえば直線というものは存在しないといってもいい過ぎではない。この自然界の教えに従って、この世に2つとない、多少いびつな額縁が大量にできあがっていく。あくまでも主役は“ピーナッツマン”だからね。

2002年4月17日

家の周りには、冬の忘れ物のように雪がところどころに残っている。津別・美幌方面は日陰を除いて土が顔を出しているというのに、さすがは相生である。津別町市街と400メートルの標高差があるという。今朝、作業場の横に黄色い福寿草が咲いていた。何となくウキウキしてきて、庭の横を流れるホロカマハシリ川まで行ってみると、雪融け水が田畑の土砂を流し込み、茶褐色の激流となっていた。これも春の知らせである。

大作のタペストリー
ノーズハウス内に展示されているココさんのエスニックな
タペストリー、ココハウスでも見ることができます


2002年4月30日

母親リスが木の枝に両手、両足をだらりとぶらさげて眠りこけている。生まれたばかりの子リスの子育てから離れて、つかの間の休息なのだろう。冬毛がまだら模様に残りボロボロで、子育てからくる疲労感をいっそうつのらせている。そのうち成長した子リスたちをゾロゾロ引き連れて我家の庭にやってくる日をココ(カミさん)は心待ちにしている。

LAND TOP