2001年11月8日

ランドの開館中から気になっていたマウスハウスのペンキを塗りなおす作業をする。アイハウスを横切ったところで茶褐色に枯れた草むらの中に黄色いゴミらしきものが目に入ってきた。近づいてみると、何と!タンポポが咲いているのだ。そんなバカなと思いつつ、目を凝らしてもタンポポなのだ。
近頃は夜ともなればマイナス4、5度まで気温が下がり霜も降りているという時期に花を咲かせているやつがいたとは・・・。春先のタンポポは背たけが延びに延びて30センチを越えるものがあるが。さすがにこの寒さの中では1センチほどである。根雪になる前に何とか花を咲かせようとしているのだろう。何とけなげなことか。どんな厳しい環境下にあってもそれなりに必ず花を咲かせるのだ。野生とはこんなにも強くて凄いものなのか。今日はいいものを見せてもらったものだ。

Head House 全景

シゲチャンランドで一番最初に完成したヘッドハウス外観。
足を踏み入れるとオモチャ箱をひっくりがえしたような世界が
展開されている。

2001年11月15日

我家には生後1年と4ヵ月になるサバというオス猫がいる。名前の由来は背中の色といい柄といい鯖に似ているところから名づけた。サバ!!と呼ぶと♪ナァ〜ンと返事をするので本人?も気に入っているのだろう。
3ヵ月ほど前からさかりがつきはじめ、夜鳴きとフトンの上で小の用たしをするようになる。あまりにも続きすぎるので知り合いの獣医さんにオスの印を取る手術をしてもらった。ココ(カミさん)はニューハーフになっちゃったと言っている。もともと多少性格的に妙なところがあって奇行の多い猫だなと思っていたが、手術後はもっと進行して変な猫になってしまった。
奇行その1 風呂が好きである。風呂が好きといっても湯舟につかるわけではなく、風呂場で遊ぶのが好きなのである。
奇行その2 水道の蛇口から流れる水の前に座り込んで、哲学者が深い思索にふけるがごとく流れる水をじ〜っと見つめていたかと思うと、糸をたぐり寄せるように右手でジャブをかます。やがて熱中するあまり姿勢がだんだん低く前のめりになり、当然、水はサバの頭から背中を滝のように伝わり、全身水びたしになるのを気にとめるようすもなく水遊びは続くのである。何なんだ、お前は!!
サバの奇行その3 以降は又の機会に。

2001年11月23日

きのうに続き2日連続でワッカ原生花園に流木を拾いに行く。きのう拾いきれなかった流木が家に帰ってからも気になって仕方がなかったからだ。
ネイチャーセンターから海岸までの歩道脇には赤い実のハマナスが群生し、空は気が遠くなるほど青い。相生の森も良いがこのあたりの風景もまた格別だ。森というのは植物など視覚的にも多様で歩いていると奥深く探りたくなる欲求が湧いて、細胞が活性化してくるのに対して、海というのは立ちすくんでしまい思考を停止させ、全てのものを吸収しつくしてしまう力を持っているような気がする。
4時間ほど小山のごとく流木を拾い、台車にあらん限りの積み方で帰路につけば、もやが立ち込め夕日を反射させてきらめくサロマ湖は切ないほどに素晴らしい。ワ・ワ・ワンダフル。

流木とシゲチャン
流木を拾いに行くと、いつもこのようなありさまになってしまう。すれ違う人々は笑いを噛み殺しながら通りすぎていく。


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