有限会社ワイズ創造研究所

COLUMN : 家づくりひとり言

家づくりで大切にしている「想い」
「いつまでも変わらない」人が感じる気持ち(感情)を大切にした家づくりを心がけています。

何気なく過ごしている日々ですが・・・
時々振り返ってよくよく考えてみると、ほんの些細なことがきっかけで、嫌な気分になったり、気分良く過ごせたりしてるんだなと感じます。
例えば、掃除をしているときに旦那さんがゴロゴロしてるのが目に入るとイラッとしちゃうときがありますよね?旦那さんも落ち着かないし。
たぶん、目に入らなければお互い気分よく過ごせたはずなのに・・・
そんな日々の気づきを家づくりに活かして
ストレスの少ない、気持ちのいい、みんなで楽しく過ごせる、元気になれる、家がつくれるよう、心がけています。

私たちが大切にしている7つのこと

・ 人の行動心理、人の気持ちから考えること : 暮らしのちょっとしたイライラを少なくできる間取りプランを人の気持ちを大切にして考えています
・人と人とのいい距離感を確保すること : 家族でワイワイガヤガヤ楽しく暮らしやすい「最低限必要な広さ」を人の心理を学んで考えています
・1人ひとりの居場所を本気で考え抜くこと : 一人になれるコーナーや気持ちよく過ごせる半外スペースが暮らしには必要だと考えています
・家族の気配を感じあえること : 趣味の音(時に雑音)と暮らしの音(気配)を整理して、つながりを大切にしたり、閉じたりしています
・健康になる材料を使うこと : 「住んでいるだけで健康になる材料」が既に沢山あります。いい点悪い点を評価し見極めて使っています
・用/美/強のバランスを大切にすること : 使いやすいものは美しい。美しいカタチは強い。強い構造は安心して永く使える。を常に考えています
・デザインも使い勝手も良いこと、必要な性能/強度/断熱を確保すること、予算内のコストであること、などは
  もちろん何よりも大切なこととして取り組んでいます


「自分の居場所」を大切にした家づくり

ひとりになりたいとき
みんなと一緒にいたいとき
どんなときでも暮らしていくのが、自分の家。

夫婦であっても、1人になりたいときがある。
家族といえども、みんなと居たくないときもある。
親子だからこそ、知られたくないことがたまにはある。

それでも、家族みんなでワイワイガヤガヤ仲良く暮らしていきたい。

新婚アツアツ夫婦でも、いつかは一人で居たいときが来る。
赤ちゃんが寝ているときこそ、1人になりたいときがある。

だからこそ、みんなの気配を感じて暮らしていたい。

リビング上部の屋根裏スペース

正面壁の裏側が屋根裏スペース
   
「自分の居場所」を大切にした家づくり - 2

暮らしやすい家ってどんな家だろう?

16帖を超える広いリビング・ダイニングをつくっても、
丸見えだったら、
テーブルに2人、ちょっと離れてソファに1人くらいしか、ずっーーとは一緒に過ごせない。
それこそが人が感じる無意識の距離感。

のんびりしたいときほどうっとうしいはず。
居心地が悪いはず。
居場所がないと感じてくるはず。

家族みんなでのんびり過ごすのが家の目的。
のんびり過ごせるからこそ楽しい我が家。

たとえ小さなお家だとしても、
ほんのちょっと見えにくい位置に、何も物を置かない、誰でも使える、
たった2帖のスペースでもあれば、
ここ一番、
うだうだゴロゴロ・昼寝・読書・洗濯たたみ・アイロンがけ・軽い食事・ティータイム・おむつ替えなど
「何でもこい」のいーい逃げ場になれるはず。


2帖の畳コーナー
(建築家伊礼さん設計の小さな家にて)
モデル:池上さん
(池上設計代表 身長180pの大男)

 

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暮らす人の「想い」を大切にした家づくり

暮らしって何だろう?
自分たち家族の「暮らし」を反映させた家づくりとは何だろう?
そもそも「暮らし」ってなんだろう?

「リビングで、何をしますか? どう過ごしたいですか?」
丁寧な家づくりをしてくれる業者さんなら、必ず聞いてくれる質問が、このことば。

気の利かない業者さんは、部屋の大きさを聞くだけ。

そもそも、
せっかくつくる家に
自分が、何を求めているんだろう?
自分たちは、何を望んでいるんだろう?
これらのことを見つけることが、家づくりの始まりであるべき。

しかも、
毎日をどう過ごしたいんだろう?こそ、自分たちが考えるべき。

性能がいっぱい詰まった「住宅という単なる箱」を求めているのなら、
「何十年にも渡って、日々繰り返される暮らし」は、考えなくても良いと思うけど。

家事をするときの使い勝手とか、
物を入れやすい工夫とか、
朝の身支度などの機能性とかも、
まずは、自分が「やりたいように」考えてみるべき。
それらをカタチにするのが専門家のシゴトだから。

喜びも、楽しみも、怒りも、哀しみも、すべて含めて、
日々の暮らし。
自分の生活。
自分たち家族だけの日常。
自分たちにしかわからない日々の繰り返し。

自分や家族が、本当に「やりたいこと」は、他人には理解できない。
夫婦であっても、親子といえども、実は他人。
専門家でも、一般論しかわからない。
うわべの話だけでは想像できない。

まずは、
自分が「やりたいこと」を自分で見つけて、
家族にも専門家にも本音(想い)を伝えることが家づくりの始まりであるべき。

結局は、
寝る・ごはんを食べる・テレビを見る・用を足す・着替える・みんなで会話をする・ときどき○○をする
を、ほとんどの人が、毎日繰り返しているだけ。

でも、
自分にしか解らない日々の中で大切にしたい「本音の想い」が、 絶対!あるはず。


大好きな古い食器と古いストーブ

いちいち片づけなくてもいい
キッチンの脇にあるお母さん専用の机


こだわりの前庭


まわり近所から見えない
デッキと草が生えない外テラス
 

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「自分たちの暮らし」を大切にした家づくり

普段の日常生活。
たとえば、洗濯。
洗濯とは何だろう?
洗濯機で洗うこと・・・。

でも、暮らしの中で考えてみると、それだけじゃないはず。

それは、汚れものが出るところからの始まり。

汚れものはどこで出ますか?
それをどこへ置きますか?
どこで洗いますか?

洗う時の水はどうしますか?
お風呂の残り湯を使う、使わない。

洗い終わったらどこへ干しますか?
どこを通って行きますか?
干す場所によって、動線距離がかなり違う。

洗濯はいつしますか?
毎日ですか?
一度の量はどのくらいですか?
どんな種類のものを洗濯しますか?

多くの家庭では、洗濯は毎日のこと。
主婦だったら、なるべく楽にしたいと思うはず。
(最近は男性がするところもあるようですが)

乾いたらどこへ取り込みますか?
もし、それがリビングのソファーだと不意の来客があると大慌て・・・?

乾いたものをどこでたたみますか?
それはいつですか?
アイロンはかけますか?
たたんだら、どこへ収納しますか?

など、など・・・
汚れ物が出てから収納するまでが洗濯。

さらに、
洗濯は好きですか?
干してる洗濯物を見られるのは平気ですか?
洗濯をする時、どんなことに困っていますか?
困っているなら、どうしたいですか?

洗濯だけをとらえても家庭によってさまざま。
よそのお宅と「全く同じ」ということはないはず。

こんな、日々の当たり前のことが、「自分たちだけ」の暮らし!
他人には、わからない暮らし!

では、
買物は?
料理は?
掃除は?
身支度は?
寝るときは?
家族のイベントは?
ひとりで集中したいときは?
みんなでわいわいしたいときは?
風を感じながらのんびりしたいときは?
旦那さんが休みの日は?
 ・
 ・
 ・

一直線に動ける家事動線
勝手口、台所、洗濯・物干し、洗面・浴室


リビングから見えにくい通路に面した
洗面、収納、クローク




台所収納を兼ねた裏通路の家事動線
正面勝手口、手前に洗濯、トイレ、浴室


左が台所収納を兼ねた裏通路
右奥に洗濯、トイレ、浴室





 

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「子供を思いやる気持ち」を大切にした家づくり

子供を思いやるのは親の素直な気持ち。
子供のためにと一生懸命考えるのも親のつとめ。
だから、子供のことを優先させて家を考えていくんだろう。

でも、子供にとっての家ってどういう存在なんだろう?

親父のつくった家は親父のものお袋のもの
親父が受け継いだ家でも親父のもの
子ども自身が受け継ぐまでは、息子や娘は同居しているだけ。

自立させるのが親の役目。
自分のやりたいことが見つかれば、1本立ちしたいのが子供の思い。
今は、世界中どこにでも行ってしまう時代。
帰ってくるかもわからない時代。

親父だって昔は子供だったんだから!
お袋だって昔は家のことを何にも気にせず、散らかしながら暮らしてたんだから!

結局は、つくった親が何十年も暮らしていくのが自分の家。

だからこそ、
つくった親が、子供を育てやすいように考えておけば良いんじゃないのかな?
だからこそ、
一番永く暮らす親が、いつまでも暮らしやすいように考えておくべきじゃないのかな?

子の心、親知らずかも?
目線を変えてみると家づくりの本質が見える気がします。

勉強机にもなる手すり
真下がお母さんのいるキッチン


空中に飛び出させた子供スペース


階段を上がったオープンスペースが
子供たちのスペース

 

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「子供の記憶」を大切にした家づくり

子供にとって、最適な家はどんな家なんだろう?
生まれ育った家にどんな思い出を残しているんだろう?
どんな記憶が残っていくんだろう?

子供のころ、おばあちゃんの家の縁側で食べたスイカは、なんか美味しかったな。
通り抜ける風が気持ちよかったな。
自分の家でもたくさんスイカを食べたはずなのに。
特別な出来事だったから、いまだに覚えているのかな。

何が特別だったのかな?

多分それは、
特別気持ち良い、とっておきの場所になっていたから。
その家、その場所でしか感じられない、たった1つの、すごく気持ち良い場所だったから。
見える景色もそこにしかなくて。
夏の日除けも孫たちのためにと本気で工夫してあったから。
だから、
いつまでも、いつまでも、記憶に残っているんだろうな。

子供にとっては、巣立つのが目的の家だから・・・
いつまでも我が家だけの記憶を残しておいてもらいたい。

どんな土地にあろうとも、
どんな間取りになろうとも、
つくりたいと思う気持ちがありさえすれば、とっておきの「気持ち良い場所」はつくれるはず。
我が家だけの、我が家にしかない、
とっておきの気持ち良い場所が、みんなのこころをひとつにするはず。
そんな、気持ち良い場所が、子供のこころにいつまでも残っていくはず。

屋根の上のテラス(正面が南アルプス)


部屋の間の外テラス


手前も正面も窓と目隠し戸を開放すれば
露天風呂の雰囲気にもなれる浴室
(埋め込み浴槽にドボンと入るお風呂)
   

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