FANCIFUL DAYS
長距離屋的覚書'99



January
ライフ 風が吹き
雲が流れ
時は過ぎる
去来する様々な思い
柔らかな後悔
祈りにも似た感情
瞬く日々の中
思いを凝らす





Life{laif}; 存続期間


February
Once In A Blue Moon  太陰暦やトランシルヴァニアの伯爵の例を出すまでも
なく、夜はいつも神聖なものであった。もしかしたら、そ
れは夜と云うよりも宇宙と云った方が相当なのかも知れ
ないな・・・等と夜のワインディングを走りながら、つい思っ
たりなんかして。

 そんなふうにコズミックスペイスを感じられるなら、大
いに愉しまなければ詰まらない。長距離屋的に云えば、
互いのノリを同調させて、ナイスなグルーヴを醸し出
す・・・とか何とか、いつものオフザケは夜風に吹き飛ば
し、浮れ騒ぎは終わりにして、いっそ穏やかに力強く、静
寂の畔を駆け抜ける。


March
オープンエリアへようこそ  サーキットなどのクローズドコースには全く興味がない。


 そんな所で養われる技術なんてオープンエリアを駆け
るには何の役にも立ちません。そう、オープンエリアの方
がクローズド=コースより100倍も難しいのだ。




 ただひたすら、オープンエリアを走り回ることだけに夢
中でありたい。


April
長距離屋のコドク 〜弐番目のユウウツ  よく・・・「楽しく走る」というコピィを聞いたり見たりします。
有り触れた当り障りの少ない言葉、嘘っぽさが滲み出て
るなと嫌悪感を抱いてしまいます。それは雑誌だった
り、CMだったり、HPだったりとかなり出回ってる。また、
最近?では企業のみか一般のクラブまでが持ち出して
いるから驚く。否、実際は驚きには値しないのだが、末
恐ろしいとだけ感じます。

 一体? 「楽しく走る」とはどう走ることなのだろうか?
 個人個人が普段から一つのテーマとして考えているの
だろうか? 甚だ疑問です。因ってそんなコピィは私に
とっては「痴呆的に走る」と言ってるようにしか取れませ
ん。
  真の意味では切に希望したいところではあります
が・・・。


May


June


July


August
踊る月夜の前に  夏の熱を蓄えた十六夜の月が東の空に浮かび始めま
した。宵闇を迎えた東の空のブルーがとても好きです。
密かに愛してます。


 本日の走行距離は800キロを越えてますが・・・まだ こ
れから 夜はこれから・・・そんな気持ちにさせてくれるトワ
イライトブルー



 お気に入りの唄を口ずさんで、まだまだぁ! と走り出
すのだ。


September


October
月は静かに 秋の釣瓶落しに高原へ

山頂は一面の草原

縹緲とした風が吹き


西の空は次々に色を変えながら遠くへ


ふと振り返り見上げた東の空

静かに浮かぶは半月


November
三十分の船旅  「週末、千葉にカレーを食べに行くから来ない?」 と埼
玉のロンドベルからお誘いがきた。

 久里浜のFTを目指す。日曜の湘南は渋滞。しかし、
午前中に東へ向かって走るという行為は東の果てに住
む私にとっては新鮮な気分にさせます。久しぶりの感覚
だ。
 三浦半島の久里浜から房総の金谷へ浦賀水道を渡
る航路は小1時間程度の距離だが、フェリィに乗ることの
少ないだろう関東のモーターサイクリストにとっては貴重
な船旅なので気に入っています。

 待ち合わせしていた鋸南のカレー屋に着いたのは他の
皆が食べ終わった頃。やぁやぁお疲れさんと挨拶を交
わして埼玉の連中と別れる。

 ゆっくり噂のカレーを食べてから(味については糾弾し
ないことにする)、房総の九十九谷を抜けて茂原へ。初
冬の陽が暮れてから2時間は経った八街にて、それぞ
れの帰途へと散開した。


December
a raider realised a quarter of the everlasting summer
Somebody tells me "It don't turn no more!"
But I'm still cruising along the shore.
Something we lost is the everlasting summer.
It slows down but it never stops.
Ain't it sweet after all these years...
And I'll know I've got to hang on till the time I have love for everything.