沙羅双樹の花
さらそうじゅ
沙羅双樹はインド原産の常緑樹で熱帯樹の為、日本では育たないようです。平家物語に登場する沙羅双樹は、ツバキ科落葉樹の「ナツツバキ」のことです。
今回初めて見たわけですが、「さらそうじゅ」が木だとは知らなかった人はいませんか。漢字を見ると樹と書いてあるので気がつくところでしょうけど・・・。

この白い花、朝咲いて夕べには散ります。その散りかたは、花びらを散らさず、花が地面にポトンと落ちると言う、いさぎよい散り方をします。そこで平家物語では世の無常を象徴する花として登場したんですね。
平安末期の1184年、源平藤戸合戦があった、倉敷市藤戸にある藤戸寺に沙羅双樹が咲いていました。

木の高さは7mほどもあるでしょうか。幹は滑かな薄茶色をしています。(地面に落ちた花が見える)
藤戸寺
藤戸寺には、樹齢400年の「やまもも」の木がある。これもぜひ見ておきたい。
平家琵琶は4弦で小型。平家物語を琵琶の音に合わせて
語った。筑前琵琶は大きい)
ここは源平合戦の古戦場だった
さらそうじゅ
初めて見てその花びらの繊細なことに驚いた
花びらはあくまでも薄く向こうが透けて見えるような感じがした。触れればきっとシルクのような感触がしたに違いない。ツバキよりもずっと可憐な花であった。
1184年(寿永3)当時このあたりは海だった。源氏の佐々木盛綱は、約2Kmの海峡を馬で渡り手柄をたて平家滅亡の足がかりを得た。
浅瀬を馬で渡る盛綱
こんな様子だったのだろう
倉敷川にかかる盛綱橋には大きな銅像がある
せぴあワールド 2002年7月1日 4年後の雨の日