1st album PRESENCE'D' liner notes

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tomo
Vocal,Chours &
Lyrics,Composition

yasu
Guitar,Chours &
Composition,Arrangement

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『どんな時代も恐れる事は無い、道を進むのは自分自身 』というメッセージは「vach」がアーティストとしてリスナーに捧げひっぱる、強い牽引力を持つ証明でもあると思える。

Anabatic Sound Records
        プロデューサー 松村和朗氏

"vach" は2001年の初頭に結成されたヴォーカルとギターによる音楽ユニットだ。 楽曲の作曲・編曲、ギターを担当する 「yasu」の作品にはキャリアを感じるもの が在りその卓越したギターテクニックにし ても本人から聞いた「学生時代ジャズを専攻していた」音楽経歴に納得してアルバム を拝聴させてもらった。
彼へのリサーチとインタビューを重ねて私 が感じるのは"vach" における彼のスタン スが非常に良いバランスを保っている所だ。 彼の造り出す楽曲にしても又、特に「プレイヤー」としての前の出方と全体を考えた 引き際には単純にキャリアやテクニック以 上の何かを感じて成らないからだ。
彼は「あまり難しい事は出来無いし、やら ない」という。私はその言動をアルバムの 全体像とギタープレイ双方として受け止め たのではあるが、改めてアルバムを拝聴す ると、ある種のマニアック層でしか理解出 来ない場面を、そこはかとなく盛り込んで 在るのが
 ■ tomo's PROFILE
 ■ yasu's PROFILE
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心憎いのである。その意味でも彼自身が柳の枝のごとく制作 の様々な圧力をかわし、楽しんでいる感じさえも見受けられるのである。 彼自身ダンスビートが一番作り易いとの事 では在るが一般的な意見ではバラードに評 価が集まるキャリアを持っている。
私の個人的な意見と欲を言わせてもらうと、彼の バラードともっともエモーショナルなプレ イや楽曲を聞いてみたい感も在るが良い裏切るをする彼である、それを望めるのかは今の所定かでは無い。

「yasu」が "vach" の核であるならば、作 詞・ボーカルというユニットの成層圏を担 っているのが若き歌姫の「tomo」である。 一見全てが違い過ぎる二人ではあるが、 彼女のリサーチを通じて "vach" の存在理 由がはっきりしてきた。
これは後述すると して、私がアルバムを拝聴して先ず感じた のは彼女のポップヴォーカルとしての声質 の良さだ。
特にニ曲目にエントリーされて いる "Free enough to fly" ヴォーカルイン の声は、時間が経った今でも耳から離れな いぐらい強烈に印象に残る声だ。
この先アルバムを聴く上でも心踊る期待を インプリンティングされるのである。今回 のアルバムで三曲目にエントリーされた「 しあわせのうた」は彼女の作詞・作曲であ る。リスナーの方々には賛否別れる所かも 知れ無いが、私はこの曲をエントリーした 事と第三者とのコーラス・コラボレーショ ンした選択は"Vach" にとって成功だと思 えるのである。
その結果 "vach" における 「tomo」と生まれ育ったままの彼女本来 の姿が垣間見れる事ができ、上手くコラボ レートされ融合されているのである。

先に"vach" の存在理由は彼女のリサーチ で明晰されたと述べたが "vach"そのもの が彼女と言っても過言では無い。(勿論「 yasu」が居なくては成り立たないのだが) 彼女のコアな発言に「諦めてたら今頃岐阜 (彼女の故郷)に帰ってるよ」「作業して るのが好きなんだ、好きな事だと時間忘れ ちゃう」とある。この事から彼女の立場や 現状が読み取れるのではあるが 「yasu 」にはそれらの立場や現状は無い。 (彼は東京出身であり音楽が職業に成って いる、又音楽的作業とはイコール労働であ るからだ)この相対し双反した立場とは時 に磁極のプラスとマイナスの様に引き合う ものだと私は考える。

数々の優れたアーテ ィスト達を参照すれば、このパターンのグ ループが大成する例は多い。 "vach" のエネルギーとは「yasu」と「tomo」の双反するエネルギーのコラボレート と言える。"vach" の制作活動は未だ半年に 満たないのではあるが、ある種の高い生産 性を持つと感じられる。双反するエネルギ ーとは予想以上に好結果や音楽的に利潤の 強い生産性を生み出す。彼らがどの様に感 じているかはわからないが、もう既にセカンドのアルバムの制作に入っている様子か らも頼もしい程の前進するエネルギーを感 じて成らない。

(〜後略)

Recording Executive Producer P・筧氏
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