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洞爺湖周辺地域エコミュージアム(自然博物館)宣言
〜みんなでつくろう"豊かな自然"や"先人の歴史"を活かした自然博物館〜

 2000年3月の有珠山噴火は、洞爺湖周辺地域に大きな被害をもたらしました。 全国のみなさまから温かい支援を賜り、国の機関や北海道の協力、支援により、洞爺湖周辺地域は、噴火前の賑わいをとりもどしつつあります。

 「洞爺湖周辺地域エコミュージアム(自然博物館)」は、噴火後の「北海道活性化懇談会」での提言を受けて、洞爺湖周辺の6市町村と関係機関からなる「エコミュージアム構想策定部会」で検討されたものです。

   洞爺湖周辺地域は、古くから縄文文化や先人の歴史と文化の地であり、噴火湾や洞爺湖、有珠山という豊かな自然、緑の大地という、多くの恵みを享受しながら、歴史が育まれてきました。

 エコミュージアム(自然博物館)は、地域の資源を新たに認識し、その資源を活かして、より魅力的なふるさと、地域を創造しようとする取組みです。この世界に誇れる多くの資源と、その恵みを将来にわたって引き継ぎ、さらに、広く世界へ発信することも、私たちの責務であると認識しています。

 住民と関係機関が連携し、共に考え、行動し、「エコミュージアム(自然博物館)」を通して、新しい洞爺湖圏域を創造することを、私たちは、ここに宣言します。

  1. 私たちは、エコミュージアムを通して、地域の総合的な学習の場の創出をします。
  2. 私たちは、エコミュージアムを通して、火山との共生の歴史を伝承します。
  3. 私たちは、エコミュージアムを通して、住民参加のもとで地域振興を図ります。
  4. 私たちは、エコミュージアムを通して、新たな地域間連携を推進します。
  5. 私たちは、エコミュージアムを通して、新たな産業の育成と観光振興を推進します。


平成14年10月26日

「レイクトピア21」推進協議会(伊達市、豊浦町、虻田町、洞爺村、大滝村、壮瞥町)