1998年 11月

二十一世紀を目前にして、甲西町の町政はさまざまな分野で行きづまり、混迷を深めています。 福祉、教育、環境等いろいろな問題に直面した時、一番先に切実な立場に立たされ、大きく影響を受けるのは、女性や子どもお年寄り、障害を持つ人たちです。 甲西町の人口の半分は女性です。男性の視点に立った行政指導型から住民指導へ。特に、生活に根ざした女性の、母親の視点から見たやさしさや暖かさ、きめ細かい思いやりのある政治が必要です。 又、女性ばかりでなく、子どもやお年寄り、障害を持った人達のニーズにこたえる行政サービスを受ける権利があるはずです。市民派町長が誕生した今こそ、私達住民が声をあげるべきです。 私はそのためのパイプ役になれればと、勇気を出してチャレンジします。今までの人生と同じ様に、身近な自分の目の前の、できること、しなければいけないこと を、誠実に粘り強くがんばってまいります。 どうぞ皆様のご指導ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。


育てる会々長 黄瀬昇さん:今年の4月、住民の立場に立つ、住民の声を反映する、やさしい行政を目指した町長が誕生しました。市民派町長の誕生です。甲西町に新しい風が吹いたのです。住民が参加する新しい町政に、私たちは期待しています。植中みやこは甲西町に住んで22年になります。末の男の子が障害を持つ子どもでした。名前は穣くんと言います。重度の知的障害と言語障害があり、保育園に入園する時、就労の時と、行政の対応の冷たさや障害を持つ人への無理解を肌で感じさせられて来ました。その都度、さまざまな困難にもめげず、与えられた状況に対して前向きに、一生懸命取り組んできました。その間、たくさんの人を励まし支えてきました。二年前に穣くんは天国に召されましたが、その後も障害をもつ方へのボランティア活動を行ない、多くの人を励まし支えています。そんな植中みやこであるがゆえ、弱い立場の人や住民の立場にたって発言できる私達の代弁者となりうると考えたのです。いろいろな人生の困難の中で道を切り開くように歩んできました。それも後に続く人のことを考えながら…。 こういう人だから町政を切り開き、新しい風を呼び込んでくれるものと信じます。今こそ、植中みやこを議会に送りこみ、弱い立場に立つ視点、住民の立場に立つ視点、住民と共に町づくりをしていこうとする視点をより町政に反映したいのです。

応援のメッセージを頂きました:

甲賀町議会議員 片渕ふさ子さん:
産廃施設建設反対の運動の経験をもとに激励の御あいさつをいただきました。



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