※ご注意です※
以下はSPNのS×Dのパロディ小説です。
意味のわからない方、興味のない方は、
ご覧にならないようにお願い申し上げます。

※R-18要素を含みます※

※!!!拘束プレイご注意!!!※
【 愛をおしえて 】
【3】












 ディーンが触れ易いように腰を近付けると、繋がれた手をぎこちなく動かして、ゆっくりと包まれる。

その手を温かいと感じない程に、サムのソレは猛っていた。

両手で包むように幹を強めに扱かれ、合間に先端をヌルヌルと撫でられる。

自分のキモチイイところを弄ってくれているのか、ディーンの手は恐ろしく巧みだった。

括れをゆびで辿られて腰に痺れが走る。気付けば、目を伏せて奉仕するディーンのモノは、半勃ちのまま力を失ってはいなかった。

僕のを触ってて、キモチ悪かったら、萎えるよね、普通。とサムは少々嬉しい気持ちになる。

片手を伸ばして緩く包んでやると、ぴくりと力を増す。ゆっくりと優しく扱いてやる。

「ディーン、…気持ちいいよ」

荒い息のまま、目元を赤く染めたまま目を伏せて無言で続けてくれるディーンに、頬を摺り寄せるようにして言う。

それをイきたいという意味だと取ったのか、ディーンは張った裏筋を揉み出すような動きで擦り上げ、先端を絞るようにして刺激する。

違う、イくのならディーンのナカでイきたいのに、と思ったサムは、ディーンを愛撫することも忘れて、それを激しく繰り返された一瞬後、低くうめくと限界を超えて吐き出した。

はぁはぁと荒い息を繰り返しながら、ゆっくりと閉じていた目を開けると。
とっさに手を離すことができなかったのか、サムはもろに拘束されたディーンの手の中に全てを放っていたようで。

両手をサムの白濁でべとべとにされ、腕まで少し散っているディーンは、呆然とした表情で汚された自分の手を見詰めていた。

「あっゴ、ゴメンッ!」

手を拘束されていては、逃げるに逃げられず、唐突に達したサムをティッシュやタオルで包むと言う事も不可能だったのだろう。

慌ててティッシュをとってきて手を拭ってやる。

「…自分でやるから」

だから外せよ、と汚れを拭き取るサムの目の前で、ディーンはホラ、と手錠を揺らす。

いやだ、と思った。

離せば、こんな行動をした自分をディーンは今夜許さない。まだ、兄の躰に未練があった。

「サミィ!」

まだ外す気のないのに気付いたのか、ディーンが怒鳴る。

頭突きをしてくるか、蹴りを入れてくるか、そう思った時に、あられもない姿の兄の股間で萎え始めたモノに、サムは顔を伏せた。

「サ、サム!!??ヤメロッンなこと、すんなッ、こら…う……ッ」

手錠を外して逃げたがるディーンをその気にさせたくて、むちゃくちゃに舐めしゃぶる。

喉の奥まで迎え入れてキツク吸引し、甘噛みして歯で幹を擦る。

「ハァッ、あ、アッ…、んぁ…ッ!」

深く出し入れして先端に吸い付き、タマを少し強めに揉んでやると、予想外なほど甘くカワイイ声を上げてディーンが達した。

口の中に溢れたモノを軽く飲み込んでから離し、まだぴくぴくと垂らしているそこを最後まで絞ってやる。

背もたれにどさっともたれ、頭をがくんを後ろに反らせて息を整えているディーンは、サムが飲み込んだのに気付いたのか、ギョッとして頭を上げた。

「クソッ…げっ!お、お前まさか、…飲んだ、のか?」

ウン、と頷くとウゲーッ、ありえねえ、と再びがくんと頭を仰け反らせる。

そんなディーンに覆い被さるようにして、サムは顔を顰めて目を閉じているディーンの顔を包むと深く口付ける。

気付いたディーンが避けようとした時には既に遅く、深く舌を絡めて、考えたくもない自分自身のアジを思い切り味わわされた後だった。

「ウゲーッ!!てめえ何しやがる!!」

bitch!!!ふざけんなっ!といって、ペッペッと吐き出すディーンに、溜息をついてサムは言う。

「僕と同じコトして?って言ってるワケじゃないんだから、これくらいいいだろ」

「同じコトって、お前…」

目を見開いて呆然とディーンは返す。

「お、オレにフェラしろってのかよ…?」

お前のを?そんなデッカイの、絶対無理だ。拷問かよ!とブツブツ小さい声で繰り返しているディーンを放っておいて、左足のブーツを引っこ抜き、太腿まで下げてあったジーンズと下着を、左足だけ脱がせようとする。

「何すんだ!!??オイ、いい加減に…」

声を荒げて抵抗しようとするディーンに、顔をずいっと近付けてサムは言う。

「ディーンは口ではしたくないみたいだから、僕のはディーンのココでしてもらおうと思って。口でしたいんなら、モチロンそれでも僕は構わないよ」

ディーンの尻の狭間に指を忍び込ませながら、その場合は僕の全部飲んでね、とニッコリ笑顔を作って言うと。

ディーンは信じられない、というように目を瞬かせた。

瞬きしたってオトウトがこんなことを求めているというこの現実が消える筈もないのに。




外せ、といい続ける事が無駄だとようやく諭ったのか、右足には膝までジーンズと下着を絡ませたまま、後の下肢は全裸で、そのうえ左足を肘掛にひっかけるようにして浅過ぎるぐらいに尻をずり下げた状態で、ディーンは股を大きく披かされている。

間には、サムが座り込んで広げさせた足を抑えたまま、ディーンの後ろを指で犯していた。

前回のコトの後、絶対に次は使おうと思い、サムがネットの評判を見てドラッグストアで吟味しておいた潤滑ゼリーは、ディーンのソコを滴る程に濡らし、指を動かすたびにくちゅくちゅと卑猥な音を立てている。

ゼリーのチューブを取り出した時も呆然としていたけれど、無理な体勢でネットリと後ろをほぐされ、もう文句も言わなくなったディーンは、震える息を抑えながら、イイトコロを探る、サムのゆびの動きだけを感じているようだった。

ディーンはTシャツの色が変わるほど汗をかいて、前は勃ち上がっている。

その事に安心して、この状態では挿入が厳しいサムは、「ディーン、右足だけ、外すから」と囁くと、右足首を戒めていた手錠を外し、靴をぬがせた。

両膝を抱え上げるようにして殆どディーンの尻を上に向かせて、自分の怒張したモノをディーンのべとべとに濡らしたソコへと宛がう。

「ディーン、ディーン、挿れるよ…?」

荒い息で囁いても、ディーンは顔を反らし、目を閉じたままで何も答えない。

自分を見て欲しかったけれど、この行為を強いている以上、当然かもしれないと思いながら、サムはディーンのぬめるソコへと押し入った。

「う、…ん、ン…ッ!」

苦しそうにうめくディーンの声が聞こえる。

キツイ。きついけれど、前回と違って時間をかけてほぐしたせいか、なんとか先端を埋め込む。

強烈な締まりに、それだけでもイきそうになって息を吐く。

足を支えている手に、ディーンの強張りが伝わってくる。みれば、キツク閉じた目元が赤く染まっている。

「ディーン、痛い?ゴメンね、ゆっくり…」

ゆっくりするから、とめちゃくちゃに突き上げたい衝動を抑えて、必死にゆっくり腰を進める。

なんとか全部呑み込ませて、ひくひくと苦しそうな呼吸を繰り返す、ディーンの様子を伺う。

「ディーン、まだ、痛い…?」

すると、ディーンは閉じていた目をゆっくりと開いてこちらを見た。

こぼれそうに涙で潤んだエメラルドを溶かしたような瞳が、二度、三度、と瞬きをする。

長すぎる下睫毛に、涙の粒がころりと乗る。

何か言おうとしたのか、ディーンが噛み締めすぎていつもよりさらにぷっくりと腫れた唇を開こうとしたのに、言葉を紡ぐのを待つ事は出来なかった。

「ぅ、ンあッ!!…アッ、あ、あ」

ガクガクとディーンの頭が椅子の背に当たるぐらいに激しく出し入れをする。

腰がディーンのむっちりした尻たぶにあたって肌の触れ合う音が鳴る。

二回大きくグラインドしたとき、仔猫のような声を上げて、唐突にギュ、とディーンの中が締まる。

そのまま、身体を強張らせてぴゅぴゅっとディーンは自分の腹に零した。
慌ててサムが手を沿えて扱いてやる。

出したばかりでやわらかい先端を軽く撫でてやると、ヒクッヒクッと全身を喘がせるのが可愛かった。





全然足りなかった。ディーンが。

イってぐったりしているディーンの手首が、手錠にスレて皮がむけているのに気付いて、ようやく外す。

―いくらなんでも、僕がナカに入ってるのに、逃げないよね。

そうして、繋がったままディーンを椅子から床へと抱き抱えて下ろした。

ゆっくりと挿れ直すと、背を仰け反らせたディーンは、ふと自分の手が自由になっていることに気付いたらしい。

ゆるゆると揺らされながら、重そうに右手を持ち上げると、手首の傷をぺろりと舌を出して舐める。

それを見て泣きそうになるサムにちらりと目をやると、両手を伸ばして、サムの頭を抱え込むように引き寄せる。

「大丈夫だ…サミィ…」

掠れた声でそんな風に言われ。

泣きながら律動を繰り返して、サムは熱く締め付けるディーンの中に思いの丈を吐き出した。

**********




 ふと気付くと、ベッドの上だった。

上掛けの下は何も着ていないようだが、手首の傷は手当てがされて包帯が巻かれている。

ずっしりと重い身体の感触では、サムが始末をしたのかべたつきはない。

―サムが居ない。

あいつ何処行ったんだ?

不安になってとりあえず身を起こそうとするが、無理な体勢を強いられていたせいで全身の間接がぎしぎしと痛む。

今悪霊に襲われたらひとたまりもないに違いない、とディーンは舌打ちをしてなんとか上半身を起こす。

と、ガチャッと音を立てて、バスルームからサムが出てきた。

「あ」

口走ると、あわてて近づいてくる。

「ディーン…大丈夫?」

心配で探したくせに、見つかると今度は顔を見るのが怖くて、痛む身体を無理に寝返らせてサムに背を向ける。

「…ビール」

言うと、慌てて冷蔵庫から持ってくる。

蓋を開けた瓶を差し出され、口をつける。

乾ききった喉に、冷えたビールは染み込んでいく。

そういや腹も空いていたが、それよりも疲れと眠気の方が勝った。

背後で大人しくしていたサムは、ディーンの背中に向かって口を開いた。

「…僕は―謝らないよ。ディーンが、僕に女の子を勧める限り、こうして僕の気持ちを、身体でわかってもらうから」

決めたんだ、というサムの声は、冗談どころか真剣そのもので。

背を向けたまま、ディーンは苦笑しながら、カラダでっておい!?と背筋を寒くする。

「…もうわかったから、お前には、ナンパしろっていわねえよ」

―兄を思い続けて、苦節幾年。

ようやく、ようやく僕の気持ちをわかってくれたのか、と目を輝かせるサムの耳に、とんでもないぼやきが届いた。

「俺の勧めるオンナノコは、お前の好みじゃねえってことなんだろ?だったら、好きなタイプのコを自分で探せばいいさ。ただし!ナンパがヘタクソで逃げられても俺に泣き言いうなよ」

ふあーぁ、ぐたぐただもう、俺は寝る、といってビールを飲み干すと、ディーンはぽいと空き瓶を転がして、上掛けに潜って寝てしまう。

取り残されたサムは、ただただ呆然とするしかなかった。


―こんなに、こんなに頑張って伝えたのに。

やっぱり、ディーンは全然分かっていない。

無茶苦茶して泣かせたつもりでおろおろしていたのに、結局泣かされるのはサムのほうだった。

とぼとぼとシャワーを浴びにバスルームへ入る。出てくると、流石に疲れたのか、グッタリした様子でディーンはすっかり寝入っていた。

性懲りもなく兄の枕もとを覗き込んで、寝顔を見つめながらサムは思う。





―なんでこんなに鈍感なんだろう、兄貴は。

キャシーとのこともそうだったけど、オンナノコをひっかけて一晩だけうまくやるのは誰よりも上手にこなすくせに、

向けられる本気の思いを正しく理解して受け止める事や、自分の思いを上手く伝える事に関しては、知り合ってきた女性の数に比べて恐ろしくヘタな気がする。

おかげでキャシーと再復活しなくて、僕的には助かったけど。ディーンは、彼女の側に残った方が、シアワセだったのかもしれないけれど。



深く閉じられた睫毛。

恐ろしく整った彫刻のような顔立ち。

誰よりも寂しがり屋で、熱い心と正義感を持っているくせに、それを普段はナンパな態度で必死に隠している。



―ディーンは、本当に知らないのかもしれない。

家族に必要とされて、学校にも満足に行けずに狩りを任務をこなすこと、忠誠を、愛を求められて貪られ、与えるだけ与えてきた彼は。

ただ無償の愛を注がれて、愛しかえす方法を知らず、そのまま大人になるしかなかったのかもしれない。

赤ん坊にミルクや栄養を十分に与えていても、一度も抱かず愛情を注がずにいると、しだいに衰弱して死んでしまうという。

母さんが居なくても、父さんが振り向いてくれなくても、ディーンに深く愛情を注がれ大切にされて育った僕は、ひとの愛し方を学んだ。

おかげで、失ったけれどジェシカに出会い、たくさんの友人も出来た。

ディーンが居なければ、多分僕は親父に振り回されて反発し、何処かでノタレ死んでいただろう。

今の僕を作ったのは、ディーンが必死に注いできてくれた、愛のおかげだと思う。



―だから、今度は僕が教えてあげる。

求めることを知らないディーンに、溢れるほどの愛を。

他の誰でもなく、彼から愛を注がれた僕の愛をいま返すから。

だから、もう一度僕を愛して欲しい。

子供の頃くれた愛とは、違ういろの想いで。



泣かせたせいか、まだ赤い目元に、そっとくちづけを落とす。

ひとつあくびをしてずるずるとディーンの隣にもぐりこみ、嗅ぎ慣れた柔らかい匂いのする首筋に鼻先を埋めて後ろから抱き締め、ちょうどいい場所をごそごそと探ると、サムは安心して眠りについた。




【SideDEANへ】
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おにいちゃんはサミィにとって
ままでありぱぱであり。狩りに勤しむとうちゃんのかわりで、世界のすべてだったのではないかと。

おむつもかえたしみるくもやったし、とさみゅたんのためにおにいちゃんは身を尽くして生きてきたので、こんどはさみーがおにいちゃんに尽くすべきかと。

…なのにおにいちゃんを拒絶する原作さみー。ひどいよ!!!(泣)
というわけで、おにいちゃんにいやがるほどかまうサミーをかいてみました(笑)
ヘンタイぷれいぽくてでどうもすみません(汗)


ぶらうざもどるでおねがいしますー