※ご注意です※
以下はJA/JEの妄想小説です。
意味のわからない方、興味のない方は、
ご覧にならないようにお願い申し上げます。

※R-18要素を含みます※
【 Promised Land 】
Private IslandU





(中略)





 ふと目を開けると、ジャレッドの姿がなかった。

 どろどろの躰は拭われているようだが、まだ下肢には湿ったような感触がある。

 一人で枕に頭を埋める様にしてぐったりと落ちていた事に気付き、慌てて起き上がった。

「…ジェイ」

 ジャレッド、ジェイッ、と必死に呼び、ベッドから降りて転びそうになりながら探す。

 リビングにもキッチンにも姿は見当たらず、ゲストルームか、それともまさか、と思ったところでバスルームから僅かな音がしている事に気付いて慌ててドアを開けた。

「あれ、起きたの?」

 シャワーブースで躰を流していたらしいジャレッドは、泡塗れで笑ってこちらを見た。

 姿を見て馬鹿みたいに安堵した。居た。あんまりほっとし過ぎて、躰の力が抜け、思わず膝をつきそうになって慌てて堪えた。

 ガラスに映った自分の姿がジャレッドと同じ全裸だったことに一瞬羞恥を覚えたが、それ以上にジャレッドの存在を確認したくてたまらなかった。

 穿たれ過ぎてがくりと抜けそうになる足でよたよたと近づく。勝手にガラス戸を開けて、目を丸くしているジャレッドにぎゅっとしがみついた。

「おい、どうしたの?」

 濡れちゃうよ?と言われても、いい、頷くことしかできなかった。

 じゃあ一緒に洗おっか、と言われて、抱き付いたままボディソープを手に取ったジャレッドに躰を洗われる。

 二人で入るにはシャワーブースは狭く、時折上げる腕や足がぶつかるが、くすくす笑うジャレッドに、狭さなど気にならないくらいくっついていたかった。

 後ろからぴったりと抱き竦め、腫れたようになっている乳首やくすぐったい脇、くたりとしたペニスやアナルを殊更丁寧に洗ういやらしい手に、「もう、いいからゆび、抜けよ…」と頼む。

 なのにジャレッドはからかう気満々なのか、「もう?ちゃんと綺麗になった?」といいながら、またぐりぐりと泡だらけの指を押しこんでくる。

 もう綺麗になった、と半泣きで訴えるのに、確かめなきゃ、と言ったジャレッドは、ゆびを抜いてくれたかと思うと、また固くしたペニスでそこを探ってくる。

 信じられないこいつ、と思いながらも、口の中で文句を飲み込んでただ必死に息を吐いて侵入してくるものを受け入れる。

 根元の深くまで飲み込まされ、シャワーブースの熱気と立ったままの苦しい体勢に息も絶え絶えになる。ジェン、もうダメ?と聞くジャレッドは、萎えてくたりと垂れているジェンセンのものを手に包み込む。

 出し過ぎて、先端はひりひり痛むのにどこか感覚が麻痺しているような妙な感じがして疼く。

 もう全然勃つ気がしなくて、触らないでほしくて、もういい、と首を振ると泡を流す様に頭上からぬるい温度のシャワーが降ってくる。

 息苦しさに口を開けると、何を思ったのか顔を捩られて口づけられた。

 バカ、苦しい、と言いたいのに、ジャレッドはがっちりと吸い付いて離れない。

 くちびるも、下の口にもジャレッドを埋められて、呼吸困難に陥りそうになる。本気で苦しくて足でもがき、身を捩る。

 ジェンセンが苦しんで身を揉むほど、体内のジャレッドはどくりと固さを増す。

 ペニスの付け根を掴んでぐいと引き寄せられる。そのまま数度、下から突き上げられて、中に思い切りぶちまけられる。うあ…ッと勝手に腰が竦み上がるのを引き戻される。

 完全に腰が砕けてしまうと、ジャレッドはジェンセンを抱き抱えてバスタブに横たえた。

 ごめんね、大丈夫?と謝られても、どこか満足そうなジャレッドが憎らしいのに憎めなくてどうしようもなく、鼻を摘まんでやる。

 痛いよ、と笑ったジャレッドは、案の定、もう一度綺麗にしてあげると言って、ジェンセンの酷使されて真っ赤に腫れたアナルに泡塗れのゆびをふたたびそっと押し込んだ。





 ようやく汚れを洗い流されたジェンセンは、湯を溜めたバスタブに浸かったジャレッドを背にぐったりして半ば微睡んでいた。

 いまはもうジャレッドの凶器も勢いを顰めている。

 後ろから顔を洗うようにして撫でてくるのに、だるい手を上げ、指を掴んで食む。

 自分より大きな手のひらを舐めては、案外かたちの良いゆびをチュッと音を立てて吸う。

 それを繰り返していると、ぽつりとジャレッドは呟いた。

「こんなに、俺の事好きで……よく一人で居られたね。…さみしくなかったの?」

 寂しくないわけがない。

 世界中の誰がいなくても生きていけるのに、お前の不在は辛すぎて、寂し過ぎて、熱い日差しの中に焼かれていても、心はずっと凍ったままだった。

 熱い息を吐きながら問うジャレッドに、寂しかった、という想いを込めて無言のまま子供のように後頭部を擦り付ける。

 目を閉じて頭を預け、頬を擦り寄せると、バカだなあ…、と苦笑交じりに言われて抱き竦められても、もう腹も立たなかった。




     *




 バスルームでの行為はくたくたになった躰には致命傷だったようで、ジェンセンは完全にのぼせて歩くだけでもふらふらだった。

 どうにか躰を拭いてもらい、バスローブ姿のままリビングのソファにころりと横になる。

 冷えたミネラルウオーターのボトルを額に当てていると、ジャレッドが話している声が聞こえて起き上がった。

「…明日はキャンセルで。ええ。…明後日?じゃあそれで」

 Thanx,といって切った背中を見ていると、振りむいたジャレッドは「電話借りたよ」というとすたすたとそのままキッチンに行ってしまう。慌てて躰を起こす。

「明日の昼のセスナ、キャンセルしたんだ。…良かったら、その…明後日の午後まで、いてもいいかな?」

 どうしてだか、躊躇うような言い方でそわそわと冷蔵庫からビールを取り出しながら言うのに、ジェンセンはたまらず口を開いた。

「…帰るな」

「え?」

「もう帰らないでいい。なあ、お前も、ここにいろよ」

 びっくりして目を見開くジャレッドに、帰らないでくれ、と繰り返す。

 すると、なんだかどうしようもない、というような顔でくしゃりと笑ったジャレッドは大股で近付いてきて必死に言い募るジェンセンをぎゅっと抱きしめた。

 自分からもしがみ付いていやだ、帰るな、と言い続けると、駄々っ子のような言葉を窘める様に熱いキスが降ってくる。

 それでももごもごと何か言おうとすると、舌を絡め取られてキツク吸われ、散々穿たれた尻を大きな手でぎゅっと掴まれてかくんと腰が砕けそうになった。

「んっ、冗談言ってるんじゃないんだ、ジェイ!」

 ぷは、と必死に口をもぎ離し、濡れたくちびるを拭いながら訴えると、「わかってるよ。でも、とりあえずごはん、食べようよ?もう俺腹減ってふらふらだよ」と笑うのに誤魔化されて結局その日はその話はなし崩しになってしまった。


 冷凍庫にあった肉をジャレッドはテキサス風に焼いてくれた。

 いつも何食ってたの?と聞かれるほど冷蔵庫の中の物は減っていなかった。

 食欲がわかず、簡単に食べられる物ばかり食べていたと話すと、それじゃあ痩せる筈だよ!と怒ったジャレッドに山ほど肉と野菜を盛りつけられて、こんなに食べられるか!と逆に怒った。

 だが、久し振りの人と食べるディナーはびっくりするほど美味かった。

 二人前食べてもまだ食べられそうなジャレッドに残りの肉を譲る。

 美味しそうに食べる様子を見ているだけでも満腹で、ジェンセンはこれまでの一人きりの食事がどれだけ味気ないものだったかを思い知った。






(一部抜粋)







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※おおむね全体的に砂を吐く感じが満載です(汗
前の話読まないとよくわからないです(ォィ…
不親切で申し訳ありませんが、気が向いたらブログのSSに入ってますので、読んでやってくださいませ。できたら発行日までにはサイトのほうにきちんと移行しておきたいのですが、できるかわからないので…スミマセンです(>_<)