※ご注意です※
以下はS/Dの妄想小説です。
意味のわからない方、興味のない方は、
ご覧にならないようにお願い申し上げます。

※R-18要素を含みます※

※設定が
「げいぽるの」なので
若干下品というかそんな
ところがありますが、以下をご覧になって
大丈夫な方のみ
本編をお手にとってくださいますように
お願いいたします。
【 Brother's Porno 】





(中略)





  

『このままふたりで狩りをしていこう』

『どうやって?会社を辞めたら保険だってなくなる。この会社にヘッドハンティングされてまだひと月足らずだ、辞められないよ』

『保険とか、仕事とかそんなのどうでもいいよ』

『よくない!』

『ディーンは、僕と居たくないのか?』

『……』

『僕が、嫌い?……好きだよね』

『何も言ってないだろ』

『僕は君に会った時から、こうなるって思ってた』




 悪霊を二人で力を合わせて倒した後、薄暗いオフィスの部屋の中で “サム・ウェッソン ”は “ディーン・スミス ”に圧し掛かる。

 怯える様に一瞬引いたディーンは、だが結局目を閉じてサムのキスを受け入れた。

 書類を凪ぎ落として、デスクに寝かされる。

 べったりと圧し掛かったサムは、いやらしいほどの音を立てて何度もディーンに深過ぎるほどのキスを与えてくる。サムはキスが上手だった。

 大きな両手で頬を包み込み、幾度も幾度もキスを繰り返す。伸ばした舌を擦り合わせて、唾液を飲まされる。

 スラックスに包まれた腿を撫で回され、ぐりぐりと股間を押し付けられて、ディーンは触れ合ったその場所の固さにぶるっと身震いをした。



 全四回あるセックスシーンの、初め。

 ゲイの自覚はあれど、経験のなかったエリートサラリーマンのディーンは、狩りの後のオフィスでサムのものを咥えさせられるというシーン。


 服を脱がされそうになって、抱き合ってキスをしているときには気付かなかったが、この部屋には監視カメラがある事をディーンは思い出す。

 それを告げて、脱ぐのは嫌だと抗うと、サムは、じゃあこの場で我慢する代わりに舐めて、と強請ってディーンを机の影に連れていく。

 カメラの視覚になった場所で、自分の椅子にまるで王者のように座ったサムに促され、ディーンは熱に浮かされたような目で突きだされたサムのそそり立つ馬のようなペニスに恭しくキスをする――






 馬鹿馬鹿しいストーリーだ、と思いながら、ディーンはサムのペニスをできるだけうっとりして見えるように舐め回した。

 ディーンはあまり口が大きくないので、ブロウジョブは得意ではない。けれど、共演俳優たちからは後日何故か絶賛されてしまう事が多い。くちびるや舌が、信じられないほど柔らかく、とても気持ちがいいのだという。

 自分ではわからないし、努力の末に得たものではないので感慨はないが、それで共演者が早くイってくれるのならそれに越したことはない。だがくちびるでの奉仕は最低でも基本たっぷり5分は続けなければならないものなので、ディーンは今さっき初めてサムのモノを生で見た時に自分の表情がこわばるのを感じた。


 参考で事務所に置いてあった何度かサムの出演作を見た事はあったが、190cmを超える長身のせいでモノ自体が大きいのはともかく、サムのペニスは20代前半という若さが売りだけあって、真上を向く勢いで立ち上がり、固そうで更にその上長かった。

 舐めなくてはならないほうとしては、大変に御免蒙りたいイチモツである。

 現役のスタンフォード大学生がゲイポルノにデビュー、とサムのデビュー時はディーンの時ほどではなかったが、一時かなりの話題になった。名門大学生、しかも甘い童顔のハンサム。ボトムの俳優はこぞって彼と共演したがったという。

 ディーンから考えれば有り得ないほど恵まれている。何故そんな奴がゲイポルノに、と謎に思うほど、サムのデビューはこれの他に進む道はなく、ハイスクールにすらいけなかったディーンを打ちのめした。

 その上、彼はこれまでトップしかやっていない。

 可愛いtwinkを攻めるだけではなく、熊髭をヤらなければならないのはご愁傷様と思うが、若い頃にデビューしすぎたせいかほぼボトムの仕事しか来ないディーンにとっては、恵まれた彼の存在は見ているだけでも苛立ち、辛く感じさせるものだった。

 だから、サムとだけは共演したくなかった。

 だが、きっと性格も嫌な奴なのだろうと思い込んでいたサムは演技自体もなかなかにうまく、乱暴にしつつも痛くないようにさりげなくディーンをかばってくれたり、時折タイミングを合わせるように様子をうかがってくれるのがとてもやりやすい。多分頭がいいのだろう。

 極めつけは、さきほど椅子の前にディーンを跪かせた時。

 自分の半勃ちしたペニスをひっぱり出したとき、サムはカメラに見えない角度で、目の前にぺたりと座るディーンの視線が自分の性器をじっと見るのに、一瞬だけ恥ずかしそうな表情をした。

 それはすぐに掻き消えてディーンのくちびるにぐいと押し付けたのだが、その浮かべた羞恥は意外なほど初々しく可愛くて、くちびるいっぱいにサムのペニスをしゃぶらされながら、ディーンは酷く驚いていた。












(一部抜粋)







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※さむ×でぃーんの生い立ちが違うAUってはじめてかも?
慣れないゆえにいろいろつかみそこねているところがあるようなきがしますがスミマセン…
広い心で読んでくださる方のみ、妄想を共有して楽しんでくださると嬉しいです(>_<)