※ご注意です※
以下はS/Dの妄想小説です。
意味のわからない方、興味のない方は、
ご覧にならないようにお願い申し上げます。

※R-18要素を含みます※

【 Reverse Cowboy 】
Brother’s Porno4





(中略)





  
 頬にふっと熱い息がかかる。

 あれ、と思った次の瞬間には、ほっぺたにそっとキスされていた。―サムだ。

 やっと帰って来たのか、ちくしょう、お前遅えよ。おれがどんだけ待ってたと思ってんだ。待ちくたびれて、馬鹿みたいにお前のことが恋しくて、二回も自分でヤッちまったじゃねえか。

 そんな文句を心の中で呟きながら、ごめんね、というサムの囁きに頬が緩む。

 いーよもう、お前帰ってきてくれたんなら。心配だったんだ、令嬢とか女優とかと、会ってんじゃないかと思って…

 そう思うと、サムは、令嬢ってなに?、と苦笑している。

 そんなのもうどうでもいいから、と思っていると、まるでその想いが分かったかのように、サムは覆い被さって深いキスをくれた。喉の奥まで犯すような口付けに、嬉しくて身体の力を抜いてサムの好きなようにできるよう明け渡す。もう何でもいいから、くちびるも舌も、躰の爪先まで、サムの好きにして欲しかった。

 くったりしたディーンの舌を舐め回し、敏感な上顎を刺激してびくびくと震えさせ、思うさま蹂躙してからサムはゆっくりと名残惜しそうにディーンのくちびるを舐め、顔を離した。

 目は、開いているような閉じているような中途半端な感じで、部屋のライトに照らされ、見下ろす興奮したサムの顔が、見えているのに見えていないような、夢のようにぼんやりとした感じで現実味がない。

 ごそごそと衣擦れの音がして、サムはディーンのくびすじに鼻先を押し付けてくる。見えないけれど、サムが何をしているのかわかる。さっきまでの自分と同じ、自慰をしている。自分のモノを自分で慰めているのだ。

 馬鹿だな、お前。ヤりたいんなら、おれの躰使えばいいんだ。後ろ使ってもいいし、口に突っ込んだっていい。お前がしたいんなら、何したっていいのに。

 そういうと、サムは苦しげに首を振る。ディーンは仕事で疲れてるのに、無理させたくないよ、と言われて、必死に首を振った。

 疲れてはいても、サムと抱き合う事は幸せだった。サムの想いは一途で、狂気を感じることすらあるくらいに純粋だ。同じ種類の想いなのかはわからないけれど、ディーンも負けないくらいにただサムのことを愛していた。

 おれだって、お前が欲しいのに、と言うと、サムは耐え切れなくなったと言うように荒々しく口付けてきた。

 激しく舌をしゃぶられて、まるで下肢をそうされているかのように感じた。サムの甘い唾液を呑み、興奮し切ったサムが平べったい胸の肉を強く擦るのに、下肢に触れられてもいないのに、ん、んンッと喉の奥で喘いでイッた。

 ディーンの胸元に頭を擦りつけるようにして、サムもまた射精したことがわかる。手伝ってやれなかったことに罪悪感を感じながら、頭を撫でてやりたいのに、躰がひどく重くて動かなかった。

 サムと自分の唾液でべとべとになった口で、サミー…、と、呟く。もう一度、ごめんね、と呟いたサムが、口元にキスをしてくれたのが最後で、記憶は途切れた。


 














(一部抜粋)







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※なんだかとってもディーン→→→サミーな内容になっております。