謎のパン???

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 頭脳パンとはこれだ! 2000年12月

先日、イトーパンに勤める友人のN氏が世話人にささやいた。
「実は当社で発売しているパンで頭脳パンというのがある。」
「ずっ、ずのぉーパン?なんじゃそれは?」いきなり頭脳パンと言われて
すぐどんなパンか想像つく人ははおそらく皆無だと思われる。
それどころかパンであることも見当つかないだろう。

しかし、このネーミングの奇怪さはつぐまるの作品などに通じるものがある。
なんかよぉーわからんが、そんなものがあるならつぐまるで紹介しようじゃないか
と云うと、N氏はそれならと袋からその頭脳パンなるものを取り出して、
世話人に1コくれた。それが上の写真のパンである。
形態は普通のクリームパンに見える。異様なものではない。
しかし、その袋がずごいのだ!飛んでいるのだ!
ケペル先生(古いなぁー)みたいなキャラクターが語っている能書きをそのまま
記すると「ビタミンB1を100gあたり0.17mg以上含んだ頭脳粉(小麦粉)
を使用して造ったパンです。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるときに
不可欠なビタミンです。」だとサ!で、これがいきなり頭脳パンというわけだ。
その上でっかく‘超’の文字がついてるぞ!チョーだぞチョー!超頭脳パン!
どうしてこうなるのだ??

N氏が云うには、まず頭脳粉を使用している。(だからそれが何なのだ?)
そして頭を使うと糖質を消費するからそのためにビタミンB1がはいっている
(・・?)ということだそうだ。そして袋には’黄色いクリーム’と大きな文字で
ドカンと書いてある。クリームは白か黄色かその辺と相場はきまっている。
(クリーム色というぐらいだから)
それを黄色だとわざわざ強調して書くというのか?

そしてこれぞ極め付け!この頭脳パンには‘おみくじ’がついているのだ。
もうこれだけビックリさせといてその上おみくじまで付けるとは・・
ちなみに開けて見てみたら中吉!そろそろモテモテ?だって・・
いやはやまいりました。

かんじんの味の方はというとさすが伊藤製パンだけあってきちんとしていた。
おいしかった。クリームはカスタード系だろうか?
中身はまともなのにどうしてこんなすごいパンになってしまうのだろう。
でもお店にあったらこのインパクトに圧倒されて絶対買っちゃうな!
ちなみに定価は¥100円でありました。