ハーモニカコンサート出演顛末記 2003 
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 相変わらず頭ん中まっ白で演奏中の世話人 

  

  は じ め に

崎元 と仲間たちによるクロマチックハーモニカコンサートVol.6’が、今年も5月に
門仲天井ホールで行われました。年に1回、世界的ハーモニカのソリストである崎元先生のところで
習っている人たちが、ピアノで伴奏してもらってソロで吹けるという緊張のひとときが過ごせる
企画であります。
ハーモニカを習い始めて6年目、早いもので世話人も今回で5回目の出演であります。
世話人のハーモニカは例によって今一つだけど、結構年齢層の広い友達が出来ました。

今 年 の 選 曲

世話人の芸風はだいたい固まってきている。一応ジャズ、ポップス、ボサノバ系だ。

だけど本来はクラシックハーモニカをやりたいと思っている。(信じてもらえないかもしれないけど・・・)
しかし、年に1回の一発勝負となると実力がはっきり出てしまうクラシック系の選曲は、どうしても
しり込みしてしまうし、世話人だって少しは楽しみたい。そんな按配で今の芸風になってしまった。

今年の曲はちょっと雰囲気を変えて‘ちあきなおみ’にしようかと思った。いったい何を云っているのかと
思われるかもしれないけれど、‘黄昏のビギン’という曲がとってもイイのだ。
(一時期、ネスカフェのコマーシャルでも使われた。)コレをジャズ風にアレンジして吹いたら、
すっごい!気持ちいいだろうなぁーと考えたのだ。考えたのだけど、考えるばかりで時間がたって、
3月になり、とうとう時間切れになってしまった。
結局、今年もまた世話人の数少ない持ち曲から選んで1ヶ月ぐらいでしっかり肉付けすることにした。

てなわけで今年は‘ジョージア・オン・マイ・マインド’であります。
レイ・チャールズの歌でコマーシャルにも使われていたからご存知の方も多いと思う。
これをリー・オスカーのバージョンからフレーズをぱくったりしてまとめてみたが、

とにかくおいしいところ盛沢山にしたので、4分近い曲になってしまっていた。ヤバイ!

別に時間制限があるわけではないが、本番での世話人の演奏可能時間は3分以内である。
(ウルトラマンかカップラーメンみたいだが・・)体力、集中力ともに乏しい世話人としては、
3分以上吹くと必ず破綻をきたす。
4分近い曲なんて前人未踏だ。(普通の人は平気でやっているのでハーモニカを誤解しないでください。)
とにかく削れるだけ削って、あとはテンポを上げて(危険だが・・)3分代前半にもっていくことにした。

 リハーサル

5月5日は恒例のリハーサル日だ。今年もあまり練習に身が入らなかった。
昨年は仕事でグチャグチャになって大変だった。
今年はそうでもなかったのにやっぱり練習しなかった。練習するかしないかは
時間の問題というより姿勢とか根性の問題なのだろう。

それより世話人のインチキ臭いアレンジをピアノの菅田先生に理解してもらえたかが心配だ。
ところが菅田先生は理解するだけでなくおもしろいフレーズがあるからと2小節のばしたり、
世話人のいつものダサイ部分を2小節削ったりしてくれたりとアイデアを出してくれる。
コリャぁーすごい!でも世話人がついていけるか心配だ。

リハーサルはどうかすると本番より緊張する。何で緊張するかというのは過去の顛末記に書いてきたから
省略するけど、とにかく緊張する。
案の定リハーサルは世話人一人でコケまくった。だけど後で録音したのを聞いてみると菅田先生のピアノが
なかなか良くて、世話人が予想したよりずっとファンキーな感じでとっても気に入った。

なんとしてもこの伴奏を台無しにしないように努めなければならない。(???)

 い よ い よ 当 日

本番までの1週間、本来ならばシャカリキになって練習しなければならない。
ところが恐ろしい事にハーモニカを吹くどころかさわりもしなかった。どうしたことか?
要するに緊張感がないのだ。もちろん人前で演奏するわけだからメチャクチャ緊張する。
だけど緊張感がないのだ。

ここ数年の経験で、もういくら一つの曲ばかり練習しても基礎的なものがしっかりしていなければ、
緊張のあまり必ずズッコケるというズッコケ癖が身についてしまっている。
ズッコケ慣れした慢性ズッコケ症候群状態なのだ。

 い よ い よ 本 番

控え室ではやっぱり緊張する。だけど慢性ズッコケ症候群が進行しているので、
すぐに緊張がゆるんでバカ話を始めたりする。
今までこんなことはなかったのに、かなり進行しているのだろうか。

そして今年も崎元先生に励まされ、やたらまぶしいステージに一人向かう世話人でありました。
この時点ではさすがに緊張が頂点に達しているが、ヤケクソ状態にもなっている。
今回から2日に分けてやっている関係もあって客の入りは少ない。多少緊張が緩和される。

バンジージャンプをする気分でピアノの菅田先生を見る。見たら最後、飛び降りるしかない。
そして、演奏がはじまった。

練習で出来ないところはもちろん本番では出来ない。
しかし、いままで絶対間違わなかったところで思いっきり間違うことがある。
もちろん最悪の条件下だからしかたがないのかもしれない。だけどなぜだろう?と考えてみた。

クロマチックハーモニカというのは普通のハーモニカの横にレバーが付いていて、
人差し指でそれを押すと半音上がる。だから半音上げるところは当然レバーを押して吹くなり吸うなり
しなくてはならない。そういった構造になっている。

ところが、世話人の場合(他にもそんな人はいると思うが・・・)は
自分の意識とはまったく関係なくとんでもないところでフッとレバーを押してしまうことがある。
例のワぁーやってもーたぁーである。

まるで‘いたずらをする小人’が人差し指に取り付いていて、突然世話人の人差し指をエイッと
ばかりに押しているみたいだ。本番では必ず1回はやられる。
本当に思わぬところでやられるので気が動転して、その後の2、3小節が空中分解することがある。
だいたい曲の最初のほうで一発やられて腰砕けになり、ようやく立ち直ったころにもう1回やられ、
とどめを刺されて撃沈するという按配だ。とにかくこの‘人差し指取り付き小人’対策が課題なのだ。

で、今回の演奏はどうだったのかというところに戻すと、出だしは緊張で震えながらのヨレヨレ状態で
あったけど例の小人は出現せずにイントロ部分は吹き終えた。
この部分が一番の問題だったから、ここを過ぎれば後は割と波に乗れる。
ピアノの菅田先生もガンガン乗っているので、いつもはおとなしい世話人も珍しく調子よくなってきて
ブリブリッて感じで吹き始め‘人差し指取り付き小人’の事なんか忘れ去って最後まで来た。
今年はいいじゃん!とエンディングのフレーズに入った時だ。プイッとレバーを押してしまったのだ。
一瞬のことであった。出たぁー!やられてしまった!ここできたかぁー!
だけどここまで結構勢いがついていたから最後に残った力でビヤァーと吹いてごまかした。
(実際ごまかせたかどうかわからないが・・・)
そして今年も終わった。

来年は‘ちあきなおみ’だ。

 

そ し て またまた 反 省

毎年同じ反省をしてきた。これだけ反省しても変わらないのだからそろそろ反省も替えたほうがいいと思う。
とにかく‘人差し指取り付き小人’対策が大事だ。

最 後 に
崎元先生、ピアノの菅田先生、いつも励ましてくださる教室の皆さん
どうもありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。