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  今回のお題「フィンガーチョコレート」

なんでこれがシーフードなのだ??
もちろんフィンガーチョコはシーフードではありません!
しかし、いくらシーフード大好きといってもずっとそればかりという訳にもまいりません。
ちょっと口直しが必要であります。てな訳で今回はフィンガーチョコレート!

フィンガーチョコは大好きだ!

最近、柿の種にチョコをまぶした物なんかがでてきている。これはこれで画期的でなかなか
おいしい。ちょっと考えつかない組み合わせだ。しかし、チョコでなにかを包むといった
お菓子のなかではフィンガーチョコの歴史は結構古いのではないか?
だけど、今やその人気というのはポッキーチョコにとって替わられている。
まずバリーエションに差がついた。ポッキーチョコはその表面の味のみならず、
その芯材にいたるまで味と工夫をこらし、いろんなタイプの商品で顧客ニーズを掴もうと
している。それに比べてフィンガーチョコはどうだ?最初の形態からまったく進化を止めて
もう完全に化石となっている。なおかつフィンガーチョコのほうはどうも貧乏臭いのだ!
単に形態がどんくさいからであろうか?なんでだろう?

そうだ!これはチョコレート表面付着率に問題があるのだ。
下の図をご覧ください。

 

芯となっているビスケットの体積と表面についているチョコレートの付着量の比率をみると
ポッキーチョコのほうがその比率の高いことがすぐわかる。もちろんこの付着率が高ければ
高いほどよいというものでないことは世話人だって理解している。

物事には適正値というものがある。

ちなみに天ぷらにもコロモ係数というのがある。
天ぷらの具の大きさに対して適正なコロモの量を決める係数のことだ。
通常、具の大きさを100とするとコロモを含めた全体の大きさが
120〜125ぐらいが適正値といわれている。
また下図をご覧ください。

 

例えばかき揚級の小海老に思いっきりコロモをつけて海老天にしたててしまうという
とんでもないのがあるが、あれなんかコロモ係数500クラスだ!
だからといってコロモ係数が0となるとこれはもう天ぷらとしてなりたたない。
コロモがないのだから・・・

話を戻すとフィンガーチョコのチョコレート表面付着率もこれと似たようなことが
言えるわけだ。付着量を上げれば確かに貧乏臭さはなくなって、
ポッキーと対抗できるかもしれない。
だけど、これではちょっと味がくどくなって続けて食べることができない。
ここに新たな問題が生じてくるのだ。

本当にフィンガーチョコが好きな人はこれを続けて食べる。前のフィンガーチョコが
まだ口の中にあるのにもう次のフィンガーチョコの包み紙をむいてしまっている。
チェーンスモーカーという言葉があるが、まさしくチェーンフィンガーチョッカーだ!
世話人なんかその典型でチョコボールも好きなのでチェーンチョコボーラーでもある。

フィンガーチョコの素敵なところはもうひとつある!
それぞれを銀紙で包んであるところだ。
これをいちいちむいて食べるところがよい!ポッキーみたいにサッと抜き取っていくのとは
違う味わいがある。その銀紙もメーカーによってはいろんな色をとりまぜてあったりして
楽しい!もちろん中身は皆同じだ。銀紙の色で変わったりなんかしない。
だけど、わかっていても食べるときはあの色の影響を結構うけるのだ。銀色を2回続けて
食べたから今度は金色にしておこう。いやいやそろそろピンクのヤツもむいてみよう。
どうしても好みのブルーの銀紙のヤツにかたよりがちだからちょっと控えておこうなどと
ついつい計画的になってしまう。

こんな味のあるヤツが、今後お菓子の世界から淘汰されていったらどうしよう!

 

注)文中のコロモ係数などの用語は世話人が勝手に作ったものであり、
一般社会の用語としてオーソライズされているものではございません。
したがって他で使用して笑われても責任はもてません。