清里カンティフェアー2002顛末記
   
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新作:流木ランプ

 

助っ人作品:ビーズ細工

今年の清里カンティーフェアー顛末を語る

昨年の反省に基づいて、世話人はこの1年いろいろと計画を練ったつもりだが、
例年どおりほとんどが頓挫してしまった。まず肝心の作品が出来なかった。

致命的や!

とにかく小物で数の勝負だと毎年反省しているにもかかわらず、また大作1点ものの勝負に
でてしまった。それも大作でなくて小作1点なのでなんとも見栄えがしない。


それは先号でも紹介した「流木ランプ」だ。でもこれは世話人自身も結構気にいっている。
いつもの自画自賛作品ではあるが、それはわかっていても世話人としては今回は芸術的工夫?
もこらしているのでついつい自画自賛してしまう。だからこれが売れてしまったら
ちょっと淋しいなと心配していたが全くの心配に終わってしまった。

あとの出し物はネコランプをはじめとする数年来の売れ残りしかなかったのでかなりの苦戦が
予想されたが、義理の妹が自作のビーズ細工(指輪やペンダント)を販売委託してきたので
急にアイテムが増えてにぎやかになった。価格設定が安かったのもあるけど、
いままでのつぐまる作品のカラーにないセンスのよさが受けて、コレがバカ売れとなり、
ワークショップ‘つぐまる’にとっては丸太売り以来の販売快感にひたった。

やはり薄利多売は強い!それに引きずられて在庫のネコの爪トギ入れやネコランプ3号も
売れたので久方ぶりに交通費の高速代ぐらいは確保できた。うれピー!

こうなったら昨年より懸案の「ハーモニカを吹いて客寄せしよう!計画」を実行しようと思った。
この夏がんばってカンティフェアーにマッチしたカントリー曲を選び、パソコンでカラオケを
つくってMDに録音しておいたのだ。ケンタッキーの我が家とか金髪のジェニーとか
小学校の音楽の時間にやったようなものばかりだ。

ボサノバ評論家の世話人としては不本意な選曲ではあるが子馬や子豚がウロウロしているような
牧草地でイパネマの娘やサマーサンバというのもさすがに間が悪い。
カラオケ用小型スピーカーも用意した。木の枠で囲ってそれなりの雰囲気もだした。
よしっ!それじゃーいっちょやってみるか!

ところが・・・

スピーカーからろくろく音がでないのだ。家の中ではあんなに鳴っていたのに・・アレー?
ハーモニカを吹いてみる。自分の音が聞えない?アレー?
広い牧草地では反射するものがないからだろうか?いやいや違う!今回ブースを張ったすぐ横に
巨大な発電機が設置されているのだ。それがブ−ンと騒音をたてていてウルサイのだ。
これはどうにもならない。ハーモニカと発電機では勝負にならない。そもそも土俵が違う。
だめだぁーもうあきらめた。

 

おばさんがやってきて世話人の小型スピーカーを指さしてそれはいくらか?と尋ねた。
売り物ではない!世話人は完全にめげてしまった。
その夜、酔っ払った世話人は宿泊先のせっぱこっぱのペンション2ndでライブと称して
ハーモニカを吹きまくり同宿者をあきれさせた。

来年の計画

もう世話人一人でたくさんの物をつくるというのはムリだと気が付いた。
いまごろ気が付いたかという感じだが、やっと気がついた。
そこで世話人は自らの力を過信せず謙虚な計画をたてることにした。

そうだ!たくさん物をつくれる人を連れて行こう。
そこで世話人はまたハーモニカを吹いたりして客集めに専念すればよいのだ。

これに決まりっ!