清里カンティフェアー顛末記
   
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  2000年12月

  

2000年の清里カンティーフェアーも10月に無事終わった。

天気もここ数年のなかでは大変よかった。

つぐまるのワークショップでの一年間の集大成が明らかになるときだ。
(実際は二週間程度の実働だが…)

6年前のカンティーフェアーでの丸太販売の教訓はいかせたのか?

顧客ニーズはつかめていたのか?

今年の清里カンティーフェアー顛末を語る 

ネコ型マウスパッド

サンタフェ風ネコの
ツメとぎ入れ

ネコランプ1号

(今年の出展品)

詳しくはつぐまるの芸術コーナーをご覧下さい

     1、ネコ型マウスパッド 2台
     2、ネコのつめとぎ入れ サンタフェ風タイプ  1台
     3、ネコのつめとぎ入れ 高級タイプ 2台
     4、ネコランプ 1号 2台
     5、ネコジャラシスタンド 3台
     6、定番 Yシャツたたみ器 1台

                以上であります。

(今年の販売実績)

       ネコ型マウスパッド 1台
       ネコのつめとぎ入れ サンタフェ風タイプ 1台
       ネコランプ 1号 2台(完売!)ありがとうございました!

以上の結果となりました。
しかし、問題は売れたのはすべて新作で(これはこれでうれしいが・・)
昨年来より売れ残っているのは、やはり今年も売れ残ったということだ。

こういったことも含めて今年の反省!

カンティフェアーには不特定多数のいろんな人が来る。

(あたりまえだが・・)

こちらの作品への思い入れがそのまま伝わるとはかぎらない。

(あたりまえだが・・)

世の中ネコ好きの人ばかりとはかぎらない。

(これまたあたりまえだが・・)

したがってどんなにあたりまえの作品であってもそれなりの説明と
デモンストレーションが必要であり、大切である。
あの丸太の輪切りを売った時でさえそれはそれはいろんな能書きをつけた。
しかし、これが最近なんかめんどくさくなってきた。せっかく自然のなかにいるのだから
天気がいいとのんびり寝ころんで清里ソフトクリームでもなめていたい!
それなのに朝から夕方まで興味があるかないかわからない人たちをつかまえて作品の
説明をするのは大変だ。特にYシャツたたみ器の説明とデモを一日何回もやったら、
そりゃぁーもう自分は一体何もんだ?というような気がしてくる。
そもそもつぐまるのYシャツたたみ器は世界に3台しかない。
1台は義理の弟夫婦のところ。1台は世話人自身が使っている。
そして売れ残りの1台という訳だが、いくら昨年のDIYグランプリ通産大臣賞地区で
予選みごと落選とはいえ、こうも毎年売れないとなるとかえって愛着もわいてくる。
色も深みがでてアンティークぽくなってきた。
もうこのまま売れんでもええ!そんな気がしてきた。

ネコ型マウスパッドについてはこんなことがあって驚いた。
念のためマウスパッドの説明を致しますとパソコンのマウスを動かす時に使う下敷き
みたいなものであります。ネコ型マウスパッドは木の板をベースにマウスを動かす
部分にネコ型に切ったコルク板を埋め込んで貼りつけたものです。
それでネコ型マウスパッドと名づけた訳ですが・・

おばさんの集団がやってきて、ネコ型マウスパッドをこねくりまわし、コルク板の部分
をスリスリして「なんでここがベタベタしていないのぉー?」という
「ベタベタぁ?」世話人は言われている事がわからず口をパクパクさせた。
「ベタベタといわれてもぉー・・」対応に苦慮する世話人。

しかし、おばさんの手の動きを見て世話人はハタと気づいた。
おばさんはこれを本当のネズミ取りと思ったのであった。
ネズミがこの上を歩いたら足がベタァーっとくっついてゴキブリみたいに取れると
判断したらしい。世話人は驚愕しながらもこれはパソコンの周辺機器に
使用するものであり、これで本物のネズミを捕る事はできません。と答えた。
おばさんたちは「新しいもんはわかんないわよねぇー!ヒャッヒャァー」
と言いながら去っていった。

 やはり来年は、もっと簡単で売買手間のかからないものにしないといけない。
毎年シンプルなものにしようと心がけるのだが、時間に追われるにもかかわらず
ついつい思い入れが強くなりすぎていつもヘンなものになってしまう。

それになるべく小ぶりなものにしよう。売れ残り品が家の中にあふれると
気も滅入るし、当然部屋もせまくなる。
ネコのツメとぎ入れなんか部屋中ゴロゴロしていてつぐまるにとっては
いいかもしれんが、人間はしょっちゅうケツまずいてイライラする。