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ジョイス&A.C.ジョビン版
ジョイスとA.C.ジョビンのデュエットだ。もともとこの曲自体、このバージョンで有名になった。
結構リバーブをかけたボーカルだけどいやらしく聴こえない。
ジョビンの歌は大概今一つなので、デュエットの場合、遠慮がちなボーカルが多いけど、
今回はジョイスにわりとからんでいる。それがまたイイ感じだ。
やっぱりこのバージョンの出来がよかったからボサノバスタンダードとして生き残っているのだろう。
ナラ・レオン版
例によってメネスカルのギターと単純なパーカッションだけのアレンジだ。いつものように淡々と歌っている。
とにかく安心して聴けるバージョンだ・・・。
ジョアン・ジルベルト版
この曲に関して、この大御所のバージョンが個人的にはベストだと思っている。
曲自体がジョアン・ジルベルトに合わせて作られているような気がする。
ギター、単純なパーカッション、そしてジルベルトの韻をふんだようなボーカルだけの密室的演奏は格別だ。
エレーナ版
アルゼンチンのボサノバ女性ボーカルのエレーナだ。アルゼンチンのボサノバということで緊張するけど、
この人は結構オーソドックスなボサノバに仕上げる。
だけど古臭いアレンジというわけではなく、サウンドはどこか新しい。
理由はわからないけど、聴き心地がとってもイイ。
クレメンティーヌ版
フレンチボッサともちょっと違う感じのクレメンティーヌだが、あまりはずしたボーカルというのはないようだ。
あの‘サマーサンバ’のマルコス・ヴァーリとのデュエット版なので結構期待して聴いたが、
イントロでもうだらけてしまった。曲全体がイントロみたいな曲なので、
さらっと切り上げてさりげなく次に進めていくパターンのほうがイイのかも・・・
このバージョンはジョイスとA.C.ジョビンのデュエット版を意識しすぎたのか、
ちょっとコネ繰り回してしまった感がある。
イリアーヌ版
所謂、ボサノバ系美人ジャズピアニストのイリアーヌだ。おいしい水なんかとメドレーで演奏しているが、
この曲がイントロみたいになっちゃって、次のおいしい水がグッと引き立っている。
もうピアノトリオでやっているジャズだよっ!て感じだ。ボサノバテイストはちょっぴりだけど、
それはそれでイイなぁ〜と聴き入ってしまう。
小野リサ版
やっぱり小野リサはボサノバスタンダードの優等生だ。いつものように無難な仕上がりだ。
この曲に関しては、あまり冒険しないでオリジナル(と言ってもどれだかわからないが・・)に
忠実なほうが失敗しないのだろう。さわやか度ではこのバージョンがNO.1だ。
鈴木 重子版
東大卒の美人ジャズボーカリストだ。スキャットの三月の水だけど、この曲の歌詞は淡々とポルトガル語の
名詞の羅列だから、ぜんぜん違和感がなかった。
だけど他の曲とごちゃまぜにしたようなアレンジで今ひとつだった。
ストレート勝負のボサノバでも素晴らしいと思うので、あんまりヒネったアレンジではやめて欲しいだが・・・
その他いろんな人たちがこの曲をカバーしています。 |