12月のボサノバ想いあふれてChega de Saudade

とりあえずこの曲を世話人演奏のお風呂場録音ボサノバハーモニカで聞いてみよう!


 

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バックはSinger Song Writerのアレンジデータを使用

12月という寒い時期にピッタリのボサノバはさすがに見つからない。また12月をテーマにしたボサノバというのもなかなか見つからない。
たぶん存在しないのだろう。あっても名曲かどうかわからないので、もう切り口をかえてみた。
12月といえばその年の締めくくりの月だ。締めにふさわしいものを選んでみよう・・・ということにした。

締めにふさわしいものというと元祖ボサノバで、すでにスタンダード化したものだろう。元祖というと確かにボヤーッとしているのは事実だけど、
一般的には「想いあふれて Chega de Saudade」という曲がそういった面で認知され、ボサノバ第一号となっている。

アントニオ・カルロス・ジョビンとヴィニシウス・ジ・モライスという不朽のボサノバコンビが生み出したこの名曲を
ジョアン・ジルベルトが1958年に世界的ヒットさせたところからボサノバの歴史が始まったといっても過言ではないからだ。

そんなわけで12月のボサノバは「想いあふれて Chega de Saudade」にした。

「イパネマの娘」におけるアストラッド・ジルベルトのバージョンと同じように、この曲もジョアン・ジルベルトのバージョンのパワーが
強すぎる(元祖だもんね!)けれど、他の若手アーティストなんかもよく健闘している。もう50年近く前になるのにとっても新鮮に聴こえる。



 代表的な演奏のご紹介 (13バージョン)
世話人の演奏に不安をおぼえた方は参考にしてくださいね!


 ベレーザ版
今の世代のボサノバシンガーでA.C.ジョビンのトリビュート版でもこの曲を歌っている。
だいたいどれもそうだけど、テンポもよく、ホント洗練されているなぁ〜という印象だ。新しい風を感じる・・・。

 中村善郎版
日本を代表するボサノバシンガーソングライター中村善郎氏をこのような形容は不適切かもしれないけれどで、
和製ジョアン・ジルベルトという表現もあてはまると思う。したがってこのバージョンがいかに良いかは言うまでもない。
ウィズストリングスのバージョンもいいんだけれど、やはりこの方は、弾き語りに真髄があるような気がする。


 ヨー・ヨー・マ&ローザ・パッソ版
現代最高峰のチェリスト、ヨー・ヨー・マがボサノバをやってくれるなんてもうそれだけで感動ものであります。
こうなったらクラシック的ボサノバになってもかまわないと思っていたけど、
そこはさすが最高峰!ローザ・パッソのボーカルとギターにからんでお見事です。
これはライブなので、そのビジュアル版を見たらヨー・ヨー・マが本当に楽しそうにノリながら演奏していた。ほんとイイ!

 レイラ・ピニェイロ版
この女性ボーカルのことを実はよく知らない。ちょっとジョイスに似た感じであろうか
とってもオーソドックスなアレンジだ。緊張しないで聴ける。ボッサにとってとっても大事なことだ・・・。

 A.C.ジョビン版
毎回同じ評価で恐縮だけど、ジョビンは一般的には歌がうまくないと言われている。
だからボーカルバージョンは難があるようだ。しかし、インストのシングルトーンのピアノの音もどっか不安定なのだ。
気のせいだろうか・・・。もっともそのシャキッとしないところがボサノバの真髄であり、
この曲の作曲者の大御所の演奏といえるようだ。

 小野リサ版
ボッサの基本をはずさない姿勢は、時には物足りなさを感じるときがないでもないが・・・やっぱりウマイ・・・安心して聴ける。

 クアルテート・エン・シー版
クアルテート・エン・シーはボッサの女性コーラスグループとしては非のうちどころがないというか・・・
完璧なハーモニーであります。だからどの曲も間違いないのだけれど、このバージョンは「フェリシダージ」と
「イパネマの娘」とのメドレー的アレンジなので、その完璧さが裏目に出たみたいだ。
何かヒットパレードを聴いているような印象を受けた。

 カーメン・マクレイ版
女性ジャズボーカルの大御所である。ボサノバなんかといってはなんだが、
とてもボサノバを歌うという雰囲気はないと思っていたが・・・・。
思ったとおりボサノバなんか全く意識していない歌いっぷりだ。お見事!


 ジョアン・ジルベルト版
さすがに50年近く前のオリジナルの演奏は時代を感じさせずにはいられないが、そこはもう元祖である。原点である。

 ナラ・レオン版
抜群のボサノバ安定感を持つナラ・レオンとメネスカルのギターと単純なパーカッションだけのアレンジだけど、
ホント聴きやすくて女性ボッサボーカルのベンチマーク的バージョンだ。


 ジョイス版
ジョイスはアストラッド・ジルベルトとかと比べるとクセというかヒネリみたいなものがあるが、そこがまたイイところだ。
この曲も前半はシンプルな弾き語りで後半ひねってくるという感じだ。ところが好きだ。

 ルア・クレッセンチ版
日本のジャズボッサバンドだけど、どうもサンバっぽい人たちみたいで、なかなかポジティブな演奏だ。
まだデビュー間もないみたいで初々しい感じがする。ノリはとってもイイ。

 ミルトン・バナナ・トリオ版
60年代のピアノトリオに軽いオーケストラが入っているピアノのシングルトーンはBGM的だ。
ボッサもこんな感じになると、夏場のビアガーデンだ。別に悪くはないけど・・・。

その他いろんな人たちがこの曲をカバーしています。