10月のボサノバメディテーション

とりあえずこの曲を世話人演奏のお風呂場録音ボサノバハーモニカで聞いてみよう!

 


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バックはSinger Song Writerのアレンジデータを使用


10月というと秋だ!当たり前だが・・・・秋といえばどうしても物思いにふけりたくなる。瞑想の秋だ。
そんなわけでボサノバの名曲のなかにそのものズバリのメディテーション(瞑想)という曲がある。
だから10月のボサノバは文句なしでコレに決まりっ!


   

この曲はA.C.ジョビンとニュートン・メンドーサとの共作で1963年の作品だ。そしてボサノバのなかでも気だるさにおいてはトップクラスだ。
気だるさナンバーワンの「コルコバード」に続き、ナンバーツーといった位置付けになるのではなかろうか?
やはり同じ気だるさでも秋より春のウダウダぁ〜とした気だるさのほうに軍配があがるような気がする。

このメディテーションという曲は気だるさナンバーツーだけあって「コルコバード」同様に抑揚が少なく
ダラダラーとはしているのだけれどメロディラインの美しいボサノバのひとつだ。


 代表的な演奏のご紹介 (11バージョン)
世話人の演奏に不安をおぼえた方は参考にしてくださいね!


 トニーニョ・オルタ版
ブラジルのギタリスト、トニーニョ・オルタのジョビントリビュート版の中の一曲だ。トニーニョ・オルタは
ボーカルでもなかなか良くて、特にこのメディテーションの気だるさボーカル度は満点だ。
ただバックがフルート、ハーモニカのアドリブ、コーラスとやたらうるさくて、しんどい気だるさに
なってくるのでもう少しバックもタンタンとしたアレンジにして欲しかった。

 松本浩版
ブルー・ナイツのヴァイヴ奏者だ。もっとヴァイヴのボサノバを聴きたいと思っているのだが、
あまり見当たらない。確かにムーディ過ぎてヘタを打つとナイトクラブ化するからだろうか・・・。


 サリナ・ジョーンズ版
毎回思うことなのだが、良し悪し、好き嫌いは全く別の問題として、サリナ・ジョーンズにポップスの人
なので、どれを聴いてもやっぱりボサノバには向いていないような気がする。
どこか心の中でコブシをまわすというか、ヒネリを加えてしまうようだ。

 A.C.ジョビン版
元祖の登場である。インストルメンタルバージョンだ。いつものイージーリスニング風のオケをバックに
ピアノのシングルトーンでそれはそれは気だるく演奏してくれている。ジョビン場合、ピアノもボーカルも
何故か同じような感じになる・・ちょっとだけ調律がずれているような感じというかなんというか・・・
まぁ、それがボサノバにまた合っているのだが・・・。

 ファルフェスタ版
ロス中心の日本とアメリカの混成ユニットだ。ポップなアレンジのメディテーションだが、こんなタイプの
ユニットにありがちなボッサ崩しはしていなくて、素直な取り組みがとっても好感!
女性ボーカルも程よいウィスパーボイスでGOOD!

 チャーリー・バード版
ケン・ペプロウスキーのクラリネットのインパクトが強すぎて、ギターの名手チャーリー・バードもグッと脇へ
押しやられている感がある。ペプロウスキーのアドリブはメディテーションの面影が全くなくて、もう別の
曲を聴いているようだ。テンポも結構ハイで、とても瞑想している余裕はない。
珍品の部類に入るメディテーションかも・・・?

 アストラッド・ジルベルト版
イントロでパァパパヤァパァーというボーカルは昔の日本のボサノバ歌謡を連想させるが、別に怪しい状態にも
ならない定番のバージョンだ。アストラッド・ジルベルトは、まぁ爽やかな人なのでこのディテーションも
爽やかだ。意外とメランコリックにするのは難しいのかも・・・。


 ジョアン・ジルベルト版
アストラッド・ジルベルトと同じようにイントロでパァパパヤァパァーときたのにはイヤな予感がしたが・・
やはり元夫婦なのだ同じような按配になったのか?
しかし、さすが大御所だけあってコレが一番安心して聴けるバージョンだ。


 ナラ・レオン版
メネスカルのギターと単純なパーカッションだけのアレンジだ。ちょっと速いテンポでいつものように
淡々と歌っている。これもまた安心して聴けるバージョンの一つだ。


 ナラ・レオン版(パリ録音バージョン)
めちゃくちゃリバーブが効いたエフェクトで地下室かトンネルの中にいるようだ。割とナチュラルな感じの演奏が
多い人なのにどうしたのだろう?初リリースしたアルバムなので意識しすぎたのだろうか・・・?


 カエターノ・ベローゾ版
アブラジルポピュラー界の貴公子もすっかり年配になってしまった。
ボサノバとはどっか一線を引いているような感じだが、こんなメローな曲となるとやっぱり絶品だ。ライブ版。

その他いろんな人たちがこの曲をカバーしています。