ボサノバ歌謡ふたたび! 
つぐまるのボサノバ天国にもどる

以前にボサノバ歌謡について書いた後、聞き逃していたものなんかもあって、
またまたボサノバ歌謡のいいのがあった。
そんな訳で今回あらたに世話人の偏見と思い込みによる簡単紹介をしてみたい。

ノスタルジア 竹内まりや

CDタイトル「ボナペティ」

2001年

竹内まりやの曲というのは、夫の山下達郎と明らかに対極にあるのだからもっと
ボサノバ的なものがあってもいいと思うのだが、どうも火曜サスペンス劇場の
ラストテーマ的になってしまうのは残念だ。もったいないなぁーといった感じで
あったが、最近
「ノスタルジア」という曲がでた。ここ数年来のボサノバ歌謡の
なかでベストワンにあげてもいいぐらいの出来だ。すばらしい!
世話人一押しであります。

それといままでボサノバの曲の歌詞というのは特に意識していなかった。
それは基本的にポルトガル語だからわからないというのもあるけど、
強烈なメッセージが込められているというのが少ないからだ。
もともと後ろで鳴っているというさりげないタイプの音楽だから、こういった面でも
そんな按配なのだろう。日本語の歌詞だったとしてもぼんやり聞いているというのが
実情だ。でもこのノスタルジアは歌詞のほうまでスッと聞き込んでしまった。
過去の切ない想いが伝わってくる。やはりボサノバは大人の音楽だ。
多少の年輪を経てこないと味わえないかもしれない。
そういった意味でも優れたボサノバ歌謡だ。

この他1992年のAFTER YEARS
CDタイトル「Quiet Life」という曲もボサノバだった。

もっとボサノバを歌って欲しい。

あの娘はあぶないよ 小島麻由美

CDタイトル「My neme is Blue」

2001年

小島麻由美という歌手は不思議な人で、とっても古くさい感じの曲
(たとえば笠置シズ子の買い物ブギみたいな・・)を作って唄ったりするんだけど
なぜかとっても新しく聞こえる。オリジナリティたっぷりでノリもいいし、大好きだ。
声もウィスパーでボサノバ向きだからボサノバやればと思っていたらやっとでた。
それが
「あの娘はあぶないよ」という曲だ。だけど性格によるものかわからないけど
途中でサンバになってしまった。

とっておきの朝を 今井美樹

  CDタイトル「Ivory」

1989年

ちょっと古い曲の紹介だ。もう10年以上も前になる。

この人の曲はどっかボサノバテイストが入っている。
だけどボサノバ調とかボサノバ風とかではない別のものみたいだ。
純粋ボサノバ愛好家からしてみれば、はっきりせんかい!といいたくなるような
中途半端さがある。でもそこがまたいいのかもしれない。
癒し系特有のパターンだろう。そんな中で明確にボサノバ色を打ち出したのが
この
「とっておきの朝を」という曲だ。
いままでの中途半端はやめてズッチャッズチャーァチャてな調子で気持ちいい。
この調子でいって欲しかったけれど、やっぱりボサノバ歌手ではないので
1990年のアルバム「retour」ではもとのボサノバ中途半端状態に
戻っていた。だけどボサノバじゃないから良くないということでは決してない。
世間の評価どおりまったく問題ない。