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  今回のお題赤貝の缶詰
 

やっぱりそれは赤貝の缶詰だっ

世話人は、臨終の間際には、タラバのカニ缶を口いっぱいに頬張って最期をむかえるというのが
悲願ではありますが、もし無人島に缶詰を一缶だけ持っていってイイと言われたら、
それはもう迷わず「赤貝の缶詰」であります。
なんか矛盾しているようだけど、高級だから好きだという感情と利害抜きで好きだという
感情とは異なるということであります。


まぁ〜恋愛感情に似たような理屈でありましょうか?・・・
ん?自分でもよくわからなくなってきたぞ・・・・


というわけで・・・赤貝の缶詰が大好きだーっ!

世話人の赤貝の缶詰が大好き歴は、かれこれ30年にはなると思う。コレがいつ頃から発売されて
いるのかはわからないけど、この缶詰の歴史と共に歩んでいる気がするくらいだ。

でも最近は小粒になったよね。缶詰には大粒!なんて記載はされているけど、
昔のほうが大きかったような気がする。何でもそうだけど・・・ね。

前世はきっとラッコだったと信じているくらいに貝類が大好きな世話人だから、
貝類の缶詰に目をつけずにはいられない。

貝類の缶詰は、他にもバイ貝の醤油煮やあさりの水煮なんかがあるけど、
赤貝の缶詰が圧倒的なシェアを誇っているような気がする。ホントどこのコンビニにでも置いてある。

世話人はコレ好きで好きでたまらないから、お酒のおつまみとしては必須アイテムだ。
コレと乾き物系のおつまみがバランスよくあれば、それだけで大満足だ。
赤貝の缶詰は、お酒の種類を選ばないし、手軽に買えるし、一応貝だからチープな食材という
印象もないし、タレたっぷりだから一粒でも結構引っぱれるしで、イイことづくめだ。

爪楊枝でなるべく大粒を捜しながら缶詰の中から一粒一粒食べるのは楽しいよ!
もっとも客観的にみたらショボい光景だとは思うけど・・・。


こんな素敵な赤貝の缶詰だけど弱点はある。コレはゴハンのおかずにはならないのだ。
もちろんそんなことはない!ゴハンのおかずにして食べているという人も世の中にはいるだろう。
実際コレを使った炊き込みゴハンのレシピを見た。

だけど、ほとんどの人はコレをお酒のおつまみとしてとらえているのではなかろうか?

赤貝の缶詰も有明煮とか書いてあるけど、照焼タレの味付けだ。
照焼タレ系の缶詰の特徴は、素材がなんであれ、タレの味に押し負けてそのほとんどが素材の味を
消し飛ばされている。まぁ〜実際はタレを喰っているようなもんだ。
このような話は「さんまの蒲焼の缶詰」の項ですでに述べた。赤貝の缶詰もまたしかりである。
だから赤貝の味を楽しむというより、その食感を楽しんでいるんだろう。
同じ照焼タレ系の缶詰でもさんまの蒲焼の缶詰は十分にゴハンのおかずになり得る。
いやそれどころか何杯だって食べられる。だけど赤貝の缶詰ではなかなかゴハンがすすまないのだ。
これは先程ふれた食感にも影響されているのかもしれない。

さんまの蒲焼は缶詰になっちゃったとはいえ、まだ骨あり、肉あり、皮ありといった感じで
歯ざわりみたいなものがある。
赤貝の缶詰はその点、淡泊というかなんというかムチッとした食感以外はコレといって
無いような気がする。また、貝類というのはもともとオカズとしては不向きな素材なのかもしれない。
確かに貝の盛り合わせ定食なんてお目にかからないもんね。
もっともお寿司なんかは例外だとは思うが・・・。
だから、オカズに不向きなものを缶詰にしたって不向きは不向きということだろう。


ところで、赤貝の缶詰は赤貝といっているけど、実際はさるぼう貝(なんでも猿が頬っぺたを
ふくらましているのに似ているので命名されたそうだ・・・ホントに似ているのかな?)
というものらしい。缶詰の原材料のところにもそう書いてある。


このさるぼう貝というの調べると、赤貝の亜属とか赤貝の一種とか、
はたまた赤貝とは別のものというような書き方をしているものもあって、
結局赤貝なのかそうでないのかよくわからない。
であるならば堂々と「さるぼう貝の味付煮」とか書けばいいのだろうけど、
確実に売れ行きは落ちると思う。そう書かない気持ちもよくわかる。

いきなりサルボーガイなんていわれたら引いてしまうね・・・。