一口にケーブルクレーンといっても、性能や能力には大差があります。 砂防ダム工事において 『自社での索張りの場合コンクリートを1日20立方しか打設できなかったが、専門業者の索張りだと50立方打設できた。』 という話がよくあります。 ケーブルクレーンは、作ったことによって役所に予算をもらうための施設ではなく、それ自体を使って仕事をしなければならない施設であることがよくわかると思います。 安全性が高く、作業性の良いケーブルクレーンを作るために当社では絶えず研究と施工を繰り返しています。 四国山地の急峻な地形で育った綱屋のケーブルクレーンを是非一度おためしください。

  
施工に便利なセンターラインになるように、ボンドアンカーなどの工法を用います。 重機堀りか立木アンカーしかできないようでは主索のセンターがずれて、作業の段取りを優先したケーブルクレーンにはなりません。

(写真は索用タワーの控え用22m/m×2mボンドアンカー)
2.9ton吊りの主索用は33×2m×2本


重機の分解や横引きなどの吊りしろの確保はあらゆる点で重要です。 組み立て式タワーを駆使して、最大限の吊りしろをとるように努めています。

  


線下に果樹や樹木のある場合、アベックキャリア式は有効です。 いわゆるD/d をクリアーしたアベックキャリアに過巻警報装置を取り付けたキャリアを提供しています。 過巻警報装置のみの販売も行っています。



以前は支給機材での索張りはお断りしていました。 『ある物を使って張ってくれ!』 では、当社の安全基準が確保できないケーブルになるからです。 しかし最近では必要な大きさの機材の不足分をリース、若しくは購入していただく前提で支給資材での索張りを行っております。