道道969号交差付近 撮影:H25.11.2 Web公開:H26.4.14


開発架道橋です。ここはニュースにもなったので、ご存じの方も多いでしょう。

開発架道橋

▲道道969号の上に新幹線の橋桁を架けた後、道路の路面から橋桁までの高さ(桁下高さ)を測ったところ、所定の値(4.7メートル)よりも約60cm足りませんでした。
そのままでは困るので、道路を掘り下げて桁下高さを確保することになりました。
写真は掘り下げ後のものです。新幹線との交差部にかけて路面が低くなっているのが分かると思います。


開発架道橋

▲なぜ、このようなことになったのか?※日経コンストラクション(平成25年7月22日発行、P38〜P41、日経BP社)に詳しい記事が掲載されています。
架道橋の調査設計業務の委託中に道路改良工事が行われ、道道969号が嵩上げされました。
嵩上げ後の路面高さは、新幹線工事の発注者である鉄道・運輸機構に通知されたものの、架道橋の設計成果に正しく反映されませんでした。
鉄道・運輸機構、調査設計業務の請負者、詳細設計業務の請負者、工事請負者の四者とも路面高さの正値によれないまま、橋桁架設後の実測で桁下高さの不足が明らかになったということです。
道路を掘り下げる工事の費用は、上記四者の負担となりました。


開発架道橋

▲撮影当時、掘り下げ工事は完成しておらず車道は仮舗装でした。
写真は、掘り下げられた場所をダンプトラックが通過しているところです。掘り下げ前の状態も見てみたかったです。


開発架道橋


開発架道橋

▲桁下の様子


開発架道橋

▲道路を掘り下げれば、当然そこに雨水等がたまるので排水しなければなりません。
ここでは写真右の水路に排水するようです。


開発架道橋

▲集水桝には水がたまっていました。


開発架道橋

▲見ばえが悪いので仮設配管かと思ったら、そうではないようです。


開発架道橋


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