アカスジキンカメムシ (Poecilocoris lewisi) 20mm
2002.7.20 文京区小石川植物園
この日は前日の晩に海外出張(しかもインド)から帰ってきたばかりだというのに、なぜか疲れ知らず。行って来ました、小石川植物園(といっても近いので大した事は無い)。昆虫はかなり多く、しかもチョウ、トンボ、セミなどの大型昆虫が多かった。セミなんぞはニイニイ、アブラ、ミンミン、おまけに小石川植物園では少ないヒグラシまで2頭も見る始末。でもこういう昆虫は飛んでいたり、遠くにいたりして、肉眼では確認できても写真には撮れないのだ。目の前に昆虫がいるにもかかわらず、写真の枚数が全然増えない。おまけに東京地方は梅雨明けでかなりの熱さ(実際この時期の日本は南インドより熱い。インド人もビックリ)。でも天は私を見放さなかった。ああ、神様、仏様、おまけにガネーシャ、シバ、クリシュナ様(→これインドの神様です)。歩いていると、ふと、草叢の中にチラっとこのピンク色が見えた。「おお、アカスジキンカメムシだ。」 以前、白黒の幼虫は港区の自然教育園で見たことがあったのだが、成虫は初めてだ。思ったより大きい。写真に撮ろうとするが逆光だ。このまま撮ってはこの色と光沢感は出ないだろう。いちかばちか、苦手なストロボを弱めに強制発光させて撮ったのがこの写真。
2003.5.18 板橋区赤塚公園  
この木にたくさんの個体がいた。ちょうど、成虫になる時期なのか、終令幼虫と、成虫が同時に見られた。この虫には触らなかったが、良い角度で写真を撮ろうと思い、この葉っぱには触っていた。まさか、ニオイは付いていないだろうと思い、手を鼻に近づけた。それほど嫌なニオイではなかったが、その強さに鼻腔がツ〜ンとなった。