金環日食 2012.05.21 

後で調べた結果、観測点での金環日食の時間帯: 7:28:55s〜7:31:35s


明日は金環日食の日だ。
6ヶ月も前から気にかけていた。
でも、カメラ用のフィルターも、眼鏡も買っていない。
どうも、ケチってしまった。

明日は月曜日。寝不足になる。
休みの日に寝すぎなのだ。
なんか明日撮ると思うと、変なプレッシャー。
天気予報は、微妙な曇りか、晴れか。
いっそうのこと曇れば、よく寝れる、、<おい。

朝は6:00に起きて会社の行きしなに、撮る予定。
カメラには、適当なフィルター(色セロハンの重ねたようなもの)
を付け、ファインダーで撮るつもり。(??)
画面を見ながら撮ると、撮像素子が壊れるんやんな。
しかも、目にも優しく、ファインダーの覗き窓に紙を貼る。
カメラを向け、太陽が画面に入ると、紙が明るくなるだろう。。(想像)

当日ーーー
朝なんとか起きると、カーテンに日差しが差していた。
一気に目が覚め、気力UP↑
予定通り、7:10に現地で撮る準備完了!
さて、太陽は?
帯状の雲が太陽に重なり、薄雲の奥からうっすら形が確認できる状態。
太陽の明るさはころころ変わっている。
カメラにゴチャゴチャ細工をしたが、太陽が目でも見れるぐらいに暗い。
マニュアル撮影、シャッター速度1/4000、絞り22、では全く写らないぐらい。
結局、普通のものを撮るのと同じで撮れた。
これは逆に雲があって運がよかったのか。
明るい時は、ファインダーの前の紙も活躍〜
フィルターいらず。
7:30に本命、太陽がリング状になるが、
継続時間がたったの1分とのことなので、
時計は1秒くるわず合わせて準備してきた。
さて、その時間が刻一刻と迫っている。

そんな中、だんだん雲が厚く、太陽もかすかに見える程度に。
29分には、完全に太陽が見えない。
やばい、焦る、、
ドキドキしながら、7時30分。
まだ見えない。 リングはどこや、、、
秒数を数えて待つ。
もう60数え終わったぞ、、あぁ、終わったか…U

そんな焦りをよそに、姿を現したのは、7:31も優に過ぎたころだった。
それでもこれを逃すまいと、ほんのわずかに見えた太陽を撮った。
やはりリングは繋がってはいないか…
(写真4枚目,07:31:30s) 繋がってることにしましょう(ToT)
しかも若干手振れ!? 太陽で??
シャッター速度は1/160にまで落ちていた。 ほんとに太陽??
このとき、ISO感度を100から200に変える余裕などなかった。後悔した。

その後は、また太陽があまり途切れることなく出ていた。
一人ぶつぶつ。
「運悪すぎちゃう、あの大事な時間だけが太陽なしか」
「あと数百メートル場所が違えば見えたやろ」
「いや、でも雲がなければあんな写真は撮れてないって」
「でもあの時間”だけ”見えないのはアカンわぁ」
などなど。。

現実、ビカビカの太陽なら、綺麗には撮れてないかもしれない。
だからちゃんと形が撮れたことには、胸を躍らせ、興奮しっぱなし。
会社に着いてからも、仕事が手につきますかいな〜。
人に聞くと、会社からとか、その近所、更にそれより北の人は、
晴れてて、ビカビカやったらしい。
このほんの数kmのことで、僕の場所では見ることができなかった…。

前日めんどくさく感じたり、プレッシャーになるぐらいやのに
実際にやってみると、やっぱり撮りたいとムキになってしまう。
悔しさと嬉しさの堂々巡り。
もう一歩届かなかった金環日食への思い、
はっきり撮れたそれ以外の日食の写真のこと。
太陽が欠ける理屈は単純でも、
見たら、大変に感動、興奮してしまうな。



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