初の1日2尾

 

 またビワコオオナマズを狙いに宇治川へ行った。前の釣りで2連続釣れてないので今日こそはモトをとるぞ、と意気ごんだ。6:45に釣り場に到着。50cmほど水位が上がっていた。

 まず餌を確保せねば。(ブルーギルを釣らねば) 今回は魚を入れておくビクも持って行ったのでブルーギルをまとめて釣って入れておくことができる。そして暗くなる(7:15)までになんとか3匹確保。(ほんまは5匹は確保したかったところだが)

 そのとき、向こうの方から釣りをしながらこっちに歩いてくる人影が見えた。「まずいな〜、ますます近づいてきたなー、僕の恥ずかしい釣りを人に見られるのいややからなー。ごそごそ・・・」 その人は前方100mまで来た。どうやら歩きながら広く攻めているようだった。ますますこっちへ来るので、僕は恥ずかしさをごまかすかのようにブルーギルを針に掛けて立ち上がった。もうこのときその人は前方20mまで来ていた。僕は、思い切って何を釣っているか聞いて恥ずかしさと自分の怪しさをごまかすことにした。ところが、「ビワコオオナマズ狙いですか?」っと魚種限定の聞き方をしてしまった。何を釣ってるか聞くはずやったのに〜、カ〜、バカ。やはりその人は、「いえ、ちがいます」っと答えた。前は「何を釣ってるんですか?」と聞いて、嫌そうな顔で、「(ウッセイガキやな!)ビワコオオナマズ。」と答えたので、ついビワコオオナマズ聞きになってしまったのだ。しかし今回はむこうも、「じゃあビワコオオナマズ狙いなんですか?」と気さくに聞き返してきた。げっ、、、まさか聞き返されるとは。。。 僕は、竿も持たずに「はい。」と答え、手に持っている針付きのブルーギルを見せて「これで(釣ります)」と恥ずかしそうに微笑を浮かべて答えた。向こうも微笑を浮かべて通り過ぎて行った。ふ〜、思い切って聞いてよかったけど完全に手釣りのビワコオオナマズ狙いってことがバレてしもたな。まあいっか・・・ (内心喜んでるだろ? まあね、アハハ^o^)

 とりあえずブルーギルを投げてビワコオオナマズ釣りを始めた。ブルーギルは元気に暴れていい感じ。少しすると、僕の前で魚が暴れて水しぶきがあがった。「ビワコオオナマズが魚を襲ったに違いない。シメシメ。ドキドキ」 ブルーギルを水しぶきがあがったところに投げた。少しすると、餌のブルーギルが猛烈に暴れだした。「来てる!奴が!すぐそばまで!あと少し。はやく食え!」 そしてついに、ゴボっと急に重くなって、強烈に引っ張るアタりが来た! 「食た!入った!乗った!」 このときがたまりまへん! 「よし! 1、2、3、はっ!」っとこっちも強烈にアワせた。すると「掛かったーーー!」 掛かったらもう逃すまい!っとジワジワ引き寄せた。「こういう時にさっき通った人が戻ってきたらな〜」っと考えていると、ガサガサっと音がした。「まさか、野犬!? うわ〜怖い、ん? ちゃうちゃう、んー? おー!? まさか!?」 そう。さっき通った人がタイミングよく戻ってきたのです。(こんな想像が現実になるとは) 思わず僕は何回も手を上げて、他人やっちゅうのに、“こっちこっち釣れたで”合図を出してしまった。向こうも気付いたようでこっちに来た。その後すぐにキャッチ。口を持って釣り上げた。その人は、「おー」っと言ってライトを魚にあてて、「うん、ビワコオオナマズですねー」っと言った。どこを見てビワコオオナマズと判断したのかを聞いてみると、「色ですねー。普通のナマズでしたら茶色いですもん」と言った。「ほほー、色で判断したんか。僕は色だけではまだ判断するのに自身がないからな。」っと思った。ついでに、「僕は尾びれのここで判断してましたわ。」と尾びれを見せて言った。むこうも「はーはー」という感じでした。とりあえずここで写真をパシャ。そのときもその人にライトを当ててもらい、おもいっきりお世話になった。サイズを測ると70.5cm。測る場所の地面がガタガタだったのでもう少し大きいかもしれないが、人に見られていると、何回もコチョコチョ移動するのが恥ずかしかったので、クールに測った。そしてすぐにナマズの汚れを落としてリリースした。「やっぱり70cmは小さい方ですかね−?」と聞くと、「うーん、まあそうですが、他の釣り人の話でも大体70cmぐらいみたいですよ。」っと言ってくれた。その後その人と、長々と話が続き、いろいろな魚のことを話した。ビワコオオナマズ、ソウギョ、イワトコナマズ、ブラックバス、連魚、アオウオ、ニゴイ、ギギ、コイ、etc・・・   驚いたことに年上だと思っていたその人は今??歳で????だという。自分は??歳だと言うのがめっちゃ情けなかった。??歳の相手のほうがしっかりしてるんやから。でも話はやけに気が合う。まさかイワトコナマズ(何やねんそれは)を僕と一緒で、釣ってみたいとは、そんな人もいるんやー、とびっくりした。また、ソウギョもそうだが、その人は、大阪府の箕面の池でたまたま、ルアーが尾びれに引っかかって1時間かけて釣り上げた、”ハクレン”(連魚)の120cmを釣ったことがあると言う。なんてスゴいんだ!! 120cm!? ??歳にしてスゴい! めちゃびっくりした。 その後、8:30になって、その人は用事があるのでじゃあ、と言って帰っていった。僕は結局最後まで口下手であった。(年上とは思えない・・・) でもこんな人もいると知って、最高に嬉しかった。最高やー!

 よし、じゃあもう一匹釣るぞーっと気持ちも最大まで乗ってきた。少し移動して2匹目のブルーギルを投げた。でもさすがになかなかアタらない。しかし少しするとまたブルーギルが暴れだしてゴツンと重くなった。また来たかー、今日は最高、ほんま最高と、思いっきりアワせたら、軽い!? なんと気持ちが高まりすぎてただ暴れているだけのブルーギルの引きを来たのと勘違いしてもうたようだった。(空アワせ) 「かー、あほやー、こんな妄想までおこるとは、ブルーギルが弱ってしもだがな」  ・・・1時間ぐらいがたった。また少し移動。そしてまた投げた。今度はゴツんゴツんと妙な暴れ方をした。「これは、ナマズがブルーギルに襲いかかって、ぶつかったに違いない。シメシメ。」とまた妙な妄想が頭をよぎった。しかし今度はあってたみたいで、その後、グワーっと猛烈なアタりが来た!少し食わせて、フッと力いっぱいにアワせた。が、掛かりませんでしたーOh no !! おしい! ハー・・・  餌のブルーギルも戻ってこなかった。あとは最後の死んだブルーギルにかけるしかない。さっき逃した同じ場所に死んだブルーギルを投げて待った。すると、なんとすぐに小さいアタりがコンコンときて、ゆっくりと持っていくではありませんか!さっき逃したやつがまた来て食べたのか・・・だとすれば2匹目やぞー、よう食うこと」  また思いっきりアワせた。今度はガコンっとしっかり掛かったみたい。ヨッシャー!!! そして2分ぐらいで釣り上げた。測ってみると69.8? 9 いやいや、魚を無理やり伸ばして70.2cm。(ほんまかいな) 69cm代より70cm代のほうがいいからなー。 よし!ついに一日2匹目や〜!めちゃ嬉しい!魚を返す前にまた写真を撮った。(9:50)  しかしこのとき携帯電話の電池が完全に切れてしまった。

 ここでもうやめて帰るのが普通だが、さらに粘った。ブルーギルをまた釣って、餌にして、少しずつ移動。欲深いことに、その横でルアー釣りまで始めた。でも残念ながらこれ以上は無理でした。時計がないのであわてて釣具を片付けて急いで宇治駅に向かった。するともう11:25だった。電車の発車時刻は11:29。結局、家には終電の電車で帰った。もしあと5分でも粘っていたら終電にまで乗り遅れて家に帰れないところだった。危ない危ない・・・

 でもほんま今回はメリハリのある最高の釣りでしたわ。最高ー ありがとー! 大自然よー! あと釣り青年さんー!

 

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