CECHH00の修理

以前ブログのほうにて
ゴミ捨て場にPS3があったという話(こちら)
を紹介しましたが、実はその話には続きがありまして・・・




先日また友人からメールがありました。いわゆるお助けコールってヤツです。


「PS3がディスクを全く読まなくなった」


との事。

ってえー!? マジかいな!!
こっちまで泣きそうになりました。

正味0円でゲットしたPS3なのであまり文句は言えませんが、こりゃ痛い話です。
という訳で修理を請け負う事になりました。


症状としてはディスク(CD/DVD/BD全て)を入れてもイジェクトランプ(青いランプ)は点灯するが、画面右上のアイコンがビジーのままで認識せず。
メカのほうも、ディスクを挿入しても「ウィイーン、コツコツ・・・」と音がするだけでディスクが回らない、といったところ。

早速本体を開けてみます。



※特殊ネジが使用されているため、分解には特殊ドライバーが必要です。
  分解・修理にて生じた損害については当方は責任は負いません。自己責任でお願いします。


・分解編


画像クロックで大きい画像が出ます。

まずは本体を用意。


本体側面のシールを剥がす。剥がすと「VOID」という文字が出て、以後はメーカー修理が受けられなくなるので注意してください。
 

次に、シールで覆われていたゴム蓋を外します。
 
特殊ネジですので、特殊ドライバー(6溝穴付き)で回します。
ちなみにマイナスドライバーでも回せました。



カバーを左にスライドさせ、取り外します。


カバーを外すとネジが露出します。ここからは普通のプラスドライバーで回せます。
赤丸は長いネジ、青丸は短いネジ(「S↑」の刻印あり)です。

 
短いネジの隣にある穴の中の爪を押し、右の画像のように後部を持ち上げます。手前は爪で留まってますのでご注意。
持ち上げてしまえばカバーが完全に外れます。


カバーを外したところ。左の黒い物が電源ユニット、右が光学ドライブとなっています。


ひとまず光学ドライブを取り外すことに・・・
光学ドライブ左の短いケーブルを引き抜きます。

 
光学ドライブ自体はネジを通して固定してあるだけなので、ケーブルを外せば簡単に持ち上がります。
フラットケーブルはコネクタを覆ってるシールを剥がし、黒いロック部品を上に持ち上げることで外れます。


これで光学ドライブが外れました。


次に光学ドライブ本体の分解です。
底面にネジがあります。赤丸は黒いネジ、青丸は銀色のネジです。

ネジを取ったら、内部の基板等を傷つけないよう上手い具合でカバーを外してください。

 


 
次にネジを2カ所外し、右の画像のように両端が爪が留まってますので割らないように外します。


これでピックアップに辿り着けました。


ここで何故ディスクを読まないのかを観察です。
メカを動かし、ディスクが挿入された状態にしてみると2つあるうちの内側のピックアップが青紫色に発光するのを確認しました。どうやらディスクの有無はメディアの種類を問わず、BD側のピックアップで探っている様子。
でもちょっと様子がおかしい・・・
おかしいというか、ピックアップの光が弱いのです。どうもLD(レーザーダイオード)が何らかの原因で故障し、レーザー発振していないようです。
これが原因と断定し、部品交換することに。

さてどれから交換しようかと・・・。
ネット上を探してみたところLDを交換する例があるようです。しかし青紫色LDの入手は困難で、交換しても死ぬ程難しい光軸調整が必要らしい。
ピックアップ交換もアリですが、今回のPS3ではピックアップユニットに型番の表記が見当たらない・・・

そこで

この型番。

「KEM-410ACA」とあります。
検索してみたところ見事マッチ。販売しているお店がありました。
どうやらピックアップ・シークモーター・スピンドルモーターと、光学ドライブの中核を一体にまとめたASSYのことのようです。
これだとネジ数本とケーブルを外して交換できるので楽そう・・・

という訳で「ゲームツール」というお店からKEM-410ACAを購入する事にしました。
ちなみにピックアップユニット単体も販売されていたようですが、値段が400円しか違わなかったのでこっちをチョイスしました。レールのグリスをベタベタ触って交換しなくて良さそうですし。



・交換編

さて物語は佳境です。
ユニットを交換するため光学ドライブに繋がっているケーブルを外します。

まず赤丸のネジ2カ所を外し、青矢印のフラットケーブルを引き抜きます。あと、橙の矢印のフレキシブルケーブルは黒いロック部品を持ち上げてから外します。

 
次にASSY。4カ所のネジを取り外すとユニットが外れます。


なお、購入したKEM-410ACAにはピックアップユニットのフレキシブルケーブルと画像の制振ゴムは付属しないため、移植する必要があります。
制振ゴムは画像のように横にずらせば外れるようになっています。


 
そして届いたKEM-410ACA。ちゃんと箱に入って届きました。中身はブリスターパックと袋の中に入っており、いたってシンプル。


PS3に付いていたKEM-410ACAと比較。違いはなさそうですが、何故か今回買ったほうには「KEM-410CCA」と型番の刻印が・・・
まぁ、確かに箱には「KEM-410ACA」と書かれていたから間違いないはず。

とりあえず制振ゴムとフレキシブルケーブルをつけて逆の手順で組み立て。
スピンドルモーターのフラットケーブルは折り曲げ済みだったので、そのまま組み込めました。



その結果・・・

見事復活!
元気にディスクを読み込んでくれました。

今回かかった費用は、交換パーツだけで送料手数料込み約8600円。
ちなみにPS3本体はゴミ捨て場から拾ったため0円。現在中古で本体が1万を軽く超えるのを考えればお得ですね。


これで友人も喜んでくれる・・・はず。



戻る