ウィロー・パターンとは?

 

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英語でウィローは「柳」。 柳・二羽の鳥・楼閣・橋・小舟。 白地に青でこのパターンが描かれた西洋皿を、「willow (ウィロー)」と呼びます。

中国の悲恋物語をテーマに描かれたこのパターンは、1700年代後半にイギリスの銅板彫版師トーマス・ミントンがはじめに作ったとされています。

イギリスでは、18世紀から19世紀にかけてシノワズリー(中国趣味)が流行し、同じパターンの食器が、多くの窯(ミントン社、ウェッジウッド社、ロイヤルドルトン社など)で大量に作られました。

日本にもいつしか持ち込まれ、日本製もたくさん生まれました。あなたのうちでも、むかし使っていたかもしれません。デパートでさがすのは困難ですが、西洋アンティークショップや、日本の骨董屋で古いものをみつけることができますし、復古版の新しいものが出ることもあります。

そんなに高価ではありません。和食・中華・洋食 いつでも使える実用的な食器です。

料理研究家のホルトハウス房子さん、「なぜかお金が貯まる人の習慣」の著者エレン・ジェファーさん・・・などもウィロー・コレクター。   どなたも、その実用性と、中国版ロミオとジュリエットのようなお話、骨董市でみつける楽しさに、魅力を感じておられるようです。

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